”業績が伸びる”会社と”業績を伸ばす”会社。
おはようございます。今朝も勢いで書きます!
IT企業などライフサイクルが成長期の事業であれば、会社の業績がスムーズに伸びていくというのは理解できる。しかし、新築の注文住宅事業や住宅リフォーム事業のような成長期が過ぎ、成熟業界となった事業では、業績を伸ばしにかからないと伸びないのではないだろうか。
”業績を伸ばす”とは、事業計画などで目標売上やビジョンを掲げ、それに到達するための戦略や戦術、採用を組み立てて経営を進めるスタイルを言う。これは、業績が伸びるというよりも、業績を伸ばすといった方がしっくりくる。
ところが、新築の注文住宅事業や住宅リフォーム事業で、目標を掲げて業績を伸ばすやり方ではなく、伸びる経営で成長する会社がある。しかも、しっかりと利益を出している。これまでに赤字になったこともない。
そのような会社の社長に、「ここまで成長をされてきているのですから、ここからさらに会社を大きく成長させていきましょうよ。」という話をしても、受け入れられない。それよりも、社長の私が目が届く範囲の経営、社員にあまり無理をさせない経営を進めていきたいとおっしゃる。
私のコンサルテイングスタイルは会社や事業部を成長させていくことが前提。売上を伸ばし、生産性を高めて、利益を上げていく。そのために目標を掲げて、その達成に必要な計画を立て、戦略を組み立てて戦術をつくり、現場の社員の方と一緒になって実行を進めていく。
これは、”売上を伸ばす”コンサルテイングである。目に見える成果として、半年、長くても一年で上げなければいけないと考えている。時間に余裕があるわけではなく、社長にはいつまでも待ってもらえない。当然である。
しかし、時にはそのようなスタイルではなく、売上の構造を変え、社員にも無理をさせるのではなく、どちらかと言うと今よりも働く時間を減らし、休みがとれるようにしたい。業績を伸ばしていくのは、このステップを踏んでからで良い。このようにお願いをされることがある。
もちろん、その実現のために目標を掲げて、必要なコンサルテイングを進めていくのだが、一方で、業績を伸ばすのではなく、業績が伸びる経営ができている理由に興味もある。
何をどうすれば業績が伸びていく経営になるのか。興味あるテーマなので、また気づきやルール化できたことがあれば、ここで紹介していきたい。
自然と業績がガンガン伸びる経営を目指して、今日もステキな一日に。