カスタム743 カスタム742の物語
今回は趣向を変えて、743目線と742目線で語ってみようかと思います。
ペン:カスタム742F カスタム743F(こちらは845の軸を使用)
ink
・カスタム742:セーラー四季織 常盤松
・カスタム743:パイロット 山葡萄
743、君もまた尊き器
だが、わずかにその躯体の大きさ、
時に握る者の意を超え、
力を求めすぎるがゆえ、
その優美さが少し霞む。
選びし者の手の中に、
742は秘めたる調和を広げ、
まるで松葉の風に揺れるがごとく、
筆跡は自然の詩を紡ぐ。
743の雄々しさは否むことなき魅力、
されど、優勢なるは742の凛とした佇まい。
常盤松の緑、
まるで静かに息づく松林のごとく、742にその本質を映しているよう。
742、君は繊細なる技を持ち、
軽やかな筆跡を描き出す。
だが、その軽快さゆえ、
一部の者には物足りぬこともあらん。
743の逞しき軸が放つ安定感、
それは心の底に響き渡る音。
深紫の詩はこう告げる
743、その大地に根を張る巨木のごとく、
時に威厳を、時に温もりを宿し、
持つ者に堂々たる誇りを与えん。
山葡萄の濃紫は743の力強さを讃え、
豊かな筆跡の中にその優勢を映し出す。