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自己紹介
こんにちは。
発酵旅人の寺島あかねと申します。
国内外で味噌造りの文化を伝えつつ、
「旅」と「発酵」を2大テーマに活動しています。
東京都コンクリートジャングル出身、横浜市在住。
好きな食べ物は、みそ汁。
なんで今の私になったのか、Phaseを追いながら書いて行きます。
「旅」にハマって行くまでの私。
Phase 0 : 「旅」=「観光」
高校生の頃、
「旅」とは、慣れ親しんだ友達や家族と行く「観光」でした。
出会った出来事を、すぐ共有したい。
自分達の思い出を増やしたい。
そんな風に自分の世界を作っていた様に思います。
Phase 1 : 「ひとり」の意味
それが、大学で「英語とベトナム語」を学んで
ベトナム・ハノイに留学して、
価値観が変わって行きました。
「ひとりの方が動きやすい事もある。」
「一人で行動していても、独りだとは感じない。」
もともと一人っ子で、
ひとり上手だったのかもしれません。
大学を出てからは、OLを数年。
ボタンやジッパーなど洋服の材料を、アパレル企業に売る会社でした。
その傍らで、フェアトレードの雑貨屋のお手伝いをチラホラ。
会社では海外との接点がなかったので、
フェアトレードのお店で、少しでも世界と繋がってる感覚が欲しかったのです。
Phase 2 : 「『誰か』を待つ必要はない。」
2011年の東北大震災で転機が訪れ、
勤め先を辞めて2014年にイギリスへ留学。
この時が本当に壮大なひとり旅の始まりでした。
もう「旅」の感覚は、高校生の時とは打って変わりました。
「誰か一緒に行く人を待っていては、自分のやりたい事が出来ない。」
留学先に決めたのは、デヴォン州トットネスと言う町。
そこで生の英語を学びつつ、町のコミュニティ活動に参加するのが目的。
トットネスは、社会を良くしたいと、積極的に動いている方が多い町。
アーティスト、オルターナティブな人が多いとも言われます。
この町のある学校に通いたくて、私は留学を決意したのでした。
学校の名前はシューマッハカレッジ。
「大人のための自然学校」と私は呼んでいます。
こちらで、「地球の旅人」(Earth Pillgrim) と言う授業を受けます。
そもそも、地球ってどんな場所なのか?
どうやったら、サステイナブルに人と自然は共生できるのか?
社会をより良くするには、どんな事が必要だろう?
人生を旅と捉え、それを最高にするにはどうしたら良いか?
こんな事を、参加者やファシリテーターの方々と
6日間、寝起きを共にして一緒に語り合います。
ここで得た学びが、私を完全に旅人に転身させ
得た教えを自分の人生を通して実験してみる
という方向に向かわせます。
Phase 3 : 「旅」=「人生」
フィンランド、スイス、ルーマニア、イタリア (2014)
ニュージーランド(2015)
スペイン、ドイツ、フランス、ベルギー、チェコ、オーストリア
ノルウェー、フィンランド(2016)
ノルウェー(2017)
香港、ベトナム(2018)
ベトナム(2019)
イギリス後も旅を続けています。
旅のスタイルは、「暮らしを訪ねる旅」。
住み込みのボランティアをしたり、
現地の人と出来るだけ交流したり。
食文化を通して、平和的な関係を築いていく事を目標にしてます。
イギリスのトットネスで見つけた
「人生の旅を豊かにする方法」を実験しながら。
**
「発酵」にハマって行くまでの私。
Phase 0 : 「味噌」との遭遇。
なぜ私が味噌に出会ったのか、まずお話しすると、
2010年、友人から「味噌を手造りした!」と言う話を聞きます。
味噌は大好きでしたが、
それまでの人生で、手造りできるとは思っていませんでした。
家族の誰も作った事が無かったし、
手造り味噌をもらう機会もなかったです。(それか気づかず食べていた?)
だから、無性に興味が湧いて、2011年2月味噌を仕込んでみました。
その年は、大震災があったり、叔母を癌で亡くしたり、
彼氏にフラれたり、トリプルパンチの年でした。
味噌を仕込んだ事など、すっかり忘れ、
毎日重い心で、這うように会社に出勤していました。(怖いw)
やっと落ち着いて、味噌を仕込んだ事を思い出し、
容器を恐る恐る覗いてみました。すると、、、
香り、、、味噌じゃん!
見た目、、、味噌じゃん!!
味わい、、、味噌じゃん〜!!!
訳がわからないけど、味噌が目の前に出来ていました。
美味しすぎて笑えました。
私が辛い日々を送っていた傍、
この味噌は1日1日しっかり発酵して半年過ごしてたのか!
そう思うと、味噌のメカニズムが気になりました。
Phase 1 : 無性に気になってしょうがない。
味噌の樽の中では、半年間、一体何が起こっていたのだろう?
なんで、潰した豆と米と塩が、味噌になってしまうのだろう?
しかも放っておいただけで、栄養価が高くなるってどういう事?
ありえない事が、味噌の容器の中で起きているとしか思えませんでした。
それで、通勤時間に本や論文を読んだり、
農大の夏期講習に通って学んだりもしました。
そしていつの間にか、味噌ワークショップを始めていました。
2013年2月の事でした。
先ほどのトットネスに旅立つ1年前。
Phase 2 : みんな!味噌ってヤバい!
周りの人達にも、味噌のあり得なさを聞いてほしい。
これって凄い事なんだよ!と叫びたい私の思いを受け止めて欲しい。
いや、むしろ楽しく味噌仕込んでもらえればそれで良い。
そんな思いで出来て行ったのが、
ミクロの世界の事もしっかりお伝えする味噌ワークショップ。
「発酵人形劇」という味噌樽内の事情を再現した
マペットショーも、もれなく付いてくるワークショップです。
これが有難い事に好評で、毎年じわじわと開催地を拡げています。
ありがとうございます!
Phase 3 : 海外のみんな!味噌ってヤバい!
ここで、だんだんと「旅」のラインと「発酵」のラインが交差し始めます。
2014年、トットネスに旅立った時は味噌仕込み歴4年目でした。
「海外でも味噌造りを広めまくってやる!」とは思っていませんでした。
それが不思議なことに、
必ず旅先で味噌造りに興味がある人と出くわします。
「味噌造り教えられるなら、是非こちらにも来て〜」とまで言われる程。
それで、
海外でも味噌ワークショップ&発酵人形劇が実現して行きました。
でもまぁ、たまたまでしょう。
そんな風にしか捉えていませんでした。
Phase 4 : 発酵狂
冬は日本で味噌ワークショップと旅の資金稼ぎ。
夏は海外で旅と味噌ワークショップ。
こんなループが4~5年続きました。
その間、自分の興味は他の発酵物にも向きます。
これまで読んでくださった方は、お気づきかと思いますが、
私は割とのめり込むタイプです。
発酵の世界にどんどん引き込まれて行きました。
そして遂に食べ物以外にも、
人生や、人間関係、社会も発酵可能なんじゃないかと思い始めます。
味噌は、大豆・麹・塩から作られます。
煮大豆を放置したら、腐って食べれなくなってしまいますが、麹と塩と混ぜる事でさらに栄養価の高いものが出現します。他の発酵も同じ。
人間が環境を整えて、しばらく待ってあげる事で良いものが出来ます。
食べ物だけでなく、土も。
つまり、発酵は「今あるものを更に良くするプロセス」のこと。
「菌」の活躍も不可欠。
ということは、私たちの人生も、「菌」と仲良くなることで
発酵していく!いや、しないわけがない!
こんな形で、
「旅」=「人生」=「発酵」というストーリーが
自分の中に作られて来ました。
旅と味噌造りと出会えたお陰で、
繋がりが出来た方達は数知れず。
2019年から、
「旅」と「発酵」を2大テーマに「発酵旅人」と名乗ることにしました。
これを生業としていますが、
どうやって生計を立てて行くのか、全く未知です!(爆)
でも、味噌造りというものが、
世界で求められている事は肌で感じて来ました。
だから旅を重ねて、「みそのわ」をジワジワ拡げて行きます。
だから、不安定だとしても
この道を行くしかない!という状況です。
こんな私のnoteで宜しければ、
どうぞフォローをお願いします。
「暮らしと食文化」、発酵旅のレポート、イベント情報などを
今のところ発信して行く予定です。
自分の人生は、オルターナティブを見せるために
あるものだと思っております。
そして、食を通して平和な繋がりを紡ぎ出す事。
バカだなぁ〜と思ってもらえたり、
そういう視点もあるんだねと感じていただければ嬉しいです。
もし宜しければ、サポートも頂けると
ノーベル平和賞へグッと近づきます。
よろしくお願いします。
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