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幸せって何?どこにある?もしかして、イマココ? ~高橋優9th album『HAPPY』雑多な感想~

こんばんは、みそのです。



高橋優さん渾身のNEWアルバム『HAPPY』は皆様聴かれましたか?




私は早速聴かせていただきました。
何度も胸が熱くなって、何度も涙が溢れてきて。

聴き終わった後、心の底から湧き上がってくる暖かいとも熱いとも言える想いが止まらなくて。


この熱さを忘れないように、ここに書き残しておこうと思います。 


テーマ性の関係で、ちょっと思想強めになってしまうところもあるかもしれません。ご了承ください。





1.明日から戦争が始まるみたいだ


もしも今、明日から戦争が始まると、言われたら何を思いますか?

もしも今、明日から日常が終わりますと言われたら?

明日いきなり死ぬかもしれないと言われたら?


日常の大切さを痛感させられる歌声。


明日はまだ、日常が続くのなら。

大切なものに向き合う気持ちを、なんてことない日常を慈しむ心を思い出させてくれます。

きっと他の誰でもない、優さんが大切なものを慈しむ想いが乗っかっているからだろうな。


そんな歌詞が乗っかっているメロディは、優さん、バイオリニストの須磨和声さん、ドラマーのダッチさんのスリーピースセッション。軽やかでフォーキーで、でも今この瞬間、戦争が起きている惨い現実も思わせるような激しい音色もあって。 

10年間優さんに寄り添ってきたおふたりの熱さが乗っかったメロディ。ライブでどんな風に披露されるかも、楽しみですね。



2.BRAVE TRAIN


一転して、耳馴染みのある池窪さんのハードなエレキのリフ。



ごちゃごちゃうるせー!!俺は俺のやれることをやるんだよ!!!!
と言わんばかりに、みみっちいことばかり言う世間を置き去りにして突っ走っていくBRAVE TRAIN。
  

その姿は、一生転がり続けると言った優さんの姿と重なって。


聴いていると無敵な気持ちになります。

ライブでは全員で頭と腕をぶんぶん振って、心は突っ走って、頭空っぽになりたいなぁ。
 


3.キセキ


acmfで歌っていた時の優さんの、少し潤んだ目を思い出してしまいますね…

わたしにとってキセキは、きっとそれぞれの『当たり前に』大切な関係性の尊さを歌った曲です。

他人から見たら特別かもしれない。

羨まれるような、もしくは蔑まれるような。


でも他人なんて関係なくて。

生まれてこの方、出会ってこの方、ずっと大切にしてきた目の前の人と紡いできた時間。これから重ねていく時間。


大切な人を思い浮かべながら聴いています。



4.はなうた


優さんが大切な故郷を想う、誰かの大切な故郷を想う心に寄り添う、はなうた。


こんなに優しい『なぁどうした?』を他に知りません。


今回は、壮大なストリングスを中心にしたサウンドが加わりましたね。夏の秋田の、広くて高い青空を思い出します。


5.現下の喝采


ひとつだけ、たったひとつだけ。


明日から戦争が始まるみたいだ、でも、ひとつ、という言葉が繰り返されていましたね。


ひとつずつでいいんだな。


何かと一遍に悩んでこんがらがってしまう私にとって、現下の喝采は救いです。



6.リアルタイムシンガーソングライター



あぁ幸せだな、で終わってもいいはずなのに。
 

まだまだこんなもんじゃないだろ?


あなたにとっての幸せって何?



突きつけられるメッセージに心が震えます。


『絶望したっていい 何度だって』

この言葉、どうして優さんが歌うとこんなにも希望に変わるのでしょうね。


『満ち足りた日々』の『々』から突然不協和音が響く演出が大好きです……ライブでどんな風に響いてくれるだろう……



 


7.winding mind


タイトルから、ちょっとひねくれたロックを想像していました。


全然違った(真顔)


ピアノが響く割と綺麗なフレーズに、ん?どんな曲??と戸惑っていたら、秋田弁が始まって更に戸惑いました笑

そして、秋田に縁もゆかりもなかった自分が、そこそこ秋田弁を聴き取れるようになってて面白かったです、鍛えられてるな自分笑

 

この、メロだけ聴くとどこか歌謡曲みたいな曲に、このアレンジ付ける江口亮さん、変態寄りの天才だと思います()

どん!(どん!(高音))どん!(どん!(高音))どんどど~♪

と繰り返すこの感じ、これ(高音)の方は我々が担当する感じですかね?了解しました、ラスサビのどんどん連打は練習しておきます()

てかブラボーグラデーションってなんですか

 方言全部は分からなくて、しかも今回は標準語訳すらないので、まだ歌詞は全部解読できてはいないのですが、メッセージはぎっしり詰まっていますね。私もどんどど自分の道を突き進みたいな。


 8.雪月風花


この流れ、スタオバのHarazie!!からのルポを感じてちょっとフフってなりました()


砂まみれの心、砂漠に立つ雨雲

って歌詞が天才すぎてもう、私が死んだら墓碑に刻んでほしいレベルです(??)
 

大好きになれるかもしれない人に出会えた時のワクワク感を、乾いて荒んだ心に潤いが戻る予感と解釈してこんなに素敵に言い換えてるの、ほんとにもう…………天才(語彙力)

  

9.かくれんぼ



もしかして。


同じこと頭に過ぎった方いるかもしれませんが。


敢えて明言したくないので、文字にはしません、すみません。



ただただ悲しくて悲しくて、勝手に、生意気に、優さんの心を慮って、声出して泣きました。



お願い、隠れてるなら、出てきてよ。




10.spotlight



この流れで聴いたらやっぱり涙止まりませんよね。


どんなあなただって肯定したくなる。


私にとっての大事な人達にも、ちゃんと好きって言わなきゃなって思います。難しいけど。




11.オープンワールド



不規則で跳ねるような譜割り、ワクワクが止まらないですよね。


世界はきみのもの。


その扉の向こうに待っている、未知のものを思い描いて、一歩進む足は軽やかで。


現実だって案外、オープンワールドのゲームみたいに自由なんじゃない?


そんなメッセージのおかげで、通勤に踏み出す足が軽くなる気がします。



12.青春の向こう側


侍ジャパンのドキュメンタリー映画「結束、その先へ~侍たちの苦悩と希望~」の主題歌として書き下ろされた今作。


今を讃える。

泥にまみれて、ひとつずつ手応えを感じたり、辛いこともあったりした過去を経た『今』を。


これから何が待っているか分からない、無限大の可能性のある未来を見つめられる『今』を。

今日を迎えられたことを。


アルバムリリース記念のトークライブで、「明日じゃなくて、来年じゃなくて、今が素晴らしいって言いたい」という思いで作った、というようなことを優さんが言っていました。



そうか。


幸せって、闇雲に求めるものじゃなくて、『今』を慈しむことができることなんだ。



優さんの歌はいつだって、今ある幸せに気づかせてくれます。


思えば私が優さんの歌を聞き始めて10年、ずっとそうでした。


『HAPPY』は、まさにその集大成で。


『いつでも『今』が一番幸せ』という優さんが、このアルバムに込められたメッセージを、『とにかく早く聴いてほしかった』と言ってくれる。

ああ、出会えて幸せだなぁ。


一生、この幸せを讃えていたいな。


きっとツアーで、たくさん讃えることができるだろうから、今からそれが楽しみで仕方ありません。

 

優さん、次はツアーでお会いしましょう。



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