レビューとレポート第54号
レビュー
[1]方法主義のシンギュラリティ、あるいは世界創造のレシピ ―「IAMAS ARTIST FILE #09 〈方法主義芸術〉―規則・解釈・(反)身体」展 レビュー
山本和弘
https://note.com/misonikomi_oden/n/n7888e5de1df9
レポート
[2]「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」記者発表会速報
東間 嶺
https://note.com/misonikomi_oden/n/n554aa7823c2b
[3]梅津庸⼀・神崎倍充 ⼆⼈展「ひげさん」 レポート
https://note.com/misonikomi_oden/n/ne2af66247ea2
お知らせ
これから
『シュルレアリスム宣言』100 年 シュルレアリスムと日本
会場:板橋区立美術館
会期:2024年3月2日 ~ 4月14日
※3月26日(火)から後期展示
■講演会「シュルレアリスムと日本という場所」
日時:2024年3月9日(土)14:00 ~ 15:30
講師:速水豊(三重県立美術館長)
■ワークショップ「制作のお話とコラージュのワークショップ」
日時:2024年3月16日(土)14:00 ~ 15:30
講師:ユアサ エボシ(画家)
■対談「シュルレアリスムと東京・京都」
日時:2024年3月23日(土)14:00 ~ 15:30
講師:伊藤佳之(福沢一郎記念館)、清水智世(京都文化博物館学芸員)
■講演会「シュルレアリスムと池袋モンパルナス」
日時:2024年3月30日(土)14:00 ~ 15:30
講師:弘中智子(板橋区立美術館学芸員)
■講演会「越境するシュルレアリスムーヨーロッパと日本」
日時:2024年4月13日(土)14:00 ~ 15:30
講師:河本真理(日本女子大学国際文化学部教授)
全て要申込。定員になり次第、受付終了。詳細はWEBにて。
ttps://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001737/4001747.html
画像提供:板橋区立美術館
ARTISTS' FAIR KYOTO 2024
会期:2024年3月1日(金) ~ 3月3日(日)
アドバイザリーボード展覧会会場は3月10日(日)まで
メイン会場
京都国立博物館 明治古都館(京都市東山区茶屋町527)
9:30 ~ 17:00(最終入場16:30)
京都新聞ビル 地下1階(京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町239)
10:00 ~ 17:00(最終入場16:30)
アドバイザリーボード展覧会 会場
音羽山 清水寺(京都市東山区清水1丁目294)
10:00 ~ 17:00(最終入場16:30)
会期中はシンポジウムやトークセッションが行われ、SATELLITEや参加アーティストのオープンスタジオも開催されます。
トークセッション
「美術批評から再考するフェミニズム、クィア理論、インターセクショナリティ」
日時:2024年3月2日(土)14:00 ~ 15:20
登壇者:山本浩貴(文化研究者、アーティスト、金沢美術工芸大学講師)、寺田健人(写真作家、美術家)、 鈴木涼子(美術家)、千葉由美子(Yumiko Chiba Associates 代表取締役)(モデレーター)
主催:D/C/F/A
要予約。詳細はWEB。
http://ptix.at/Fy3IZf
画像提供:ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
―国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ
2024年3月12日(火) ~ 5月12日(日)
国立西洋美術館
参加アーティスト
飯山由貴|梅津庸一|遠藤麻衣|小沢剛|小田原のどか|坂本夏子|杉戸洋|鷹野隆大|竹村京|田中功起|辰野登恵子|エレナ・トゥタッチコワ|内藤礼|中林忠良|長島有里枝|パープルーム(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わきもとさき)|布施琳太郎|松浦寿夫|ミヤギフトシ|ユアサエボシ|弓指寛治
画像提供:国立西洋美術館 広報事務局
開催中
文谷有佳里:なにもない風景を眺める
奈義町現代美術館(岡山県)
2024年2月3日(土) ~ 3月10日(日)
■ワークショップ 「みえないドローイング」
3月10日 (日)13:30~14:30
■アーティスト・トーク
3月10日 (日)15:00~
登壇者:筒井宏樹 (鳥取大学准教授)×文谷有佳里 (アーティスト)
※会期中、希望者には学芸員による作品説明もあり。
詳細は美術館のWEBにて
https://www.town.nagi.okayama.jp/moca/
画像提供:奈義町現代美術館
コレクションズ・ラリー 愛知県美術館・愛知県陶磁美術館 共同企画
愛知県美術館
2024年1月16日(火)~ 4月14日(日)
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000431.html
■トークラリー(学芸員による展示説明会)
1月21日(日)、2月10日(土)、4月6日(土)各回11:00-12:00
3月8日(金)18:30-19:30
画像:プレス向け内覧会で撮影
豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表
東京都現代美術館 企画展示室 1F
2023年12月9日 ~ 2024年3月10日
休館日:月曜日(1月8日、2月12日は開館)、12月28日-1月1日、1月9日、2月13 日
開館時間 10:00 ~ 18:00
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/toyoshima_yasuko/
展示風景:プレス向け内覧会で撮影
白井美穂 森の空き地
府中市美術館
2023年12月16日(土)~ 2024年2月25日(日)
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakuten/Mio_shirai.html
展示風景:プレス向け内覧会で撮影
決定版! 女性画家たちの大阪
大阪中之島美術館
2023年12月23日(土) ~ 2024年2月25日(日)
https://nakka-art.jp/exhibition-post/women-painters-2023/
https://www.ktv.jp/event/wosaka/
画像:「決定版! 女性画家たちの大阪」広報事務局より提供
弊誌へレポートを寄稿してもらっている東間嶺さんが運営するオルタナティブスペースナミイタ、それが付属するアトリエトリゴヤ並びに隣接するアトリエ306へ、隣接する造園業者の敷地の火災が延焼しほぼ全焼しました。当該敷地を間借りしていた人物による失火が原因とのことです。これによりナミイタが活動できなくなっただけでなく、アーティストの数十年にわたる活動の記録と作品が破損、消失する事態となりました。
連日、罹災後の状況報告がnoteへアップされています。義捐金の募集もしているのでそちらをご覧ください。
画像提供:東間嶺
表紙について
1月タイトル
眠り続ける姫を起こすにはーーー?
現代に生きる くの一 と 陰陽師 の2人が、力を合わせて(?)がんばります!!
解説
1月はお正月ということで、和のモチーフを使ってバトルものの物語を作り、和紙を貼りこんだり赤色の衣装や牡丹を描いて華やかな表紙を作りました。
戦う女の子のモチーフは2000年代前後の少女マンガでもよく登場し、今回は当時「りぼん」で連載されていた松本夏実先生の『聖♡ドラゴンガール』(りぼん、1999~2003年)からヒントを得て、物語や絵(髪の毛や牡丹など)の描き方などを参考にさせていただいています。また、この当時は少女だけではなく少年も共に戦う物語が多くみられ、男子と対等かそれ以上の力を得る少女たちがカッコよく描かれていました(例:『神風怪盗ジャンヌ』(種村有菜、りぼん、1998-00年)、『カードキャプターさくら』(CLAMP、なかよし、1996~2000年)など)。
また、「姫」を助ける設定は少年誌等で定番の物語ですが、少女マンガでは少女が少女を助ける構図となり、助けた後に少し複雑な展開をすることがあります(例:『魔法騎士レイアース』CLAMP、なかよし、1993~1995年)。勇者と姫の関係性において、恋愛という結び付きがない場合の連帯の難しさやすれ違いが発生する様子はとても興味深いです。
宮野かおり
あとがき
原稿募集中です。掲載希望される方は下記連絡先まで。
弊誌お知らせへの掲載、あるいは取材を希望される方はプレスリリースを下記連絡先まで送ってください。
展示や内覧会についても招待いただければ取材へうかがいます。
美術館、ギャラリー、オルタナティブスペースどこでもokです。また美術に限定しませんのでお気軽に。
レポートを執筆してもらえる記者、展示レビューの執筆者を募集中です。
画像は全て許可を得たうえで掲載しています。無断転載はできません。
企画・編集:みそにこみおでん
スタッフ(校正担当):シロクマ
表紙絵:宮野かおり
連絡は下記へみそにこみおでん宛にお願いします。
E-mail: aspma260[あっと]gmail.com
X(旧 twitter):@misonikomioden
facebook: https://www.facebook.com/misomuoden
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バックナンバー
https://note.com/misonikomi_oden/m/m075a5bacea51