ART FAIR TOKYO(アートフェア東京 2024年)レポート
日本最大のアートフェア、ART FAIR TOKYO(アートフェア東京)が開幕した。会期は3/10(日)まで。
本展の見所などを解説した記者会見のレポートや展示の一部を詳しく取り上げた記事は次のとおり。
プレビューのオープニングレセプション。左から鬼頭健吾、久保田真帆、北島輝一。後方の写真はメインビジュアルへ採用された鈴木理策の作品。
株式会社メルコホールディングスの協賛で設置された鬼頭健吾の作品の前にフォトセッションが行われた。
本レポートではGalleriesを中心に紹介したい。
岡本太郎の個展を行う「門司ファインアートギャラリー」。
中央に掲げられた巨大な作品は圧巻。
縄文土器を取り扱う「去来」。
記者会見では小松隼也が購入先に挙げていたギャラリーのひとつ。
火焔があるものが需要が高く、火焔だとわかる欠片だけでも高価なのだとか。そうでなくても縄文土器は魅力的であり、現代美術と比較するとお手頃なのではと思う値段であった。
「水戸忠交易」。ルーシー・リーの大きな鉢や日常で使用できるカップとソーサーを展示している。
「しぶや黒田陶苑」は鈴木治と八木一夫の二人展。
「ギャラリーうつわ菜の花」。黒田泰蔵のシンプルで白い陶磁器に対し力強い井上有一の書が対置されて展示された空間。
このギャラリーも記者会見で小松隼也が購入先に上げていた。
会場を上層階から。
Mr.のインスタレーションが遠くからでも目立つ。
「Kaikai Kiki Gallery」 から。obの作品は2011年のもの。デビュー直後の作品ではないだろうか。タカノ綾のドローイングも魅力的だ。
「思文閣」は関西のコレクターが有する白髪一雄のコレクションをまとめて展示。
「ときの忘れもの」ブースの中央には建築家である佐藤研吾のピンホールカメラとそのインスタレーション。佐藤は喫茶野ざらしへ関わった建築家だと記憶している。
松澤宥の作品。「ギャラリーセラー」。
大空間にスマートな展示をする「タカ・イシイギャラリー」。右側の作品は五木田智央。
照屋勇賢展を行うのは「Koichi yamamura gallery」。永善堂画廊のオーナーである山村浩一が新コンセプトで展開しているギャラリー。
「MEM」では中里斉の大作を紹介している。
中里についてはこちらを参照。
「黒田陶苑」では北大路魯山人の作品を中心に紹介。奥には魯山人よる男性用便器があるが最大級のサイズでは?便器は大きいうえに通常は設置してあるのであまり流通してないそうだ。中央は別の作家。
「Contemporary HEIS」は昨年に続き、菊畑茂久馬を紹介。作品では丁寧なマチエールの作り込みを確認できる。
参考
ART FAIR TOKYO(アートフェア東京)
会場
東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
日程プライベートビュー(終了)
3月7日(木)
11:00 ― 19:00
パブリックビュー
3月8日(金) ― 10日(日)
11:00 ― 19:00
※最終日の10日のみ17:00まで
レビューとレポート