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安藤裕美 学舎での10年をめぐって 「ナビ派」と「パープルーム」への眼差し

…パープルームはまもなく移転する。
2年前、突然大家が訪ねてきて「ここを取り壊すので引っ越してくれ」と告げられた。確かにこの建物は老朽化が激しく、階段が錆びて崩壊寸前だったり、大型トラックの振動でものすごく建物が揺れる。しかしその宣告に私はものすごくショックを受けた。「パープルームってずっとここにあるわけじゃないんだ…」
当たり前のことだが、慣れ親しんだものはいつしかあることが当たり前になってしまうけれど、失う時になるといつも惜しくなる。
私はパープルーム自体が一枚の絵画だと思う時がある。色々な人たちの思いや物語が錯綜してきた共同体にはその痕跡がたくさん残されている。

WEBより


安藤裕美さんがパープルームギャラリーで個展を開催中です。
梅津庸一さんによるテキストや、安藤さん自身による解説はWEBをご覧ください。

パープルーム予備校から数えれば10年近く安藤さんが過ごしてきた建物の取り壊しが決まりパープルームギャラリーは立川へ移転となります。あと1ヶ月と少し。そう考えると今回の個展は満を持しての個展であり、パープルームのアーカイブ展でもあるのかもしれません。



《ギャラリスト座談会 神田雄亮(Kanda & Oliveira), 小山登美夫 ( 小山登美夫ギャラリー), 藤城里香( 無人島 プロダクション), 李沙耶(LEESAYA), 梅津 庸一( パープルームギャラリー)》 2023 年





さて、ここでは過去にレビューとレポートで掲載した安藤裕美さんに関するテキストを掲載します。
展示の参考にご覧ください。


安藤裕美 個展「光のサイコロジー」on Sundays (2020年)

展示の様子


安藤裕美の絵画について


安藤裕美のアニメーションについて




梅津庸一展に寄せたパープルームのまんが




安藤裕美個展 学舎での10年をめぐって 「ナビ派」と「パープルーム」への眼差し

会期:2023年11月10日(金) - 11月20日(月)
時間:15:00 - 20:00
場所:パープルームギャラリー
企画:梅津庸一
https://parplume-gallery.com/

画像提供:パープルーム


《みどり寿司で歌う千葉一夫とわきもとさき》 2023 年


レビューとレポート