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アーティゾン美術館開館記念展の内覧会へれっつご〜なり!

わきもとさき(パープルーム予備校5期生、美術家)


アーティゾン美術館開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」のオープン前のプレス内覧会というイベントへ行ってきましたなり!プレス向け内覧会なんて初めてなり!!
「アーティゾン美術館」ってなんだか強そうできらきらしたお名前なりね。改装前はブリヂストン美術館という名前だったらしく、こちらはスピードが速そうなお名前。

今日はお天気がよくてわたしはぽかぽかとしたお昼時に自宅をでたなり。
神奈川県の相模原駅から美術館へ向かうために電車に乗って向かっている間、ふと内覧会へ来る人たちはどんな人たちなりかね?ということをむむっと考えたなり。スーツ姿の人がたくさんいて緊張感がすごそう…とか、そのうちわたしも緊張してきて、ありもしない関係者挨拶どうしよう…と心配をしたりしてしまったなり…。名刺も持ってないしなぁ…とか考えていたら、次第にうとうとし始めてしまって、気がついたらもう美術館の最寄駅である東京駅についてしまったので急いで電車を降りたなり。

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アーティゾン美術館は東京駅にほど近く、大通りの分かりやすい場所にどどどんと構えたお姿で目の前に現れたなり。外観は周りのオフィス街に馴染んだキレイな建物。新築のお家におじゃまするみたいでちょっと緊張するなり。建物の外では、内覧会に来ている人たちの列ができていて、わたしもその人たちと一緒にアーティゾン美術館へ吸い込まれたなり。


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中へ入ると、まず取材の仕方や写真を撮るときの注意事項などが記載された紙を渡されたなり。厳重なりね。よく見なきゃなり。会場を見渡すと、ここへ来る前に電車の中で心配性になっていた自分のことも忘れるくらいにスーツ姿の人は少なかったなりね。

内覧会は館長さんのご挨拶から始まり学芸員さんが展示解説ツアーもしてくれたので、興味津々に人の群についていったなり。

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展示会場は6階から始まって5階、4階へと降りていきながら鑑賞できるなり。6階・5階は企画展を中心に、4階は石橋財団コレクション中心に展示のお部屋として今後は使っていく予定らしいなり。5階の奥には、下の階を見下ろす吹き抜け空間があって、5階と4階が一緒のお部屋のようになっていたなり。今後の企画展とコレクション展の関係が、この吹き抜け空間によってどんな風に作品の見え方に影響していくのかワクワクするなりね。


特にわたしの目を引いたのは6階の展示(第1部 アートをひろげる)なり。時代やテーマごとに壁で区分けされた小さいお部屋が集まった空間。そこにあったジャン・フォートリエさんやヴォルスさんなど「アンフォルメル」の作家のエリアにとても感動したなり。

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わきもとさき 「home bag」2018 紙.鉛筆.ビニール.ガムテープ 紙.鉛筆.ビニール.ガムテープ  22.3㎝×27.7㎝

わたしは一人暮らしや生活をテーマに制作しているなり。
生活の中から出たゴミを貼り付けたり、制作とも生活とも言えない様々な行為の痕跡を作品に持ち込むことが多いなり。アーティゾン美術館に展示されていた作品の中でもフォートリエさんやヴォルスさんたちへ親近感が湧いたのは、わたしと制作手法が違うけれど、人間の内側から滲み出てくるような作品だからなりかね。アーティゾン美術館でわたしへ届いた作品のように、わたしも時代を超えて誰かに届く作品を作れるようにがんばるなり!

アーティゾン美術館の内覧会へ行けて本当によかったなり。


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アーティゾン美術館
開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」
2020年1月18日(土)ー3月31日(火)
10:00~18:00(毎週金曜は20:00まで、但し3月20日は除く)
休館日は月曜日(2月24日は開館)と2月25日(火)
入館は日時指定予約制です。詳細はWEBを御覧ください。
https://www.artizon.museum/



撮影:わきもとさき、みそにこみおでん
レビューとレポート第9号(2020年2月)