名大の推薦入試
概要
今回は私の母校である名古屋大学(名大)について書いていきます。と言っても、ネットで見るような表面的な情報ではなく、生のリアルな声を届けたいと思います。入学定員も少なく未知に満ちた推薦入試についてつづります。
名大推薦の今と昔
残念ながら私が受験した2009年と今とでは事情が異なります。
昔は私の工学部も共通テスト(当時はセンター試験)を課さない形式の推薦入試でしたが、2023年現在は文学部を除き共通テストを課す形式となっています。
最新の入試情報は大学のHPでご確認ください。
当時の工学部の推薦
当時は共通テストではなくセンター試験でしたが、今の文学部と同じパターンでセンター試験を課さない方式でした。
以下の要件を満たせばだれでも受験可能でしたが、私も河合塾のチューターに教えてもらうまでほとんどその存在を知りませんでした。
出願したい!と思っても手遅れになる場合もあるので、以下の受験条件をご確認ください。この条件は現在の文学部と同じようです。
成績は高校3年間分すべて対象なので、1年次からコツコツと学校で良い成績を取らないといけません。また滑り止め受験も不可です。そして、学校から2人までなので進学校ほど競争が激化しそうです。
学習成績概評がA段階(4.3〜5.0)
合格したら必ず入学する
各学校最大2名までしか受験不可
※昔の情報になります。現在の情報は大学にご確認ください。
試験内容
試験は一般入試と異なるため、ある程度時間を取って対策が必要です。私の場合は以下の内容でした。詳しくは今後別記事で書こうと思います。
志望理由書
試験(物理)
面接
推薦で入ると苦労するのか
結論、苦労しませんでした。が、そもそも大学の物理、化学、数学は想像以上に難解です。高校の知識だけでは太刀打できないので、推薦でも一般入試でも入ってどれだけ頑張るかというところかと思います。
最終的には学部4年間のGPA(成績)が3.7/4.0でした。また、この成績を使って学部4年次の研究室配属も有利に進み、希望の研究室に行けました。
また、院試においても推薦入試(筆記試験免除入試)を受けることができました。が、こちらの推薦入試は、材料力学、量子力学、熱力学の問題がその場で渡されて、そのうち一問を選んで、教授陣10人を前にホワイトボードで解いて解説するという激ムズ試験で落ちました。結局一般入試で大学院を受験し運良く第一希望の研究室に入ることができました
なお、学部時の研究室に残留できましたが、院試の順位で研究室が埋まっていくので、人気の研究室に残るには受かるだけでなく上位での合格が必要でした。この辺の勉強の話も別の記事で今後紹介できればと思います。
推薦のメリット
メリットは以下の通りです。
志望校の受験回数が増える
受験からの早期解放(場合による)
論文、面接に強くなる
自己分析を通じ進路が明確になる
デメリット
デメリットはあまりないですが、こんな感じです。
準備に時間がかかる(一般対策と並行)
高校で良い成績を取らないとダメ
いかがでしたでしょうか?より具体的な話などなどまた紹介できればと思います!
少しでも参考になれば幸いです。