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#004 let's go、ポケGO地獄
皆さん、元気にポケGOしてますか?
都会でポケGOしている人は、大きな公園内をぐるぐるしたり、自転車を使ったり、時には車を使ったりして、ピンポイントで楽しんでいる人が殆どだと思うんですが…。
ベルギーは違います。
ここに写っている人たちの85%はポケGOプレイ中です。自転車や車で手抜きする人が全然いない!日本なら自転車勢めっちゃいるのに!?なんで!?
私がベルギーに行った際、ちょうどコミュニティデイという特定のポケモンが大量発生し、色違いも出やすくなるというイベントがありました。
それはすごい人、人、人。大人から子どもまでスマホやタブレットを駆使して狩るわ狩るわ。しかも、日本と違ってみんなオープンオタク。
あちこちから \\shiny!!!!// と雄叫びが聞こえます。
因みに、shinyは、日本でいう色違いの意味。
嘘…日本のオタクはそんな雄叫び上げない…。みんな能面みたいな顔して黙々とポケモン捕まえてるし色違い出たタイミングなんて内心ほくそえんでるだけで誰にも分からないのに…。
「何匹捕まえた?」
「5匹!」
「オレ、9匹〜♪」
こんな会話が繰り返される。
いや、誰なの、知り合い?え?違うの?嘘…コミュ強こわ…。
そしてまた別の日、今度はレイドバトルで伝説のポケモンの色違いが捕まえられる事となり、颯爽と狩りに出る我々、もとい、彼と引きずられるようにして出てきた私(移動の疲れが癒えてない)。
レイドバトルは、ジムまで行かないとバトルが出来ない。移動必須のイベント。
しかも日本の都会と違ってブリュッセルでもジムが密集していない!ジムの間隔がだいたい1キロ前後離れているのに、ジムからジムへ、そしてジム、またジム、更にジム…。
殺す気か!?!?!?
しかも、誰一人として自転車や車を使わない。
自力。脚力。体力の化身。
こちとら2、3回のバトルで十分疲れているのに「ハヤクゥ!!」と急かされる。
そうして、なんとかジムに着いてヘトヘトでバトルをするも「次はここのジムね」と言われるジムが明らかに2キロ近く離れている…死にたい…。
団体で猛然と移動するベルギーのオタクたち。せめて飯を…飯を食わせてくれ…。
ジムに着いて先客がいると声をかけて「一緒にやって良い?」なんてコミュニケーションを取っているし、顔見知りだと「進捗どー!?」なんて実にフレンドリー。
信じられない…。日本のオタクはレイドバトルをする時は鴨川レベルで等間隔で壁沿いに並んで誰とも目を合わさず、さもプレイしてませんけどみたいな顔してやってるのに…。なんなんだ海外のオタク…。
結局午前中から夜まで延々とポケGOする毎日で1日の歩行距離は15キロ。足が痛い、腰も痛い、食事をする体力すら残ってない。日本に帰る頃にはちょっと痩せてました。
因みに、これは私が足手纏いになってこの距離であって、彼らはいつも25キロくらい歩くとのこと。
軍か。