判定をめぐるあれこれ
現在バーレーンで行われているU-19アジア選手権。
世界大会への切符がかかってるのもあってけっこう注目度高いように感じてます。サッカークラスタ限定ですが。
で、昨日のカタール戦で俺たちの中山が高い打点のヘッドをぶち込んだのですが、堂安がオフサイドだったとして無効に。
例によって解釈をめぐって割れるネット界隈。
オフサイドポジションにいた堂安が頭を振っているのは確認できます。
これがDFへの干渉なのかGKへの干渉なのかはわからないですけど、まあ「理解はできる」という判定なのかなって思いました。
専門誌での報じ方
で、これをめぐってサカダイさんがこんな記事を。
【U-19代表】オフサイドでゴールが幻に。“被害者”の堂安は「俺、触ってないですよ」と主張
最近のメディアの報道の仕方を見ているとこの記事をまんま信じること自体ができかねるのですが、つっこみどころをいくつか。
①俺、触ってないですよ
この判定の正誤以上にちょっと心配になるのが堂安選手のこのコメント。
そのシーンについて、堂安本人は「俺、触ってないですよ。オフサイドということになってますけど。今日はなんか、審判に目をつけられてましたね。俺は“無罪”です。なんも触ってないです」と主張。中山のシュートに反応しているようにも見えたが、真っ向から否定した。
本当にこれをそのまま堂安選手が言ったのだ、と仮定すると。
「誰かルールを教えてやってくれ」という話になります。
こちらのサイトをご確認ください。
JFAのサイトなので信頼しましょうそうしましょう。
そのうちの「相手競技者への干渉」でもオフサイドを取られるというのに本件は該当していると思われます。
ですが、堂安選手のコメントを読むと「触らなければいい」と思っている節があると読み取ることができます。
プロですから、これまずいです。
彼がこの先勘違いしたままだと非常に痛いので、誰か耳打ちして教えてあげてください。
今回の判定の正誤以上に気になります。
②中東の笛
写真のところのコメントですね。
サカダイさんはこの判定を「中東の笛」という解釈をしているととってよさそうです。
人間がそんな綺麗なもんじゃないってのは思うところあるので、この笛が完全にないかって言ったらそんなこともないんでしょうね。
ただ、「誰が見たって誤審」てレベルの判定じゃないから、悪意なんてないと思うけどね。
もっと酷いの、過去にあったじゃない。思い出せないけど。
今回の判定も感情論として「なんだよ!中山の得点がっ!ガッデム!!」と思ってはしまいますけど、冷静に検証したら「あー、そういう解釈ね」と理解もできますし、そういう人けっこういた。
それにね。今回のこれを「誤審」と仮定したとします。
だけども、サッカーは誤審で負けることもあれば勝つこともあるってつい最近我々は学んだばかり。
人間が判定している以上、誤審を根絶することは不可能なわけで。
もちろん、根絶に向けた努力は続けていくべきなんでしょうけど。
そして、中東の笛というのは明確に「悪意」を想定しているわけですけど、ただの誤審はそんなことないわけで、ここには大きな差があると思われ。
つっても確認のしようもないけどね。
この審判団が誠実に裁いていた人たちの可能性も大いにあるので、そっち信じてたほうが幸せ。お花畑といいたきゃ言ってくれ。
おわり