9度目こそは喜劇となりて
この24年間の人生、県内県外問わず何度引越しをしてきたことか。
正直飽きる。
荷造りは面倒、荷解きも面倒、役所手続きも面倒、荷運びも面倒、面倒なことだらけである。
8回もしていれば楽しみなことなど、そうなくなってくる。
ただただ面倒臭い、この1点のみで思考の全てが支配される。
今回は9度目の引越し。
今までは逃げるために引越しても、結局すぐに何かしらの面倒事に巻き込まれ。引越し早々、引越したことが水の泡と化すことが多かった。
なんと今回の行き先は福岡。
本州を転々とした結果、ついに九州まで飛んでしまった。
自由すぎないか私。
まあ、そんなことはさておきだ。
引越しとなると、人によっては思うことも多々あるんだろう。
土地が好き、人が好き、店が好き。食べ物が好き。
土地にはその土地ならではの魅力があって、その土地を離れたくない人もいる。
だけど、そうではない人もいる。
執着するほどの物も、居場所も、何も持たない人間からしたら引越しなんて面倒なだけの作業でしかないのである。
どこに引越そうが、どこに居場所を見つけようがそこに留まる気なんて微塵もなかった。留まれるとも思っていなかった。
どこに行っても、その瞬間からその場所を離れる算段まできっちり考えていた。
私はこう見えても案外、石橋は叩いて渡るタイプなのだ。
それが今回はどんな無計画さだろうか。
石橋を叩いて渡る奴は引越しを決めた当日に荷物を纏めてその土地を発ったりはしないだろう。
つまり、私が石橋を叩いて渡るタイプというのは真っ赤な嘘だ。
引越しを決めた理由はちゃんとあった。
引越しを決めるまでにも紆余曲折あった。
何か色々と本題から逸れていきそうだし、既に本題からは逸れている気がするので、これ以上脱線しないためにも詳しい説明は省くが。まあとりあえず色々あったのだ。
離れる日が来るのだから、離れがたくならないように感情移入はなるべくしない。
その土地に大切なものを作らない。未練が残るようなものを作らない。
そう決めて、今までの24年間を生きてきたつもりだった。
そんな私が福岡での生活を満喫し、既にこの土地から少し離れがたくなっている。
そしてそんな私が今、福岡でこうしてnoteを書いている。
福岡に引越したらnoteを書こうかなんてことを元々言ってはいたが、まさかその日が来るのがこうも早いとは。
まあ最初のnoteだし、あんまり長くなっても仕方ないから今回はこの辺で留めておくことにしよう。
このnoteをどれだけの人が読んでくれるかは分からない。
読んでくれる人の中にはspoonでのリスナーさんも、そうでない人もいるだろう。
何もない、何も持たざるのが私である。
spoonのリスナーさんは、枠では見れるか見れないか定かではない、私の少し違った一面を。
そうでない人は、私生活での私やspoonでの私を。
それぞれの楽しみ方で、私が自由気ままに生きているのを気まぐれ程度に読んでもらえたら。
次回はゆるゆると自己紹介でもしようかと。
それでは、今回はこの辺で。