就活と、わたしの「可能性」の話
「大学3年生になってしまった」
きっと多くの人がこの気持ちを経験してきたことだろう。例に漏れず、私もそうだった。
就活、将来、不安。
まさにこんな感じ(笑)
別に就活自体が嫌だったわけじゃない。でも色々な情報を得る中で、「企業が求めている人物像」がだんだんわかってきた。
・自己PRを1分以内で簡潔に伝えられる人
・グループディスカッションで役職をとれる人
・エントリーシートが上手にかける人
きちんと準備すれば、ある程度「企業が求めている人」には近づくことができると思う。でも、「内定をとるために立ち振る舞う自分」は「企業にとって都合がよいだけの人間」になってしまう違和感があった。本当の自分はどこへ?みたいな。だから私は今就活をするべきではない、立ち止まる時間が必要だと思った。
そんなこともあり、私は今大学を休学して、デンマークにいます🇩🇰
ところで先日、ある先生に「5年後、10年後のあなたは何をしていると思う?」と聞かれた。「働きやすい企業に勤めて、できるなら家庭を持っていたい」が最初に思いついた答えだった。でも、スペインから来た人が「働いてお金貯めていろんなところ旅して、お金が尽きたらまた働く〜(笑)」って言ってて、そもそもその発想がなかった私は
まだめっちゃ就活脳じゃん!
って思ってしまった。
悔しかったから、そのあと色々考えたんですよ。自分の将来、仕事、夢。
(ちなみに私の保育園の頃の夢は「どんぐり」だったらしい)
その結果、「夢」ほどたいそうなものではないけれど「できたらいいな」って思ってたことがたくさん浮かんで来た。
・自分のお金で大学院に行きたい
・旅するように暮らしたい
・日本社会の生きづらさを解決するために、何か行動したい
就活が近くにつれて、これらの「できたらいいな」は無意識のうちに見えなくなっていた。これが就活の怖いところ。
でも、最初に挙げた「企業の求めている人」になるよりも、この「<できたらいいな>を実現する人」の方が、ずっとワクワクするし自分の人生を生きてる!って私は思う。
以前ある人が「内定もらえないと、自分という人間を否定されてる気持ちになる」って言ってた。でも、その人はすごく勉強熱心で優しくて素敵な人で、たくさんの可能性を秘めている人だった。その時は当たり障りのないことしか言えなかったけど、今ならちゃんと言語化できる。
「就活」はひとつの手段、
その先にある「人生」がすべて。
就活が得意な人もいれば、苦手な人もいる。たまたま内定や合否という形で目に見える結果が出るけれど、それがまるまるその人の評価ではないと思う。
今でも就活サイトからのメールが届くたびに、就活脳がフラッシュバックする。でもこれからは、常に「自分の<できたらいいな>リスト」をプライオリティの1番上に置いておきたい。
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