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ガールズバンドクライ(トゲナシトゲアリ)好きな曲ランキング

ガールズバンドクライ、前期の覇権アニメだ(個人の感想です。)

いまだにガールズバンドクライ(以下ガルクラ)ロスから抜け出せていない。仁菜の歌声が恋しい。

ガルクラはキャラの魅力、ストーリー、曲、ライブシーンの全てがトップクラスであり、オリジナルアニメとは思えないクオリティの高さ。特に3Dアニメであることを活かしたライブシーンは圧巻の一言。他の追随を許さない映像作りであった。

個人的には特に曲が良い。
3Dアニメにあまり耐性のなかった自分も、見始めたのはOPが良いという理由だ。仁菜の歌声が恋しい。

流石に覇権アニメだから、全人類見てると思うので、今回はガルクラの感想ではなく、「個人的ガルクラ好きな曲ランキング」でも発表しようと思う。というかアニメの感想だと長すぎてnoteのサーバー落ちると思うから俺なりの配慮だ、感謝してほしい。

見てない人は期間限定で公開されているガルクラ一挙配信を見てから読んでくれ。

※9月6日までらしい

まず、大前提として、自分は曲のスペシャリストじゃないので、曲単体の評価は計りかねるものがある。というわけで好きな曲ランキングも必然的にキャラの心情やストーリーの背景が含まれてのものになる。※因みに曲は全部購入済み

それでは発表していく。

まず第3位。

「空の箱」

当然ランクインだよなぁ?

空の箱は桃香さんが作り上げた神曲のひとつ。歌詞の空気感は「諦め」がテーマだろうか。

自分の実力ではプロでやっていけないという現実を突きつけられ、でも自分の音楽を諦めきれない桃香の心情とマッチしている歌詞だ。

「地図にはないはずの三叉路に今ぶつかっているのですが 何を頼りに進めばいいのでしょうか」

「コタエは形ばかりの常識だろう」

「あたしは生涯あたし以外じゃ生きられないよ これ以上掻き乱しても明日はない」

泣けるね。

まぁこの曲を作った時、桃香はキラキラの高校生ガールズバンドだったはずだし、当時の桃香がこれ作ったの意味不明すぎるけど、そこはスルーで。

1話で仁菜が歌うことになるのだけど、仁菜は仁菜でこの歌詞の状況とマッチしていて、色々問題を起こしたけど(起こされて)自分を曲げたくない、しかし周りには「コタエ(常識・その場しのぎの和解)」を押し付けられているという状況。

仁菜が歌うと激情が籠った歌に、桃香が歌うと悲壮感が溢れててそれぞれの良さがありますな。それに比べてダイダスの「ETERNAL FLAME ~空の箱~」はクソや。

全体的に桃香の曲はその時の心情が歌詞に溢れていて、それを曲で表現するのが桃香のロックなんだろうなというのが分かる。

最終話に仁菜と桃香のダブルボーカルで歌うんだろうと思っていた時期が僕にもありました。


第2位。

「空白とカタルシス」

浅い?そうかもしれん(笑)

ライブシーンがとにかくかっこいい。唯一フル尺でライブをやり切った曲。

このライブをやった話はとにかく空気感が良くて、5人が揃って、気持ちが全員同じ方向を向いてからの初めての大舞台、表情が全員イキイキとしてるのがいい。仁菜だけはずっとしかめっ面してるけど。

ラストのサビに入る前のギターソロがマジでかっこいい。モモカン♡ってなる。

歌詞は仁菜が作詞。桃香が「私が作った歌が作る歌を見たい」みたいなこと言って仁菜に作詞を託したもの。

歌詞はところどころメンバーのバックボーンからくる心情を代弁しているようなフレーズが見て取れる。

「涙上っ面だけで隠してるんだ」はまぁルパか?
「純粋な心で見れた頃は 全てが虹色に見える想定 掴みたいものすらぼやけて滲んでいくのさ」は桃香?

スバルと智ちゃんに関しては分からん。強いて言うなら「耳を塞ぐほどの従順はむしろ憧れ」に入っているかもしれない。っていうかこれは全員に当てはまるから違うと思うが。

ともかく仁菜が作詞したわけだけど、10話で出迎えてくれたメンバーに対して、にっこにこの笑顔で「いい歌詞できました!」って言ってたのに出来たのが「従順でいなさいなんて糞汚れてる言葉」とか書いちゃってるのがロックだなって感じだ。新幹線のおばちゃんもびっくりだろう。っていうかこれを聞いた宗男の心境や如何に。

ガルクラの曲はその時々のキャラクターの心情を表していると言ったが、「空白とカタルシス」に関しては、正直歌詞というよりはライブシーンの演出がアンサーになっているんじゃないかなと思っている。

1話の「空の箱」は仁菜の怒りと桃香の諦めを
3話の「声なき魚」は現状を打破できない桃香の叫び
5話の「視界の隅 朽ちる音」は仁菜桃香スバルのバンドの走りで、希望を持ち始めた歌
7話の「名もなき何もかも」はトゲトゲの企画が始まって一番最初の曲だからここに持ってきてるのかな?って感じ。5人そろって初めてのライブシーンのため。

そして11話の「空白とカタルシス」なのであるのだが、3羽の鳥に2羽が合流して飛び立つ演出やら、スバルのおばあちゃんが見に来てて「恐らく事前にスバルが他のバンドのライブを見に行くと言っていたのはおばあちゃんと話す時間を設けるための嘘なんだ」と分かるシーンとか、智ちゃんの母親が来ていて、問題は解決していないもののこれから進展がありそうな空気感とか、「粉々になれば綺麗」の歌詞のところでダイダスに向けて握り拳を向けて明らかに宣戦布告してる仁菜とか…etc

過去のライブシーンではまだ解決できていないことが進み始める、そんな演出が施されている。それが空白(空の箱)から始まってカタルシス(※浄化)につながっている、的なことなのかなと思う。

そういう背景を考えながら見ると、いつも泣いてしまう。

ルパさんの過去については重すぎるのでスルーでお願いします。


第1位

「運命の華」

なんでこれフルでライブシーンやってくれなかったんだ(怒)

正直びっくりしたよねこの曲。明るすぎだろ…みたいな。
そら103再生も納得…は出来ない。事務所の怠慢すぎだろ三浦ァ!

でも聞けば聞くほどいい。特にフルが良い。買って聞いてくれ。

「運命の華」は今までのトゲトゲの陰鬱な歌詞とは打って変わって、超明るいポジポジソングとなっている。

♡広げた翼は穴だらけでも 地獄の底だって 君と歌えるなら♡
♡消えたかった 私はもういない♡
♡消えなくてよかったな…♡
♡だって君と出会い 芽吹いてしまった 運命の華♡
♡嬉しくて楽しくて弱さなんか全部消えちゃったんだ♡
♡なりたかったあの日超えてゆけ なれなくってよかったんだ♡
♡もっと君と笑う 明日が見たい 運命なんだ♡









これもうラブソングだろ。



桃香から仁菜への熱い告白すぎる。

しかもこの歌を仁菜に歌わせる…桃香さん?

まぁでも「運命の華」それが良くて、1話ではあんなに憔悴しきって「もう北海道かえりゅ; ;」ってなってた桃香さんがこんなに明るい歌を作れるようになったのがもう泣ける。

ガルクラは仁菜の物語であると同時に、桃香が軸となって動く話が多いので、当然桃香へ感情移入してしまう。

そんな桃香の心の傷が癒えて、過去を乗り越えて前向きになれたというだけで「運命の華」を1位にせざるを得ない。だって桃香が好きだから(大胆な告白)。

「運命の華」のライブシーンは、ルパさんと智ちゃんは「べにしょうが」の衣装で、桃香はダイダスのころのアイドルチックな衣装でライブを始める。

これは過去を乗り越え、それも含めて自分なんだという人間的な成長が伺える。もしかしたらただのファンサービスかもしれんが。

「運命の華」が明るい曲調だったことに対して、最初は「ん?」と思ったが今はかなり納得している。

最終話のここで「私たちはクソだ」みたいな曲歌われても困るし、明るい局長で終わるのはとても良い。

EDも通常通り流れ、EDが物語の後のCパートであることがキャラデザ担当の方から明かされたことから、「運命の華」が最終話にしてこれからのトゲトゲの始まりの曲であることが分かる。

ただトゲトゲの曲調が急に変わったことに作中のファンが驚かなければいいなと願うばかりである。


しかしながらこの「運命の華」からのEDは綺麗すぎて正直2期が望み薄なのでは…と推察してしまう。

ここからやることってメンバーの過去の深堀と武道館までのサクセスストーリーだし、どうも脚本が書きたいのはサクセスストーリーというよりは悩みからの脱出って感じがするので、ここからの脚本は考えてもいないのでは…と思ってしまう。

願わくば武道館までのストーリーを描いてほしいものですな。


以上、読んでくれてありがとう。

ミソ



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