JREポイントのお得な使い方
自分好みにまとまっているサイトが見つからないので、自分で書いてみます。
JERポイントの使い道は以下に記載があります。この中を抜粋して書いていきます。
主な使い方としては以下です。それぞれ見ていきます。
買い物に充当
鉄道で利用
商品交換
その他
買い物に充当 (1ポイント1円)
買い物への充当では、駅ビル・エキナカ店舗での利用、JRE MALLショッピングでの利用があります。いずれも1ポイント1円換算。
ポイント利用分には新たなポイントが付かないため、若干損する感じです。
別の方法としてSuicaにチャージする方法もあります。こちらも1ポイント1円。この場合、通常の支払いなので駅ビル・エキナカ店舗でもSuica利用分に対してポイントが付くと考えられます。
鉄道で利用 (1ポイント1円〜3円程度〜8円!?)
鉄道での利用は大きく分けて、Suicaグリーン券、新幹線・特急券、どこかにビューーン!があります
Suicaグリーン券
湘南新宿ラインなどで実施されている自由席グリーン券の1回利用権と交換できます。交換ポイント数は400ポイントから600ポイントで、JRE POINTステージによって変わります。
ステージ1=600ポイント
ステージ2=600ポイント
ステージ3=500ポイント
プレミアム=400ポイント
通常のグリーン券は750円〜1550円(距離別、Suicaグリーン料金)です。
利用する距離やステージによってお得さは変わりますが、1ポイント1.25円〜3.875円で結構お得です。
ただし、JRE POINT WEBサイトにSuicaを登録している場合しか利用できないことが注意点です。
また、中央線のグリーンが有償化したときに、変更があるかもしれません。
新幹線・特急券
大きく分けて、①新幹線eチケット、②在来線eチケット、③新幹線アップグレードがあります。
①新幹線eチケットでは、JR東日本の新幹線、普通車指定席のチケットと交換できます。必要ポイント数は距離に応じて変更します。
0km〜100km 2,160ポイント
101km〜200km 4,620ポイント
201km〜400km 7,940ポイント
401km〜 12,110ポイント
例えば、東京〜仙台は7,940ポイント(期間限定で5,000ポイント)、東京〜新青森は12,110ポイントです。
通常のeチケットでは、東京〜仙台は11,210円、東京〜新青森は17,270円なので1ポイント1.4円くらいになります。期間限定のディスカウントがあれば、1ポイント2円を超えます。ただし、eチケットではトクだ値で20%オフなどもあるので、時期や区間によっては1ポイント1円に近づきます。
②在来線eチケットは、JR東日本の特急、普通車指定席のチケットと交換できます。新幹線と同様、距離によって必要ポイントが変化します。
東京〜熱海や新宿〜松本、東京〜成田空港などで利用できます。
例えば、新宿〜松本で、通常2,550円、チケットレス割引1,650円のところ、1,940ポイントで交換できます。通常料金では1ポイント1円を超えますが、割引がある場合にポイントを使うと全然お得じゃなくなります。
③新幹線アップグレードは、新幹線の普通車指定席(eチケット)を購入した上で、アップグレードポイントを使うことで上位座席(グリーン車、グランクラス)に変更できます。
東京〜新青森では、以下の通り通常価格に比べて少しお得になります。
普通車 17,270円
グリーン車 23,340円 ⇒ 17,270円 + 3,500ポイント
グランクラス 28,580円 ⇒ 17,270円 + 8,500ポイント
この区間はグランクラス利用で1ポイント1.3円、グリーン車利用で1ポイント1.7円でグリーン車の方がお得です。ただし、グリーン車は割引がある日程・区間があるのに対し、グランクラスは基本定価販売なので、グランクラスの数少ない割引方法かもしれません。
どこかにビューーン!
ユニークなのが4つの候補から行き先が自動で決まる「どこかにビューーン!」です。JALのどこかにマイルと同様のミステリーツアー風の使い方です。
東京駅・上野駅・大宮駅を始発として往復で一人6,000ポイント。その他、仙台駅・盛岡駅・新潟駅・長野駅を始発とする5,000ポイントのプランもあります。
行き先は高崎駅と宇都宮駅を除く各駅から4つの候補が選ばれ、申し込み後にその中から1つが決定されます。4つの候補は再検索可能です。
どこかにビューーン!では、どこが行き先になっても往復6,000ポイントです。仮に最長の東京〜新青森の場合、eチケットで17,270円×2、ポイントで12,110×2なので、1ポイント5.7円に化けます。
ただし、新青森が選ばれるとは限らないので、もっと近場になれば金額的には少しお得感が減ります。
なお、どこかにビューーン!はJRE BANKで2,000ポイント割引クーポンをもらうことができます。これを使えば、4,000ポイントで新青森往復ができるかもしれません。(このとき、1ポイント8円を超えます!)
商品交換(1ポイント1円程度)
JRE Pointサイトで様々な商品と交換できます。交換可能な商品数は25年1月16日現在で334件。商品の他、利用権やポイント等への交換もできます。
特徴的な商品としては、JR東に関連する店舗の商品券(鉄道博物館入館券、ルミネ商品券など)、Suicaペンギングッズ、鉄道グッズ(プラレール、Nゲージなど)があります。
交換レートは商品によりますが1ポイント1円程度。一部利用券などは1円以上の物もあります。一方、市販商品はSuicaに変えて量販店で購入した方がお得かもしれません。
JALカードSuicaユーザはJALマイルへの交換が可能です。1500ポイントが1000マイル(ゴールドカードまたはショッピングプレミアム入会者)。ビックカメラSuicaユーザはビックカメラのポイントに交換もできます(1000ポイントで1000ビックポイント)。
その他の利用
JRE Mallふるさと納税(1ポイント1円)、STATION WORK(1ポイント1円)、NewDaysアプリで利用できます。
NewDaysアプリは、商品交換とスクラッチくじが対象で、ポイントレートは比較的高いです。少額の利用にはぴったり。ただし、交換できる商品は多くなく、スクラッチも回数制限があります。
で、どれが良いか
なかなかこれと決めづらいのもありますので、個人的な意見としてまとめておきます。
■とにかくお得に、ポイント単価を限りなく上げたい場合
どこかにビューーン!一択ではないでしょうか。
6,000ポイント(JRE BANKブーストすると4,000ポイント)で新幹線往復が手に入ります。ただし行き先が決まっている旅行では使えません。いろいろなところに行きたい、いつもと違う旅がしたいと言った場合にはとても良いです。
ただ、希望の行き先があまり出ないかもしれません。頑張ってガチャしましょう。
■普通車グリーンによく乗る場合
グリーン券への交換が比較的お得なので良いと思います。
どこかにビューーン!のために6,000ポイント貯めるのは大変ですが、グリーン券なら400〜600ポイントで交換できるのもお勧めです。
■旅行に使う場合
eチケットに交換できます。レートも少しお得。ただし、多くのポイントを貯めないといけないです。鉄道利用や買い物利用だけではあまりポイントがたまりません。クレジットカードを使って大量に貯める、還元率の高いサービスを利用するなど戦略が必要です。
気をつけた方が良いのは、普通に買う場合もポイントを使う場合も割引があること。チケットレス割引(20%引き)などあるとポイントのお得が減る可能性があります。一方、ディスカウントポイントが設定されている場合もあり、このときは非常にお得になります。
■あまりポイントを貯められない場合
100ポイント以下で使えるNewDaysアプリが利用候補になります。NewDaysを利用される方は候補にしてみては。
■余すことなく使う場合、あまり鉄道に乗らない場合
Suicaに交換しましょう。Suicaに交換すれば鉄道だけでなく買い物などにも非常に広く利用することができます。面白みはないですが。
■別の考え方
JALカードSuicaの場合はJALマイルに変えるのもアリだと思います。1500ポイントで1000マイル。1マイル価値も使い道によりますが1マイル10円などになることもあり、ビジネスクラス・ファーストクラス特典航空券の足しにする等は良い考えだと思います。
(以上は2025年1月16日現在の情報です)