【カナダ永住権】IELTSとCELPIPのどちらを受験するか
カナダに来て2年が経ちました。
もともとカナダには「永住権をとるぞ〜」という覚悟で来たので、そろそろ本腰を入れて英語の試験勉強をしていきたいなと考えています。
カナダで永住権を取得するためには英語力の証明が必要になり、IELTSとCELPIPが使用できますが、どちらで受験するかはまだ決めていません。これから比較していきたいと思います。
英語試験の種類
カナダの永住権申請にはIELTSかCELPIPを使用することができます。IELTSにはAcademicとGeneral、CELPIPはGeneralとGeneral LSという2種類が存在するので、正しいものを選択しているか注意が必要です。
カナダ永住権:IELTS General、CELPIP General
カナダ市民権:CELPIP General LS
海外大学・カレッジの進学:TOEFL、IELTS Academic
就職活動:TOEIC
IELTSとCELPIPの基本情報
IELTS
運営元:ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education、ケンブリッジ大学英語検定機構
言語:イギリス英語
受験形式:筆記試験またはコンピューター、スピーキングのみ対人
受験料:$325 ※受験場所によって異なる
CELPIP
運営元:ブリティッシュコロンビア大学
言語:カナダ英語
受験形式:コンピューター
受験料:$280+tax
IELTSとCELPIPのメリット
IELTS
スピーキングが対人
教材が豊富なため試験対策がしやすい
CELPIP
リスニングとリーディングは選択形式
ライティングではワードカウントとスペルチェック機能あり
IELTSとCELPIPの出題形式
IELTS
リスニング(約30分)
Part1:日常生活における2人の人物による会話の聞き取り
Part2: 日常生活における談話・モノローグの聞き取り
Part3:教育や研修現場での最大4人の会話の聞き取り
Part4:学術的なテーマに関する談話・モノローグの聞き取り
リーディング(約60分)
Section1:2〜3の短い事実に即した文章の読み取り
Section2: 仕事関連に焦点を当てた2つの短い文章の読み取り
Section3:一般的なトピックで比較的長めで複雑な文章の読み取り
ライティング(約60分)
Part1:情報の要求、状況説明の記述
Part2:意見、論点、問題についての小論文の記述
スピーキング(約11〜14分)
Part1:自己紹介とインタビューをする(4~5分)
Part2:スピーチをする(3~4分)
Part3: ディスカッションをする(4~5分)
CELPIP
リスニング(約47〜55分)
Section1:問題解決の聞き取り
Section2:日常会話の聞き取り
Section3:情報の聞き取り
Section4:ニュースの聞き取り
Section 5:ディスカッションの聞き取り
Section6:意見の聞き取り
リーディング(約55〜60分)
Section1:通信文の読み取り
Section2:図表の読み取り
Section3:情報の読み取り
Section4:意見の読み取り
ライティング(約53〜60分)
Section1:Eメールの記述
Section2:アンケートに回答、自分の意見の記述
スピーキング(約15〜20分)
Section1:アドバイスをする
Section2:個人的な経験について話す
Section3:イラストを見て状況を説明する
Section4:Section3と同じイラストで、何が起こるかを予測して説明する
Section5:二つの提案のうち一つを選び、説明・説得する
Section6:困難な決断を説明する
Section7:議題に対して賛成か反対かを選び、理由を説明する
Section8:日常では起こりづらい事象・状況を説明する
カナダ永住権申請に必要なスコア
カナダ永住権申請には英語力を評価する際にThe Canadian Language Benchmarks(CLB)という指標を使用します。
Federal Skilled Worker Programで申請する場合はCLB7以上が必要
Canadian Experience Classで申請する場合は基本的にはCLB7以上、職種によってはCLB5以上が必要
IELTSのスコア、CELPIPのスコアをそれぞれCLBに置き換えてみます。
IELTS
CLB7:全セクションで 6.0点
CLB5:リーディング 4.0点、他のセクションは 5.0点
CELPIP
CLB7:全セクションで 7点
CLB5:全セクションで 5点
以上、IELTSとCELPIPの比較でした。
結果、私はCELPIP受験を目指して勉強していきたいと思います。
個人的にはカナダ英語とスペルチェック機能が決め手です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?