2021年の感謝と新しい始まりに向けて
2021年もついに終わり新しい年を迎えましたね。年々時の流れの速さに追いつけなくなりながら、1年間を有意義に過ごせただろうかとひたすら自問自答を繰り返してしまいます。
2020〜2021は個人から会社へと形を変えて走り出した本当にゼロスタート。大金を借り入れて銀座という一等地にサロンを構え、今では会社に関わるスタッフが約10名という私の中では大規模な組織へと変わりつつあります。
何でも好き勝手自分の思い通りに生きてきた私にはピッタリな言葉があるのです。
一匹狼
わたしは小さい頃からグループで過ごしたり、周りと群れるのが苦手で、1人でいたいと進んで一人になることを選んできました。それは働く時も同じで、
自分が絶対、自分にとっての正解、自分のやり方
これを貫きたかったからこその生き方でもありました。しかし組織になるとそうはいきません。オオカミの元には、ヒツジやウサギ、キリンやパンダいろんな動物が集まるようになりました。でもそこでオオカミは「私には私のやり方があるんだ」と振りかざすと、あっという間に1人になってしまうのです。
一匹狼で生きてきた私が組織を束ねる狼になるにはどうしなければいけないのか。
まさにそんな事を考えてきた一年なのです。
自分一人でやっていれば、こんなに悩まなくて良かったのに、1人でやった方が効率がいいのに…そう思う瞬間ばかりなのが本音ですが、1人でできる事には早々に限界が来ることもわかっているのです。
目先の幸せではなく、遠い未来に向かって走り出すにはこの選択しかないんだと言い聞かせて、目標を定めましたが、思ったよりもつらくて大変で、本当に心が折れました。笑
人に気を遣う
相手の立場に立って考える
相手によって伝え方を変える
それが私にとってはとても難しいことで、私の苦手とする分野で、今まで出来た試しがありません。でもこれは出来なければいけない私の課題であることも理解はしていて。自分の得意とする分野だけやっていれば上手くいっていた1人での働き方とは違って、苦手な事にも目を向けて、人との関わりを持って働いていくことは想像以上に大変でした。言葉を選ばずに言うならば「苦痛」でした。
でもその代わりに、私が自分でこなしてきたけれど上手く出来ていなかった事を、私では無い人が代わりにこなしてくれたり、周りの人が動いてくれる事で、時間が生まれて、新たな事に挑戦する機会も増えました。
会社のトップであるには一匹狼である事・絶対的な存在である事も間違いなく必要ではあるものの、それだけは乗り越えられない事がたくさんあると本当にこの一年で学びました。
サロンの診断面もSNSもとにかく色々やって一言ではまとめられないくらい濃い一年を過ごしました。体感では2年分くらいあります。
こうして次に進もうと思えるのも、日々私を支えてくれるスタッフ、足を運んで下さるお客様がいてこそです。本当に感謝が尽きない1年でした。
わたしは気まぐれな人でもあるので、来年何してるとか、半年後どこにいるとか、全く想像がつかないのも私らしいところ。ある意味未知なのでとても楽しみだし、どこまでも自分の可能性を信じているのかもしれないと思います。
今年もこの美容の世界で恩返しをする機会を頂けることに感謝して、沢山のお客様の人生に寄り添いながら仕事を楽しもうと思います。
皆様への感謝と愛を込めて。
2022年が素晴らしい1年になりますように。
みーしゃ