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死のかたち

 人が亡くなる時、どのような死の経過を辿るでしょう?

日本医師会「終末期医療アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える」リーフレット

 これは、結構有名な図なんですけど、人の亡くなりかたを分類したものです。実際の経過はもっと複雑ですが、だいたいこんな感じに分けられます。

急性期医療等における急性型(左上の青グラフ)

 事故、自殺。あとは心筋梗塞・脳梗塞なんかの急に亡くなるパターン。
 多くの人が、イメージし易いのではないかと思います。

がん等の亜急性型(右上の緑グラフ)

 病気としては、がんなんかの悪性疾患が分かりやすいかと思います。

高齢者等の慢性型(呼吸不全等)(左下の赤グラフ)

 これは、呼吸不全型とありますが、心不全を含めてほとんどの慢性疾患が当てはまります。
 急性増悪を繰り返してだんだん弱っていってどこかで亡くなるというものです。
 急性増悪期の、治療は、急性期病院(いわゆる、よくある普通の病院)で行います。

高齢者等の慢性型(フレイル、認知症等)(右下黄色グラフ)

 フレイルというのは、わかりやすく言うと「加齢により心身が老い衰えた状態」です。
 元々、体力とかも低下して、徐々に亡くなっていく。イメージとしては老衰な感じです。

と、言われていますが、ほとんどの死のかたちは、突然亡くなるか、急性増悪を繰り返しながら亡くなるかのどちらかだと思っています。

 次回から、説明していこうかと思います




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