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緊急避妊薬の試験販売、愛知県では3か所 岡崎市議 三塩菜摘
望まない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」、処方箋なしに販売する調査研究を始める方針であることを発表してから、11月28日に全国145の薬局で、緊急避妊薬の試験販売が開始となり話題となっています。
販売対象は16歳以上の女性で、16歳から18歳未満は保護者の同伴が必要。費用は全額自己負担です。
緊急避妊薬とは?
緊急避妊薬(EC: emergency contraception)は、アフターピルとも呼ばれ、避妊しないで性交した場合やコンドームが破れてしまったなど避妊に失敗した場合に行う避妊法です。 無防備な性交後72時間以内にECを服用することで、避妊効果を示します。
愛知県ではどこで買える?
東海3県の9つの薬局を含む全国145の薬局で試験的に販売が始まりました。
愛知県内の3つの薬局では8000円で販売されています。
名古屋市中区にある「サカエ調剤薬局」では、購入を希望する人が訪れると、奥にある仕切られたスペースで、研修を受けた薬剤師が対応することになっています。
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愛知県の購入場所(12月14日時点)
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愛知県薬剤師会 サカエ調剤薬局
名古屋市中区新栄町1-3 日丸名古屋ビル2F
TEL 080-6957-1196
月~金 9:00~18:00
土 9:00~13:30
営業時間外の相談対応:有
TEL 080-6957-1196
ませ調剤薬局 金山店
名古屋市中区金山1-14-9 長谷川ビル4階
TEL 052-332-0300
月~金 9:00~19:00
土 9:00~14:00 営業時間外の相談対応:有
TEL 052-332-0300
かりん薬局 金山総合駅前店
名古屋市中区金山1-15-10 NFC金山駅前ビル3階
TEL 052-321-5300
月~金 8:30~18:00
土 9:30~13:00、16:00~18:00 営業時間外の相談対応:有
TEL 090-6586-8173
なぜドラックストアで購入できない?
世界にはすでに緊急避妊薬が市販化されている国や、処方箋がなくても薬剤師を通じて緊急避妊薬を購入することができる国が多く存在しています。
私がアメリカに滞在していた時も、ジェンダー問題について関心がある同級生から「Plan B」(アメリカの緊急避妊薬)が日本にないことに大変驚いていました。
これまでは病院へ行く必要がありましたが、今回、医師による処方箋がなくても、緊急避妊薬を適正に販売できるか検証することを目的とした試験販売が始まったということです。まだこれからの試験的な動きなので、薬局で買えるような状況になるまでには少しかかりそうですね。
東京都が未成年の支援へ
東京都の小池百合子知事は12日、国の試験販売の対象外となっている16歳未満を含め、未成年女性への支援を強化する考えを示しました。
都の相談窓口にいる看護師などが医療機関に同行する体制を整える予定だそう。
都の相談窓口「とうきょう若者ヘルスサポート(わかさぽ)」には、「予期せぬ妊娠をしたかも」といった声も寄せられている。
来年度からは相談を受けた場合、看護師などの専門職が医療機関へ同行し、緊急避妊薬を処方してもらうなどする支援を始める予定とのこと。
クラウドファンディングを応援しています
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一般社団法人ソウレッジは、誰もが安全に暮らせる社会を目指し、若者の予期せぬ妊娠や性暴力などの性にまつわる課題に向き合い、根本的な課題解決を目指す活動をしています。
2025年度まで、
①地方自治体での仕組みづくりに向けた政策提言の実施
②調査事業の推進
③民間モデルの拡大を行資金は、政策提言をするための人件費と、緊急避妊薬などの避妊薬代に使用します。
ソウレッジの調査によると、
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2019年の調査では、日本に住む24歳以下の若者の予期せぬ妊娠の件数は、約9万件です。さらに、2018年時点で、同じく24歳以下の若者が行った人工妊娠中絶の件数は約5万4,000件です。
つまり、24歳以下が妊娠した場合、約6割の人が中絶を選択していることになります。
妊娠を経験した日本の高校生のうち、
学校を中退した生徒の割合は全日制で36.9%定時制では24.8%。
また、出産を選んでも、シングルマザーは就職が難しく、
若年のうちに離婚した結果、貧困に陥るケースもあります。
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