ちょっとでもできるようになったと思うようにしようと決めた大人の三回目の一人旅〜富山・金沢編〜(ひとつの記事にまとめました版)
(写真つきの一つ一つの記事はこちらから☺︎)
松島一人旅から戻ってきて数日。旅から戻ると一旦気持ちがリセットされる。悩みは変わらずあるけれど、特に対人に関しては穏やかな気持ちになれるというか、当たり前になってしまったことや忘れていたことを思い出せるおかげで、行く前より心穏やかに過ごせていた。
もうすぐ梅雨入りだ。来週からは天気が崩れるらしい。今週までが良い天気とのこと。
今週が、出かける最後のチャンスなのでは…???
天気予報を見て、天気が良いのに旅に出ないのが勿体ない気がしてくる。
特に行きたいと思っていて、行けてないところがある。
富山である。
Twitterで見かけた富山の昆布締めのお刺身定食が食べたい……行こうか行くまいか、またも悶々と悩み始めた。悩みながらも刻一刻と時間は過ぎてゆく。
行こうかな…
ゆるゆると準備を始めるも、結局時間が差し迫ってくる。二度あることは三度ある。伏線回収のバタバタ準備である。もう本当、次こそは前もってちゃんと調べてというか、前もって決めて余裕もって行きたい…
前回の仙台は三泊四日の準備だったが、今回は二泊三日にすることにした。前回と比べると荷物が少し少なくて楽である。気温も暑そうだから服も薄手なのでかさばりも少ない。
調べていた新幹線の時間に間に合わせないと、ギリ乗り過ごしとかになると結構待たないといけなそうだ。急いで家を飛び出して駅に向かった。何回やってるんだこのくだり。
新幹線の駅についてから余裕があったので初めてお弁当を買ってホームへ向かった。電光掲示板で確認していた自由席の車両へ向かい、しばらく待つと新幹線が到着した。人はそこそこ乗っていたが、今回は窓際に座ることができた。
テーブルを出してお弁当を食べ、一段落したのでホテルの予約をとろうとするものの、部屋があいていなかったりでなかなか決まらない。いつのまにか値段を下げて調べていたが、例のトラウマホテルの件があるので、下げるなら上げよう!と、今までで一番お値段のはるホテルにした。これならば怖がることはないだろう。無事に予約をとることができた。だいぶ時間がかかってしまった。
ホテルの予約が終わってからは、窓の外を見てぼーっと過ごしていた。しかしながら今回の道のりはトンネルが多く、外が見えない時間が多かった。
新幹線は無事に富山に到着した。チェックインまで時間があるので富山城へ向かうことにした。駅から富山城までは比較的まっすぐだった。歩いている時にコーラを飲んでる小学生がいて、私も飲みたくなってしまった。富山城付近に自販機があったので見に行くと、ちょうど小さいサイズのコーラがあったので迷わず購入して飲んだ。心と体が求めていたものを飲むと、とても美味しいしとても満足だ。
観光案内所があったのでお邪魔してマップを頂いた。いざ富山城へ!お城へ行くのは初めてだから楽しみにしていた。
富山城の中には博物館があり、せっかくなので入ってみた。順路通り進んで行くと展望台へ続く扉があったので展望台へ向かった。お城のまわりを見渡したあとマップを広げてこのあとどうするか考えた。チェックインまで時間はまだあるし、このまま歩いてガラス美術館へ向かうことにした。
途中で行きたいと思っていた近くの神社の鳥居が目に入ったので、近くの神社、日枝神社を参拝してからガラス美術館へ向かうことにした。旅先でその土地の神社で挨拶するのって大切な気がする。日枝神社を参拝し終え、ガラス美術館へ向かった。
ガラス美術館では常設展だけにするか悩んだが、せっかくなので全部の展示を見ることにした。
写真を撮りながら展示を観て回った。青や緑のガラスが特に好きだなあと思ったり、ガラスから漏れる影と光に魅了されたり。
気になった作品の作家さんの名前を確認し、そのあとまた気に入った作品を見つけだ時にあれ?もしかしてさっきと同じ作家さんが作ってるのでは?と思って確認して同じ作家さんの作品だった時はなんとなく自分が誇らしく思えた。
建物内には図書館もあり、通りがけに自然と目に入る。開放的でおしゃれで素敵だった。
展示を満喫し、お土産屋さんがあったので自分用とお土産用にちいさなガラス細工のお人形を購入した。一輪挿しとかも売ってたんだけど、買わなかったけどすごく可愛かった。。
ロッカーに預けていた荷物をとり、夕ご飯を食べに行くことにした。有名な白えびを食べようと決めて、見つけた評価が高そうなお店に向かった。
夕飯時より少し早かったので、お店にはすぐに入ることが出来た。注文を済ませ、ほどなくして白えびがやってきた。
白えびは繊細なお味だった。食べた後はコンビニに寄ってお水を買い、ホテルへ向かった。夕焼けになってきている空が綺麗だった。
ホテルに到着しチェックインを済ませて部屋へ向かう。廊下がいつもより明るくて少し安心感がある。部屋へ入るも、いつものホテルと違うので勝手が分からない。電気をつけて荷物を置いた。
部屋の写真を撮っていると問題が発生した。カメラに容量が足らない表示が出て写真が撮れなくなったのだ。まじかよ。全然気付かなかった。これは本当に困る。。
一旦カメラは置いておいて、部屋の中を見てまわった。
部屋は広くて、お風呂とトイレも別々だ。さすがちょっとお値段がするだけある。ちょっと気になる点はあるものの、まあいっかと気にしないことにした。
それより写真をどうにかせねば…
カメラをいじり、古い写真を消すことにした。めんどくさくて放置してたことが、ここへきて問題となってしまうとは…
無意味に消してなかった元彼との写真をどんどん消す作業に取りかかった。まじで時間の無駄である。なぜ旅先でこんな事を…
やることはさっさと済ませておかないといけないんだなとこんな形で痛感することになるとは思わなかった。
写真を消していたら一時間半が経過してしまった。まじで時間を無駄にしてしまったと悲しい気持ちになる。
お風呂やら歯磨きやらをさっさと済ませ、明日の予定を立てることにした。
雨晴海岸に行ってみたかったので、雨晴海岸からスタートさせることは決めていた。行ってみたかったところをいくつか出してどうしようと考えてると、ふと思いつく。
あれ、もしかして金沢近いのでは???
調べると雨晴海岸から金沢までそんなに時間がかからないでいけそうだ。ずっと行ってみたかった金沢。そうだ、金沢に行こう!
雨晴海岸へ行った後は金沢に向かうルートにしようと決め、この日は眠りにつくことにした。
慣れない場所だからだろうか、旅の初日はいつもうまく眠れない気がする。
天気予報を調べると、半袖で良さそうだし天気も良さそうだ。準備を済ませて駅へ向かった。途中のコンビニでゼリー飲料とブラックサンダーと飲み物を買う。
改札を通ろうとした時に注意書きがあったので、念の為駅員さんにも確認をした。
富山から高岡まではSuicaで行けるが、高岡から雨晴まではSuicaが使えないので切符になるとのこと。高岡で一旦改札を出て切符を買うようにと教えてくれた。
ホームに着き、ゼリー飲料とブラックサンダーを飲んで食べて電車を待った。
しばらくすると電車が来たので乗り込んだ。ちょうど座れた。良かった。と思っていると、よく見たらまた四人がけッ…!!よく見たら優先席ッ…!!!
遊覧船の時と同じである…何故何度も繰り返すのか…すぐに立ち上がって、座らずに景色を見ていることにした。
高岡に着いて一度改札を出る。切符を買うのなんていつぶりだろうか。合ってるか心配になりながらもちゃんと買えた。切符を通して改札を入り直し、電車に乗って雨晴駅へ向かった。
車内は学生さんが多くてめちゃくちゃ混んでいた。結構な爆音の学生さんたちもいたが、生活にお邪魔させてもらってるのはこっちの方なんだよなあと思って気にしないことにした。この考え方はどこへ行った時でも忘れないようにしようと思った。
雨晴駅が近づくにつれて、だんだん海が見えてきた。高岡駅から二十分ほどで、雨晴駅に到着した。富山駅からは約一時間。
駅で少し写真を撮り、駅員さんに切符を渡して海への行き方を教えてもらって海に向かった。朝早いのもあってか、人が全然いない。海岸沿いにつき、海岸沿いをぐるりと歩いて道路に出て、再び駅に戻ってきた。
調べていた電車にもちょうど良い感じに乗れそうだ。切符を買って来た時と反対側のホームへ行こうと歩きだす。
切符を買った時に駅員さんはたぶんちゃんと教えてくれてたんだけど、ちゃんと理解してなかった私は反対側のホームはどっから行けばいいんだ…?とホームへの道を探して彷徨ってしまった。
歩いていると前からおじさまが歩いてきたので訊いてみることにした。
「すみません、反対側のホームってどこから行けばいいですか?」
「私も初めて来たので…私もその電車に乗るので駅員さんに訊いてみましょう」
地元のおじさまかと思ったら、同じく海岸を見に来ていたおじさまだった。
立山連峰を見に来たんだけど見られなかったと言っていて、どこから見られるんですか?と尋ねると丁寧に教えてくれた。
自分が見ていた景色が雨晴海岸から見える景色のすべてだと思い込んでいたのと、立山連峰を見られるっていうことをちゃんと分かっていなかったので、立山連峰が見えていないことすら私は分かっていなかった。
そして今これを書きながら改めて調べ直し、えっ、立山連峰めっちゃ見たかった…となっている。いや結果あの日は見られなかったけれども、そもそも立山連峰がメインの景色だということを理解せずに私は雨晴海岸に何をしに行ったというんだ……
って書きながら、どこから見られるんですか?と謎の質問をかました私を、おじさまはどう思っていたんだろうかと今になって思った。
そのあともおじさまとたわいのない話をしながら駅へ向かった。
「これから金沢に行こうかと思って」
「いいですねえ」
「金沢だとやっぱり兼六園ですかね」
「金沢の定番と言ったら兼六園は外せないでしょう」
おじさまが断言するくらいだから兼六園は相当外せないんだと思い、兼六園へ行く意思が完全に固まった。
駅に着いて駅員さんに改めて訊くと、反対側のホームへ渡る道はあっさり駅の中にあった。今思えば、そりゃそうだよな…
反対側のホームへ渡り、おじさまも一人でいたいかもしれないし申し訳ないかなと思い、おじさまに別れを告げた。おじさまは良い旅をと言ってくれた。嬉しかった。
しばらく待つと電車が来たので乗り込んだ。ハットリくんの電車だった。車内もハットリくんがたくさんいてかわいかった。
高岡に着いたので一旦切符で出て、またSuicaで入り直してホームへ向かった。
やってきた電車に乗り込み、金沢へ向かう。高岡から金沢までは四十分ぐらいで着くことができた。
先にお昼を食べようと電車を待っている間に見つけたお寿司屋さんに向かい、ちょうど開店前に着くことが出来たので少し待ってすぐに入ることが出来た。
七貫盛りのお寿司を注文し、目の前で職人さんが握ってくれるのを少し見ながら待つ。サービスで海苔汁も付いてきた。嬉しい。
お寿司が出来上がり、職人さんが渡してくれた。
金沢は海鮮が美味しいと聞いていたので、わくわくしながらお寿司を口に運ぶ。
ノドグロうまーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
身は厚いし、とにかくめちゃくちゃ美味しかった。どのお寿司も美味しかったんだけど、ノドグロ食べた時の衝撃はやばかった。まじ美味しかった。食レポの語彙力が足りなくて美味しかったしか言えなくて悲しいんだけど本当に美味しかった。
こんなに美味しいならもっと盛り盛りの食べれば良かったーと思いつつ、単品で注文しようかなと少し考えるも、充分満足したのでお茶を飲んで出ることにした。
職人さんに美味しかったですー!と伝え、レジへ向かってお会計をしてもらった。
レジの店員さんにここから兼六園まで歩いて行くとどれくらいかかりますか?と尋ねると、今日は暑いしバスが出てるからバスの方がいいよとバス乗り場を教えてくれた。
地元の方の教えに従おうと、歩いて行くのはやめてバスで兼六園に向かうことにした。結果バスで行って大正解だったので本当に教えてもらえて良かった。この日はめちゃくちゃ暑くって、もし歩いて行ってたらまじでバテてたと思う。
バス乗り場に向かうとバス乗り場は広くって、大きな掲示板もあってわかりやすかった。そして金沢駅、めちゃくちゃおしゃれ。
バス乗り場の側に案内所があったので、念の為乗るバスを確認する。
乗り場で待っているとすぐバスが来た。乗り込む人たちを見ていると、Suicaが使えないと書いてあるのが見えてプチパニックになる。どどどどうしたらいいんだ?!とよくよく見ていると、皆ドアの近くから出てくる乗車券をとって乗り込んでいた。お金先じゃなくて良かった…前の人に倣って乗車券を取り、バスに乗り込んだ。
金沢駅から兼六園のそばのバス停までは10分15分くらいで到着した。
どっちが兼六園かわからなかったのでなんとなく人が歩いてる方に向かって自分も歩く。
兼六園に着く前でも、すでに街の気品と美しさを感じて気持ちが良い。
少し歩くと桜ヶ丘と書いてある兼六園の看板を見つけた。どうやらここから入れるらしい。階段を登って少し歩くと入り口に到着した。入園料をお支払いしてマップを頂いた。
入ってみると、今まで行った庭園の中でも最もレベルが高い感じがすぐに伝わってきた。なんか違う…!これが兼六園か…!!
出かけると休憩なしに歩き続けてしまう癖のある私だったが、旅をし始めて少しずつ休憩をとるということが出来るようになっていた。
暑いし、一旦飲み物を飲もうと近くのベンチに座って飲み物を飲んで足を休める。
一息ついたので歩き始めた。思ったより混んでいなかったのでぎゅうぎゅうになることなく巡ることが出来た。
高台にあるので見晴らしが良く、綺麗に整えられている木もお庭もとても美しくて来た甲斐があったなあと思った。
一通り巡ったので、金沢で参拝したかった神社、尾山神社へ向かうべく、一番最短ルートっぽい金沢城公園を突っ切って向かうことにした。
しかし本当に暑い。日傘を持ってくれば良かったレベルで暑い。あまり眠れなかったこともあり、暑かったこともあり、たくさん歩いていることもあり、若干調子の悪さを感じながら歩いた。
尾山神社近くの出口まで着いたので、日陰で少し休んでからまた歩き始めた。
そして尾山神社に到着!
ステンドグラスがある神社ということで気になっていて来てみたかったのだ。神社の裏手から入る形になったので、せっかくだからと正面まで向かい、正面の鳥居から入り直して参拝した。見たかったステンドグラスも見れたし満足だ。
疲れちゃったから帰ろうと、バス停を探し始めた。すぐそばに案内所があったので訊こうかと思ったら、バス停を教えてくれるとてもわかりやすい貼り紙があったので書いてある方向へ向かった。
時間を確認していなかったにもかかわらず、少し待ったらバスが来たのですぐに乗ることが出来た。金沢から兼六園へ向かった時よりも早く金沢駅に到着した気がする。駅に着き、せっかくなので石川県のお土産も買って行こうと思いお土産を買った。そして疲れちゃったから今日はホテルで食べようと笹寿司のお弁当も買ってホームへ向かい、電車に乗り込んだ。
旅立つ時、羽織るものを持って行くか悩んで結局持っていかなかったのだが、やっぱり半袖の時は羽織るものちゃんと持ってないと駄目だなと思った。腕は寒いし汗が冷えるしで本当にめちゃくちゃ寒かった。
富山駅に着き、寒すぎる体を温めたい一心であったかいお茶を探し求めてコンビニを渡り歩き、あったかいお茶と一緒に食後のデザートも買ってホテルへ向かった。
そしてここで、実生活に予期せぬトラブルが起きる。ほんとに何故。今。
ホテルに戻り、笹寿司を食べ始めるも、トラブルのことで気が気じゃない。
食べ終わった後、一旦気持ちを落ち着かせようとお風呂に入るも、気になって気になって仕方がない。
結局眠るまでずーーーっと考えこんでしまうことになってしまった。
せっかくの旅が。。
うまく切り替えることことが出来れば良かったんだが、うまく切り替えることが出来なくて時間を無駄にしてしまった。。
今回の旅は写真といいトラブルといい、旅にあるまじき無駄な時間費やしが多すぎて本当勿体なかった。
写真は自分のせいだけど、トラブルは防ぎようなかったが、気持ちをうまく切り替えていたらこんなに無駄にすることはなかったし…
数日後に無事解決したのだが、ともだちに相談した際に言ってくれたきっとこの後良い事ある😭✨を信じるしかない。
脳は覚醒気味になってしまったが、体自体はすごく疲れていたので寝ることにした。
疲れていたので初日と比べるとよく眠れた。本当は富山に来たかった当初の目的の昆布締めの定食を朝から食べに行きたかったが、もう気力がなかったのでお土産を買って大人しく帰ることにした。
新幹線の時間を確認し、準備をして部屋を出た。
そこそこのお値段のお部屋ではあったんだが、お値段通りの満足感があったかと言うとうーむだったので、高けりゃいいってもんじゃないんだなあと学びになった。
チェックアウトを済ませて外に出る。今日も暑いが、前日の電車の中でした寒い思いをもうするまいと、寒さ対策にTシャツの下に長袖を仕込んだ。
時間が早かったせいかお土産屋さんのお土産は少し少なくて、◯時に届きますーとお客さんにお返事している声が何度か聞こえてきた。これだっ!ていうのが決められず、せっかくだし自分も納得するものをあげたいしでだいぶ悩んだが、新幹線の時間も迫って来たので焦りながらある中でお土産を選び抜いて購入した。
新幹線の自由席のチケットを買い、自分が乗る新幹線を確認しようと改めて電光掲示板を見る。
全車指定席
ま た ま ち が え た !!!!!!!
最後の最後にまたやってしまった。乗るつもりだった新幹線は指定席だけしかなかった。
自由席がある新幹線とない新幹線があると学んだのに…すっかり頭から抜けていた……
指定席に変えられるのかなとか色々考えるも、時間も少しギリギリなので判断が焦る。
結局、あいた時間を使って前日に起きたトラブルを持って帰らないようにトラブルを解決する方向に動いてから帰ろうと決め、次の新幹線に乗ることにした。
これならお土産焦らないで買えたなー待ってたらもっと色々あったかもなーっていうのは悔しかった。
ベンチに座って朝ごパンの焼きそばパンを食べたりしながらしばらく待ち、新幹線の時間が近づいてきたのでホームへ向かった。
到着した新幹線に乗り込み、富山を後にした。窓際に座れたので外の風景を見て過ごす。ヒスイ海岸に寄ってから帰る説も考えていたので、ヒスイ海岸はこの辺だったのかなーとか考えながらぼんやりと海を見た。
この帰りの新幹線が今まで乗った新幹線の中で一番混んでいた気がする。三席シートの窓際に座っていて、真ん中が空いて、通路側に男性が座っていたんだが、しばらく経つと真ん中にも人が座ってきた。
のだが、すまないが、においが…思わず通路側に座っている男性と目が合ってしまった。最後の最後まで…なんでこんなことに……
途中の駅で通路側の男性は降りてゆき、私もしばらくは耐えていたが、もう耐えきれん。。と思い、ラスト一駅はデッキに立って過ごした。
だんだん見慣れた景色が近づいてきて、安心感を覚えた。
新幹線を降りた私は、久しぶりの家路を急いだのだった。
ーあとがきー
仙台からあまり日を置かずにまたも突然始まった富山、金沢の旅。
スタートの心持ちは今までの中だと一番穏やかだったのだが、気を揉んだり無駄な時間を過ごすことが多かったせいでその印象が強くなってしまった旅だった。富山と金沢は何も悪くないのでほんとくそーっ!!!!という気持ちである。
少しずつ慣れてきているとはいえ、うっかりが毎回だ。。今回の旅では行く時に目標を決めよう!とか考えていたのに、それもいつのまにか忘れさられてしまっていた。
いつもよりお高いホテルに泊まったものの、壁が薄い?のか上や横のお部屋の音が響いて気になったり、なんだかあまり落ち着かなくて、高けりゃいいってもんじゃないんだなと思った。そのうち旅館にも泊まりたい。ずっと思っている、旅館の露天風呂付きのお部屋に泊まりたい。
お城は初めてだったのだが、お城って昔からそのまま残っているのかと思っていたのだが、復元されたお城もあるということを改めてちゃんと認識した。
ガラス美術館で買ったお土産、気に入ってもらえたから嬉しかった。見つけた時から好きそうだなあと思って買ったものだったので、買って良かったなあって心から思った。
雨晴海岸から見られる立山連峰、今度はちゃんと見たいなあと思った。そしておじさまも今度来る時は立山連峰見られるといいな。
改めて調べていたら雨晴の道の駅も素敵だったので、今度行く時は行ってみたい。
この改めて調べる じゃなくて、行く前にちゃんと調べるべきなのよな……
行きたいと思ってた金沢にこんな形で突撃するとは思ってもみなかった。行って良かった。ノドグロ本当に美味しかったなーまた食べたい。そしてバスを教えてくれた店員さんには本当に感謝しかない。言われなかったら絶対体を酷使し倒していた。
兼六園は本当に行って良かった。また行きたい。他の季節もまた綺麗なんだろうなあ。今度はお茶屋さんで一服したい。
見たかった尾山神社のステンドグラスも見られたし、金沢に行って良かった。
今度は茶屋街にも行きたいなあ。
直近で二回旅をしたので、書く時に記憶ごちゃごちゃになるかなと思ったけど、どちらのことも覚えられていてよかった。
体力的には、やっぱり連チャンだと少し疲れてしまったかもしれない。帰ってきてからもなんとなく疲れがとれないままでいる。
けれど、旅から帰ってくると心なしか体が軽くなってはいるんだよなあ。
連続で行って満足もしたので、しばらく旅はおあずけのつもりだ。もしかしたらまた急に行っちゃうかもしれないけれど。
五箇山も行きたかったし、トロッコの谷も行きたかったし、雪の壁の所も行きたかったし、新たに知ったヒスイ海岸も行ってみたい。金沢も本当に突然だったから、改めてまた行きたい。
渡せてないお土産が大量になっている。友達に渡したらなんて言われるんだろう。
この間久しぶりの友達に会った時、行き詰まって伊勢神宮行ってきたって言ったら、「それ行き詰まってないよ?!」と言われた。そうなのか…?や、そう言われたらそうなのかもしれない。私自体は悶々としてるんだけど、側から見たらたぶん行き詰まってるようには見えないし…それ即ち、私が行き詰まってるって思ってるだけで、実際は行き詰まってないのかもしれない…?
私も友達が同じことしてたら、え、めちゃいいじゃん!って言うもんなあ。
旅が出来ている贅沢さを、もしかして私はわかってないのかなって今思った。わかってないな。わかってなかったな。
当たり前じゃないんだ。旅ができることだって。
次に旅に行く時は、新幹線の自由席と全車指定席をちゃんと確認する!を目標にしたい。
出来なかったこととか失敗してしまったことに目を向けがちだけど、出来たことも楽しかったこともたくさんある。
旅に限った話じゃなくて、人生的に考えても出来たことに目を向けて、自分を褒められるようになりたい。あと、まいっか。の割り切る力を身に付けたい。そして時間をうまく使えるようになりたい。本当切実に。
割り切り力が身に付けば、無駄な時間相当減らせるんだろうなあ。
あーしかしノドグロ本当美味しかったな…
兼六園本当綺麗だったな…
楽しかった思い出を積極的に思い返して、嫌だったことは忘れて、失敗は学びに変えて、ぜーんぶいい旅だった!って思うまでが、今回の旅で勉強したこと、するべきことなのかもしれない。
これって旅に限ったことじゃなくて、生きていく上でもそうするべきことだよなあ。
旅って、まじで人生に通ずるなあ。
一人旅って自分の性格や思考や癖が全部反映されるから、まじで人生の縮図かもしれないって今思った。(誰かと行ったら、誰かと一緒verの縮図になるのかな。)
旅で起きたことって全部、生きてく上での大ヒントなんじゃなかろうか。
どこへ行っても、自分がついてくる。
人生もそうだけど、旅で起きたことは、全部自分が招いたこと。
今度旅する時は、旅は人生の縮図って意識して旅してみたいと思う。…そんなん考えないで自然に楽しめば良いのかな。。
それもその時考えれば…ま、いっか!
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