![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138005007/rectangle_large_type_2_a755c43440081102aee79e0883af90f4.png?width=1200)
何もできない大人の初めての伊勢神宮一人旅 その2 初めてのミッション編
無我夢中で家を出て、駅に着いた私は初めてのミッションに取り掛かった。
そう、新幹線の切符を買うのである。
YouTube見て予習したし、実は北海道行きを目論んだ時に駅で少し券売機に触れていたので、なんとなくの使い方は理解していた。
あと、
新幹線 チケット 買い方 で検索すると
↓びゅうトラベルの新幹線初心者向け|新幹線のきっぷの買い方・乗り方を解説 というサイトがあるので
新幹線のきっぷの買い方
↓
指定席券売機のところにある
参照:指定席券売機ご利用案内(JR東日本)
のリンクを押すと、チケットの買い方の体験版で予習もできる。
新幹線で向かうは名古屋、そこから伊勢市だが、名古屋から伊勢市に向かうのに色んな行き方があるみたいだし、時間通りに行けるかわからないし、色んな行き方があるとなると切符の買い方をどうしたらよいかよくわからなかったので、ひとまず名古屋まで買って、名古屋からは丁度いい時間の電車を調べて乗ることにした。
初めてだからこんがらがらないように、無茶はしないスタイルである。
そうと決まったらあとは名古屋までのチケットを買うだけだ。タッチパネルに触って操作する。
東海道・山陽/九州
東北・山形・秋田・北海道
上越・北陸
西九州
どれだ………
このレベルである。ほんとにやばい。この間は北海道行きで調べてたから北海道を選べばいいだけだったが、突然わからないことに直面してしまった。
事前に見ていた乗り換え案内を確認するも、のぞみとしか書いてない。
nozomi…
のぞみだけじゃわからない。ちくしょう、常識だって言うのか……
ない知恵を振り絞るも確定に至る知識は出てこず、頭の中では多分クリスマスの時期に山下達郎のクリスマスイブと共に見たのであろう新幹線が走ってゆく映像が流れていた。
東海道な気がする。気がするんだが…
一旦、確認で上越・北陸を押してみる。
……違う…!
やっぱり東海道・山陽/九州だった。
今思えばそうだよな。という気持ちだが、突然問題を出されると咄嗟にパニックになってしまう。(券売機は問題を出したつもりは毛頭ない)
とりあえずここはクリア出来た。よかった。ホ。
安堵しつつ購入手続きを進めていく。指定席の発想はなかったので自由席で購入した。
お金を入れてあとはチケットを手に入れるだけである。
ふふふ、予習したから乗車券と特急券の二枚が出てくることは知っているぞ。こういうことでも知らなかったらどきどきしてしまう。
チケットが発券された。
え、一枚?
なんでかわからんが一枚しか出てこなかった。嘘だろ…二枚じゃない…だと…
とはいえ初心者の私が間違えてることはあっても、券売機が間違えることはないだろうと券売機を信じて深く考えず、なんかわからんが一枚しかないチケットを手にし、そのまま改札に通した。
電車に乗り込み、ひとまず安堵した私はホテルの予約をとっておこうと思った。新幹線の中でやろうかなとも思ったが、泊まるところは決めておかないと些か不安だなとも思い、ちょっと目星をつけていたホテルを予約した。普段は口コミとかがっつりちゃんと見るところだが、そんなに悪くもなさそうだし、とにかく予約がとれるところで交通の便が悪くなさそうなところにしようと深く考えず勢いで予約をとった。
そしてこれが後に仇となるのである。
無事にホテルの予約もとれ、新幹線の駅に到着した。新幹線の改札を探し、電光掲示板で乗る新幹線を確認し、改札をくぐり抜けた私はホームに向かった。
自由席は1-3号車なので、1-3号車の方へ向かった。こういう風に◯◯席は◯号車ということですら、今まであまり意識していなかったのでもはや初めて知った気持ちである。
端っこの方が空いていると聞いたことがあったので、端っこの方へ並ぶことにした。乗車時刻になり、新幹線に乗り込んだ。どこの席を選べばいいのかどこの席がオススメ(?)なのか全くわからないのでなんとなく適当に座った。
1人で新幹線に乗ってる…
数時間前までは思いもよらなかった現実が今ここにあった。
発射時刻を迎え、私を乗せた新幹線は名古屋へ向かって走りだした。
窓の外を見ると、見慣れた景色がどんどんと後ろへ流されていった。
いよいよ旅が始まった気がした。