自分を客観視すること
今回は、「自分を客観視すること」について。
これは、最近私が一番大切にしていることです。
私が「客観視」を意識しているのは、「人からの見られ方」を意識する為ではありません。
「自分のために、自ら気づき、ありたい姿に自分をコントロール」
するために意識をしています。
例えばですが・・・仕事などで自分のミスを発見したときに
「誰かに怒られるかも。悪い印象に映るんだろうな」という自分視点になるのではなく、
「ミスをしたのはどこに原因があったんだろうか?」
と、客観的かつ広い視野をもって、内省できる状態です。
上記の例の前者は“昔の私”で、とにかく人からの見られ方を気にしてしまいがちでした。ですが、自分を「客観視してとらえること」ことを意識してからは、もう一人の自分が、自分自身に「どうしてこうなったんだろうね?」と語りかけるようになりました。
この意識は、感情的になる瞬間でも有効でした。
あるとき、人との会話の中で「ムッ」としたことがありました。内側では「怒り」の感情になり、感情を表には出さないよう我慢をしてストレス状態になります。
今は、そのような状況になったときに、「客観的スイッチ」を入れるんです。
「あ、私は今、ムッとしてたなぁ。私はどういうときにムッとしやすいのか考えてみよう」と、一瞬で我に返り、自己分析を始めたりします(笑)
この客観的スイッチは、感情を表に出さないように我慢する・・のではなく、自分のことを少し高い視点から見つめることで、ストップしている自分の思考回路を動かして、感情をコントロールできるんです。
このように客観的に自分をとらえるようになったのは、グッド・クルーの野村さん(https://note.com/nnlifelog)からのフィードバックの嵐が要因だと思います。(笑)
野村さんとは、1on1で何回も面談をしてきました。そこでは、「見えてないだろう」と思っていた私の考えの本質を全部見抜かれ、自分自身が気づいていない部分に対し、ストレートにフィードバックされます。最初は私の思考が回らず、心から受け入れられないことも多かったです。
特に野村さんとの会話で多かったのは、相談をしたら開口一番に「なんでだと思う?」と聞き返されること(笑)
「分からないから聞いているのに・・・」と、当時は何度思ったことか・・・。考えられていないことがバレバレだったんでしょうね(笑)
でも、まさにこの問いかけが、今の自分につながっています。
また、最近は「なんでだと思う?」という自分への問いかけの視座が高くなるきっかけがありました。
それは、「他者と働く」という本に出会ったこと。
この本は、グッド・クルーに来年入社する新卒メンバーへの課題本として指定されたことがきっかけで読みました。
本の内容を簡単に要約すると、「相手との関係性をよくするためには、相手と自分とのナラティブ(解釈の枠組み)の溝をなくしていく必要があり、そのことを把握したうえで4つのプロセスを踏むことが必要ですよ」というものです。
この本を読んだときに、自分には特に、4つのプロセスのうちの「観察」と「解釈」ができていないと気づきました。
『相手には、仕事においてどんなプレッシャーがかかっているのか(観察)その人のナラティヴの中に立ってみて、自分を眺めると・・・どう見えるか(解釈)』
これまで自分が見えていなかった視点や、思考回路を思いっきり開いてくれました。読む前と、読んだ後では、同じような事象に対しても、とらえ方が違くなり、いい方向に思考をシフトできるようになりました。
こうして、私は以前よりも自分を客観視できるようになったのですが、まだまだその視点は低いと思います。
もっと視座を上げられるよう、自分自身に語り続け、たくさんの「気づき」につなげて、「ありたい姿に自分をコントロール」していこうと思っています。
これからの自分が楽しみです。