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DIY初心者向け!丸のこの選び方と使い方のコツ【完全ガイド】

「DIYを始めたけど、なんだかうまくいかない…」そんな経験、ありませんか?椅子やテーブルを作ろうと、のこぎりで木材を切ってみたものの、直線に切れずに仕上がりがガタガタ。いざ組み立ててもぐらついて、「もう二度とやるものか!」と思ってしまった方も多いのではないでしょうか。実は、私もそんな経験をたくさんしてきました。

しかし、そんなDIYの悩みを一気に解消してくれるのが 『丸のこ』 です。
これさえあれば、直線にきれいな切断ができ、プロのような仕上がりを実現できます。
私が使っているマキタ製『M585』も、その便利さに驚いた一台です。「プロ機同等の回転数。優れた作業性を実現。」といううたい文句に魅了され、使い始めてからはDIYの世界が広がりました。

この記事では、初心者でも安心して使える丸のこの選び方や、私自身の経験を元にした使い方のコツをお伝えします。


初心者におすすめの丸のこ選びのポイント

丸のこを選ぶ際、DIY初心者が重視すべきポイントはいくつかあります。ここでは、私の経験から初心者に特に役立つ点を挙げてみます。


1. チップソー(刃)のサイズと切断深さ

丸のこのチップソー(刃)のサイズは非常に重要です。以下のサイズを基準に、使用する木材の厚さに応じて選びましょう。

147mmのチップソーで切断できる深さは 47mm
165mmのチップソーで切断できる深さは 57mm
190mmのチップソーで切断できる深さは 68mm

私は、フェンスをDIYしたときに木製の柱を切りたかったため、190mmの刃を選びました。これなら、厚みのある木材もしっかりと切断できます。普段のDIYでそれほど厚みのある材料を扱わない場合は、165mmの刃でも十分対応できるでしょう。


2. 回転数とパワー

M585の「プロ機と同等の回転数。優れた作業性を実現。」という言葉が示すように、回転数が高いほどスムーズに木材を切断できます。また、パワーがしっかりしていると、硬い木材でもスムーズに切れるため、作業の効率が上がります。DIY初心者にとっても、パワーが十分なモデルを選ぶことで、プロに近い仕上がりが期待できます。


3. 安全機能

初心者にとって、丸のこの安全性は非常に重要です。安全ロック機能やブレードカバーがしっかりとついているものを選ぶと、安心して作業に取り組めます。また、保護メガネや手袋などの防護具も併用することで、さらに安全な作業環境を作ることができます。


4. 充電式かコード式か

丸のこには『充電式』と『コード式』の2種類があります。私が使っているM585はコード式ですが、もし次に買うとしたら、間違いなく充電式を選びます。というのも、私が他に使っているマキタの仮払い機やチェーンソーが18Vバッテリー式で、これらのバッテリーを丸のこにも使い回せるからです。

マキタの18Vバッテリーはパワーもしっかりしており、エンジン式と比べても遜色なく使えるので、今後のDIYライフを考えると、充電式は非常に便利です。特に複数の工具で同じバッテリーを使い回せる点は、コストや管理の面でも大きなメリットがあります。
もし今、丸のこを購入検討している方がいれば、充電式を選んでみることをおすすめします。


M585の使用感と具体的なアドバイス


M585を使ってみた感想としては、何と言っても切れ味が抜群で、作業中の安定感が非常に高いということです。庭のフェンスやウッドデッキのように堅い木を寸法通り直線で切る作業では、その真価を発揮します。パワーがあるため、切断中にブレることなく、まっすぐに切れるのが本当に助かりました。

リビングのカウンター撤去での活躍

思いがけない場面でも、この丸のこの力が発揮されました。リビングに作り付けられたカウンターを撤去する際、壁にしっかり固定されていたため、妻は大工さんを呼ぶつもりでした。しかし、私は「これくらいなら自分でできるよ!」と自信を持ってカウンターの切断に挑戦しました。

まず、作業前にブルーシートを敷いて木くずが広がらないように準備。直線切りにはM585を使い、コーナー部分はジグソーで仕上げ、グラインダーで面取りをしてサンドペーパーで磨きました。最後にニスを三度塗りすると、プロ顔負けの仕上がりに。広々としたリビングを見て、妻も驚いていました。


丸のこを使うときのコツ


丸のこを使う際には、以下のコツを押さえておくと、よりスムーズで安全に作業を進められます。


1. ブルーシートを敷いて作業する

丸のこを使うと、大量の木くずが発生します。特に屋外で作業する場合、木くずが飛び散ってしまうと後片付けが非常に大変です。私も砂利敷きの庭で木材を切断したとき、木くずが砂利に混ざり、掃除がほとんどできなくなってしまい、非常に困った経験があります。そこで、ブルーシートを敷いておくと木くずを一箇所に集められ、後片付けが楽になります。砂利や土の上でも木くずが混ざる心配がなく、作業後の掃除がスムーズに進みます。


2. ウマを使って安定させる

木材を安定した台に固定することは、正確なカットを実現し、ケガを防ぐために非常に重要です。ウマや同じ高さの土台を2つ用意し、木材が動かないようにしっかり固定して作業を行いましょう。安定した台があると、丸のこでの切断もスムーズに進み、精度も上がります。
私もこの方法で、フェンスの柱を安定させ、まっすぐにカットすることができました。

また、切断時には足や腕で木材をしっかり押さえることも重要です。丸のこは非常にパワフルで便利ですが、木材が不安定な状態で刃に触れると、木材が飛んだり、のこがキックバックして危険な事故につながることがあります。木材をしっかり固定し、安定した姿勢で作業することを心がけましょう。


3.コード式を使う場合の注意点

コード式の丸のこを使用する際は、コードの位置に細心の注意を払うことが必要です。作業中、コードが刃の近くに来ることが多く、誤って切ってしまうことがよくあります。私もグラインダーや生垣バリカンでコードを切ってしまった経験があり、その都度修理が必要でした。これが原因で感電や事故のリスクもありますので、コードのたるみや位置に気をつけ、肩にコードをかけるなどして刃に触れないように工夫しましょう。


4.防具の着用は必須

丸のこは非常に強力な工具ですので、必ず保護メガネや作業用手袋を着用しましょう。木くずが飛び散るので、目を守ることが重要です。
また、作業時の騒音対策として耳栓もおすすめです。長時間作業をする場合、耳への負担を軽減し、集中して作業ができる環境を整えることが安全に繋がります。


まとめ


丸のこは、DIYの可能性を広げてくれる強力なパートナーです。特に、木材の直線切断が必要なプロジェクトでは、その真価を発揮します。初心者でも、適切な丸のこを選び、基本的な使い方と安全対策を押さえれば、効率的にプロジェクトを進められます。

私も昔、小学生の時に買ってもらったメーカー不明の丸のこを長年使っていました。しかし、年月が経つにつれ、軸がぶれ、切れ味も悪くなり、おまけに安全カバーも壊れ、効率的で安全な作業が難しくなりました。そのため、庭のフェンスを作る際に、思い切ってマキタ製のM585を新調しました。やはり、イニシャルコストはかかっても、信頼できる工具を選ぶことが、長い目で見て作業効率を高め、長期間にわたり使い続けられることを実感しました。

これからDIYに挑戦しようと考えている方には、丸のこは必須のツールです。信頼できるメーカーの製品を選び、安心して作業を進めることができれば、プロジェクトがどんどん楽しくなるでしょう。ぜひ、自分に合った丸のこを見つけ、DIYの世界に飛び込んでみてください。

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