初めての『惑う』
あっという間の2月。
ここから少しづつ温かくなると同時に、感染も減少していくといいな…願うばかりです。
こんにちは、お店番のあやみです。
『惑う ~after the rain~』とは
みしま未来研究所、並びに併設のCafe&Bar Bloomingを運営しているNPO法人みしまびとは、かつて、市民参加型映画『惑う ~after the rain~』をFireworksと協業して制作しました。この映画は、映画作りへ関わることで、地域に未来を作る人をつくることが目的とされていました。
映画に関しての詳しくはコチラ↓↓↓
この映画を制作したのが2014年、公開が2016年だったので、若いメンバーやお店番のスタッフは、この映画が上映されたころは小学生だったり、この土地に住んでいなかったり…と映画の事を知らないのです。
そこで、先日の上映会にて、まだ『惑う ~after the rain~』を見たことないフレッシャーズたちに、見てもらい、感想を聞いてみました!
私自身と母に置き替えて観ていた…
大学1年生ながら三島市の観光アンバサダーも務めるももちゃん。いろんなことに頑張り屋さんで、おしゃれなカフェが大好きな彼女は、『惑う』を見て、どのように感じたのでしょうか…?
「私自身この映画の鑑賞は初めてだったのですが、想像をはるかに上回るほど心に響く作品で、観ることができて本当に良かったと思っています。映画を通して特に印象に残ったことが2つありました。1つ目は主人公いずみの結婚前夜に涙ながらに話すシーンです。母と娘、ふたりにしかない強い想いや絆がつまっています。観ていて心をぎゅっと掴まれるような気持ちになり、自然と涙がぽろぽろと流れてしまいました。気づかない間に、私自身と母に置きかえて観ていたようにも感じます。そして2つ目に印象に残ったことは、三島の町中に古くからの建物が大切に残されている中で、新しい建築物もそれらの良さを決して無駄にしないように考えてつくられているという点です。物語の舞台は昭和55年と今から40年以上になりますが、現代の三島で撮影したのにも関わらず、昭和の設定として違和感のない風景を見ることができます。それが可能であるのは、この街を守ってきた全ての方のおかげです。私も市民の一人として、地域の未来を考えつつも古くから残る「良さ」の維持を心がけたいと思いました。家族と地域、それぞれのつながりをより大切に、あたためていきたいと思える時間となりました。」
エンドロールに込められた1大プロジェクト感
お二人目は、山形出身のみのりちゃん。市内の企業に勤めるために、2年前に三島に引っ越してきてくれました。三島の人や自然を存分に楽しむパワフルガール!いつも元気をくれます。そんな彼女の『惑う』の見解はいかに!
「私自身、まだ『惑うAfter the Rain』を見たことがなかったためドキドキした面持ちでイスに腰掛けました。上映中、各所から時折、すすり泣く音が聞こえてきました。母が娘を想う気持ち、母と娘たちそれぞれの立場で考えさせられる家族の在り方に、私以外に見ている方も、お一人おひとりが深く感じることがあるのだろうな…としみじみ思いました。上映が終わり、鑑賞されていた方々が、口々に『映画、良かったよ。』『上映会やってくれてありがとう。』とお話されていたのをみて、私の心も温かくなりました。この映画の制作、地域の方々4000人以上が関わり、三島にとっての1大プロジェクトでした。そのことが映画の最後に出てくるエンドロールを飾る名前の圧倒的な数に秘められていると思いました。」
「地域の未来をつくる人をつくる」
いつの時代も変わらない家族の風景を、地域の力で作品にすることができ、その結果、地域の未来をつくっていく若い力の心に響いているのだな…と改めて感じることができました。
『惑う ~after the rain~』に関するお問い合わせは、NPO法人みしまびとホームページより承っております。
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