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4日間だけネナベしていたあの頃を振り返る

13年前、中学生だった私は一時期ネナベしていた時期がある。今日はあの頃を振り返る。

まず最初に断っておくと、博文という名前だが、私は女である。
私の苗字が伊藤で、伊藤といえば伊藤博文。という安直な発想が由来となっている。

ネナベをやっていたのは、ニコッとタウンという仮想空間コミニティ。

本垢はリア友交流用であったため、わざわざサブ垢を作ってネナベしてた。まだ当時はメアドを複数用意するのが大変だったはずだけど、どうしてたんだろ?
しかも2011年12月って高校受験前の中3では?

経緯は覚えてないが、リアルとは違う自分になってチヤホヤされたかったという気持ちがあったのだと思う。ネットで彼氏作っている友達もいたし。多分、受験のストレスもあったはず。あの頃はちょっと病んでいた。

今はメアドもパスワードも不明のためネナベ垢にログインできないが、本垢と「友達」になっていたため、一般に公開されているプロフィールとか日記は閲覧できた。

一発目の投稿がこちら。注目していただきたいのがコメント数。もらったコメントへの返信もカウントされているのだが、69件も付いている。

メッセージのほとんどが、初対面のかわいいアバターの女子。ニコッとタウンは女の子が多いコミュニティで、男の子は少なかったから注目されやすかったのだと思う。

ブログの投稿は3日間だけだけど、本当に痛々しいよ。マジで穴があったら入りたい。そのまま埋めて埋葬してくれ。


比較的軽いのでコレ。心が満たされたか、ネカマの恐ろしさに気づいたかこの日記を最後に投稿は途絶えてしまった。

ネカマしてチヤホヤされるのは楽しかったと思う。同性として女の子と絡むより、異性として女の子と仲良くするほうが私には易しかった。
(リアルでは陰キャで、気の強い女子集団に目をつけられていたため。)

ただ、これから関係を深めて女だとバレたとき、いろいろ面倒になりそうなことに気付いたんだと思う。アイドルとファンみたいな関係ならいいんだろうけど、一般人同士なのでそうはいかない。告白なんてされてしまったら……そういった恐怖があったので、おそらく4日で辞めてしまった。

ネナベをやって良かったことなんてないんだけど、ジャニーズとかアイドルとかに興味を持てない。あとVtuberも。「どうせ本当の姿じゃないんでしょ?」とつい斜に構えてしまうから。本当の姿じゃなかったのはネナベしていた自分なのに、それを他の人にも投影してしまう。

結局今は、バキ童チャンネルにハマる27歳になってしまったよ……
ぐんぴぃも土岡も面白い。「好き」と違ってその瞬間に生まれた笑いは本物で、私を裏切らないから。面白いかどうかが私にとっての「好き」の基準になってしまっているのかもしれないね。

次回は、私が被害に遭った課金アイテム送り付け詐欺の話でも書きます。
ご清覧いただきありがとうございました。



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