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ガンダムオタクな私がミリ知らな友だちにガンダム用語を説明した資料3.
はじめに
これはガンダム㍉知らの友だち向けに、親がオタクだったために幼少期からリアタイでガンダムアニメシリーズを全部、書籍、外伝をだいたい履修しているガンダムオタクな私が、噛み砕いてわかりやすくまとめた話です。
こんな人向けに書いてます
ガンダムは知ってるけど今迄何も見ていません!
水星の魔女しか見ていません!
最近話題のガンダム映画見たけど、専門用語や時代背景がわかりません!
ガンダムの資料が膨大でまず何から手を付けたらいいか分かりません!
アムロとシャアはわかります!
ニュータイプとかガンダムとかザクは聞いた事あります!
昔何かのガンダムを見てた記憶はあるけど、記憶喪失して覚えていません!
くらいの人向けに書いてます。
ガンダムオタクの人が見たら、ここが違う!とか言う意見がでそうなざっくり具合いです。
そういった意見はわかりますが、とにかくわかりやすさ重視でめちゃくちゃ噛み砕いて書いてます。
だからガンダム有識者の方はスルーして下さい。
前回の話はこちら
今回は用語と言うより、初代機動戦士ガンダムの前日譚的な、世界観の補足説明的なFAQです。
何でジオンと地球は戦争したの?
前回前々回の説明の通り、地球連邦政府から重税だ強制労働だと搾取されまくってたコロニー生活者(スペースノイド)の人達が反旗を翻して、内輪揉めしつつも「ジオン公国」として「独立戦争」をしかけました。
ジオンに勝算あったの?
良い質問ですね(ニチャア)
冷静に考えて欲しいのですが、資源も支援も乏しい植民地的な僻地の労働者階級の人々が、資源も人員も潤沢な地球連邦政府に勝てると思いますか?
すんごく雑な例えなので適切では無いかも知れませんが、イメージ的に突然日本が全世界に対して宣戦布告した感じです。
同じように突然宣戦布告された地球連邦政府も「勝てると思ってるの?!www」と舐めプかましていました。
そこで大活躍するミノフスキー粒子です!(何)
レーダーを遮断するミノフスキー粒子を発見した博士たちは、最初色んな学会で馬鹿にされましたが、独立を目論見ていたジオン公国の人たちが「これ戦争に使えるやん!」となって、その博士たちを囲い込んで独占しました。
ミノフスキー粒子を研究しまくったジオンは「近代兵器の無力化」に成功し、尚且つミノフスキー粒子を使った戦場で活躍する兵器「モビルスーツ(MS)」を秘密裏に量産しまくった訳です。
そんな事を知らない舐めプかましている地球連邦政府と、資源も数も圧倒的に劣っているけれど、秘密兵器が準備万端なジオン公国は満を持して地球連邦政府に対して戦争を起こしたんです。
ならジオン公国勝ち確定?
そうは上手くいかないのが戦争の面白いところです(ニチャア)
戦争開始当時は、事前準備のお陰で数で劣るジオン公国が圧倒的な勝利を収めました。
地球連邦政府側のコロニーを攻撃して、着々と戦力を削りました。
如何せん資源も数も劣るので、長期戦になればなる程ジオン公国側は不利で負け筋です。
開戦前からジオン公国も考えていました。
開戦速攻で地球連邦政府の本拠地を壊滅させれば自分たちが勝てると!
しかし地球連邦軍総司令部ジャブロー(南米にある)は堅牢で、守りは硬いので正攻法で攻め込むとジリ貧の泥沼です。
ジオン公国総帥のギレン・ザビさんは考えました。
「コロニーを地球連邦政府の本拠地に落とそう」と。
コロニー落としってそういう?
はい。
まずジオン公国は敵対しているコロニーに毒ガスを注入して、コロニー内の2000万人の住民を虐殺しました。
そのコロニーに核パルスエンジンを装着して、地地球連邦軍総司令部ジャブローへの落下軌道に投入。
もちろんそれを察知した地球連邦政府側の軍の猛攻にあいますが、ジオン公国側も応戦します。
結局コロニー落としは防げなかったのですが、ここで予想外の出来事がおきました。
落下目標の地球連邦軍総司令部ジャブロー(南米)にたどり着く前に、コロニーが空中で崩壊してしまいます。
そこから何個かの破片に分かれて地球に落下。
崩壊したコロニーの前端部分はオーストラリアのシドニーに直撃、その衝撃でマグニチュード9.5の大地震を発生させ、オーストラリア大陸の16%を消滅させました。
崩壊したコロニーの残部の3分の1は太平洋に、3分の2は北アメリカ大陸にそれぞれ落着しました。
崩壊に際して飛散した大量の破片は地球全域に降り注いで、地球連邦政府側に総被害数は40億人を越えるとされる甚大な被害を与えました。
しかしジオン公国側の当初の目的だった、地球連邦軍総司令部ジャブローはほぼ無傷でした。
ここからが泥沼の始まりでした。
コロニー落とし後、どうなったの?
あまりにも非人道的な作戦(人を虐殺して)を実行したジオン公国には内外から非難轟々です。
取り敢えずジオン公国の偉い人は「毒ガスでの虐殺も、コロニー落としも現場のやつらの独断です」とか言い逃れをしたりもしました。
(実際は現場の実行部隊の人達は、毒ガスもコロニー落としも知らされてなかったので、スケープゴート甚だしい訳です)
でも毒ガスもコロニー落としも事実ですから、反発して離反する人も出てきました。
その中にミノフスキー粒子関係の博士もいました。
その流れを利用して、地球連邦政府もジオン公国に対抗する兵器開発に乗り出しました。
因みにコロニー落としが目論見通り行かなくって大変なジオン公国も、もう一回コロニー落としをしようと頑張り、抵抗する地球連邦政府の艦隊を壊滅させたりするも、抵抗のせいでコロニー落としはできず、でも艦隊戦には勝っねえらいさんの捕虜を取ったりして、この勝利を糧に何とか地球連邦政府に対してジオン公国に有利な休戦条約を結ばせようと計画しました。
地球連邦政府側もコロニー落としをされ、艦隊戦には破れ、偉いさんを捕虜にされた事もあり、これを受けてしぶしぶと休戦となりましたが、何とこの休戦条約が締結前に、ジオン公国が捕虜にしていたえらいさんがジオン公国から色々あって逃げました。
無事解放されたえらいさんは「ジオンに兵なし!(見掛け倒しで勝てるよ!)」とジオン公国の内情を暴露したもんで、地球連邦政府もそんな内情なら休戦条約する意味はないなと、休戦条約はなくなりました。
因みにこの休戦条約中に「もうコロニー落としは辞めろ」ってなりまして、そこは両国で可決されたため、ジオン公国はこの戦争ではコロニー落としができなくなりました。
そんな訳でコロニー落としが目論見通りいかにいかず、更に期待していた休戦条約もなくなり、当初の目論見が破綻したたジオン公国の人はてんやわんやです。
何度も言いますが、戦争が長期化する程ジリ貧で、負けが見えるジオン公国と、対抗手段を講じだした地球連邦政府との戦争が泥沼化しました。
そんな中で、地球連邦政府は新型艦の「ホワイトベース」や新兵器「ガンダム(MS)」を開発させました。
さて、それを察知したジオン公国軍少佐シャア・アズナブルが、部下を引き連れて地球連邦政府の兵器開発されている現場に乗り込んだのが、初代機動戦士ガンダムの1話の話です。
ここからアニメの機動戦士ガンダムは始まりました。
ここ迄わかってから機動戦士ガンダムを見ると楽しいですよ?
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