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続、愉快な歯科医と私

6月になりました。

先月を振り返るとほぼ日刊note(更新しない日もあったが日に何度も更新をしたり)だったので、文学フリマの宣伝にしても我ながら気が狂ってたなあとなりました。


まあ個人的にほぼ毎日何かしら更新しているのは良い事だと思っているので、こらからも無理しない頑張らない程度でやっていこうと思います。


39記事/31日という( 。゚Д゚。)
よう書きに書いたもんです。


今回はまだまだ話が尽きない愉快な歯科医の話をしようかと思います。

「愉快な歯科医って何やねん」という方は「前回の愉快な歯科医と私」の話をご覧ください。

さて、前回も話しましたが、私だけなのか他の人に対してもなのか、愉快な歯科医は私が来院するとやたらめったに愉快な話をしてきます。

私としては聞いてて愉快過ぎるから良いのですが、創作を疑われるレベルで愉快な話をしてくる歯科医をどうぞ。



「ようやく仕留めたんだよ」

私がいつものように定期検診に行くと、挨拶もそこそこ、仕事(受付から検診まで)はスムーズに、愉快な歯科医はニコニコと語りだしました。


愉快な歯科医「ようやく仕留めたんだよ

私「…はい?何です?(検診中なので診察台にいる私)

愉快な歯科医「いやさ?うちインターネットの口コミとか全部断ってるんだよ?それなのにずーーーーっとG〇〇gleの口コミだけでかでかと載せられててさあ!あれ本当に嫌でさ!散々問い合わせとか申請とかして、よーーーやく消せたんだよ!いやあ、大変だった!(軽快に喋りつつ手は止めない愉快な歯科医)」

私「先生よく削除依頼なんてやりましたね?(仕事柄削除依頼の大変さを把握してる)」

愉快な歯科医「前も話したかも知れないけど、うちそういう(宣伝して集客したい)医院じゃないからね?いいも悪いも口コミ何か載せられたら、面倒くさいじゃん?うちは営業時間もお客さん合わせだし、初めての人が口コミだけ見て来てさ?それで口コミと違う!とか言われたって知らないよ?うちが直接書いてる訳じゃないのに、参考にしたそっちの責任だって思うけど、そう言うの通じない人いるからさ。それならそもそも載せないが一番だよ」

私「あー…(そう言うお客さんの対応で、めちゃくちゃ鬱憤が溜まっていた訳ですなあ)

愉快な歯科医「ま!ようやく削除できたからもう大丈夫だけどね。うちは紹介と常連さんだけで十分だよ!あ、うがいして?(話しながら私の歯を磨き終える愉快な歯科医)」

私「…まあ宣伝してなくても通りがかりで私みたいな客が来ますね?(うがいをしつつ合いの手を入れる律儀な私)」

愉快な歯科医「ま、うちはそれくらいがちょうどいいよ。はい、おしまい。帰っていいよ?」

私「はーい」


治療一割、愉快な話九割強くらいの割合で話されるので、愉快な歯科医のネタが尽きません。

しかしネット口コミの削除依頼なんて、まあ面倒な申請をよくやりきったものですね。
理系の研究者らしい執念を感じました。
流石は愉快な歯科医だなあとなりました。




「飛んで火に入る夏の虫」

あれは選挙の時期の事でした。
選挙カーがあちこち行き交うのを横目に、私はその日歯石除去で愉快な歯科医に行ったのですが、相変わらず挨拶そこそこで話し出す愉快な歯科医。



愉快な歯科医「外大丈夫だった?(目的語が抜けがち)

私「あ、選挙カーの事です?(察する私)

愉快な歯科医「邪魔だよね?

私「まあ道、塞いでましたよね」

愉快な歯科医「と言うかさ、その選挙カーでさ、候補者様がうちにいそいそと挨拶に来やがってね?

私「あれま(寄りにもよってまあ)

愉快な歯科医「向こうからしたら(愉快な歯科医は)院長先生じゃん?

私「はいはい(世間一般的な認知ではそうなりますなあ)

愉快な歯科医「たまたまその時はお昼だったからお客さんいなくてよかったけどさ、まあ説教よ?

私「あらまあ(サンドバッグ宜しくやってきたと)

愉快な歯科医「普通さ?選挙カーとか演説とかさあ、病院や保育園近くでやるのは遠慮するもんよ?しかも挨拶回りとか選挙法違反だぞと、こっちからしたら飛んで火に入る夏の虫だよ?

私「説教されに来たのかと

愉快な歯科医「ね!」

私「で、どうなったんです?」

愉快な歯科医「めちゃくちゃ選挙法とか近隣の迷惑とかまとめて伝えてお帰り願った訳よ?おかげでうちの前には来なくなったけど、代わりにあそこ(愉快な歯科医の近くの通り)に選挙カー停めるから、それはそれでお客さんの通り道だから邪魔な訳よ?

私「なるほど(それで最初の声掛けになったと)

愉快な歯科医「早く選挙終わって欲しいよ」

私「まあ後少しの辛抱ですから…(なぜ私が愉快な歯科医を宥めているのか)


時々立場(サービスの提供元と提供先)が入れ替わってねぇか?となりがちな愉快な歯科医と私ですが、商売っ気がないのが愉快な歯科医の売りなので、個人的にはまあいいかとなります。




最後に

今回は愉快な歯科医の性格がよくわかるエピソードを思い出して書いてみたのですが、こうやって並べて書くとわかりやすい研究者気質だなあとなりました。

因みに愉快な歯科医は元々は研究畑にいて、そこから色々な思いがあって開業医になったそうなので、本当にこの開業医らしからぬ愉快さが特徴です。



しかし今回書いた通り口コミはノーセンキューらしいので、どこの歯科医かはここでは書けないのですが、名前を出さずに私がSNSで好き勝手書いてる事はお伝えして、愉快な歯科医からは許諾を得ているので、愉快すぎる歯科医の話としてだけお楽しみ下さい。

そんな今回も愉快な歯科医と私の話でした。
又愉快な話はこちら!





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