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カイゼルグレイモン研究記

こんにちは。み。と申します!
いつもファイル島デジカをXでご覧くださってる方はありがとうございます!!

今回は新弾発売に向けて、1番気になっているカイゼルグレイモンについてあれこれと考えたことを記そうと思います。

・無料部分にはデッキ構築の過程を、有料部分には現状で私が考えているデッキレシピを載せています。
・各環境デッキとの相性や分については検証不足のため未記載です。
・カイゼルのデッキ構築について、手っ取り早く構築の案を知りたい方におすすめしたい記事となっています。
【7/1追記】有料部分は随時更新していきます。それに伴い、販売価格も変動します(先に購入いただいた方が不利になることはありません)。

み。

まずはざっくりとした単体考察から。

カイゼルグレイモンの強み

イラストが良い

わかりやすく強そうなのは、新弾の神原拓也&源輝二(以下、5拓也)との組み合わせで
「進化時にデジモンにアタック、消滅させて貫通2チェック、そのままプレイヤーにもう一度2チェック(ダイレクト)」が狙えそうなとこですね。ここをカイゼルの最大出力として一旦考えます。

これに加えて、
【選んで進化元破棄】耐性や消滅時効果を消失させたり、ヘクセブラウモンのロック効果から抜け出す
【複数体のレスト】面倒なブロッカーを無視して狙った獲物にアタックを通す
が可能です。器用さと派手さを兼ね備えた性能に見えます。

このカードの取り巻きとして、
チャックモンチーム
フェアリモンチーム
が登場。全部光るという恐ろしい仕様で、炎、風、氷のカイゼル3エレメントデッキが組めるようになりました。

…でとりあえず組んだのがこちら。

試作

試作1(細かいところは目をつぶって欲しい)

細かい枚数などは適宜調整して使っています。
カイゼルの動きに貫通が欲しいことから、一旦フェアリモンサイドに寄せて構築。5拓也の効果で多くのカードを進化元に入れるためアナログの少年。青をペンモンに任せて「風は炎に氷牙は剣に」を使うコンセプトです。

しかしイマイチ強くない…

試作2(細かいところは略)

反転。チャックモンサイドでも組んでみます。貫通は欲しいので3色入れつつ、テイマーは拓也/友樹に絞り、「アナログはそのまま進化に繋がらないのがもしかして手痛いのでは」と考え、一旦友樹を増やします。なるほど少しだけ序盤のスピードは出るようになりましたが…

やはりしっくりこない…。

弱そうだった理由をいくつか挙げます。

BT18デザイナーズフル投入の厳しさ

⚪︎揃わない
1番わかりやすくて1番難しい問題。トラッシュに5枚溜める以前の問題で、手札に各パーツが揃わないから戦えない。それを見越して泉・友樹どちらかに寄せてみても厳しい。それぞれメモリさえ多めに払えば進化できるものの、コスパが悪いので次第に相手に追いつけなくなります。揃えるのが不可能とは言いませんが、環境のスピードに対して安定して何戦もできるとは思えませんでした。

○メモリが足りない
試作1から試作2にかけてPウッコモンを採用しているのは、試作1の段階でこちらの動きにメモリが足りないこと→相手に大きくメモリを渡すことが厳しかったからです。
また、BT16ウッコモンも試していますがサーチがどうにかなる代わりにメモリが足らなくなる。いわばデッキの燃費が悪いので、速度の速い相手の動きに追いつけません。泉や友樹の登場コストと確保できるメモリが釣り合わない。

○噛み合わない
カイゼルが「あと2点からダイレクトを決められるカード」なのに対して、風は「盤面を取るカード」、氷は「盤面を留め置きつつ一旦削るカード」です。氷とは相性良さそうですが、風とは相性が合わない。風を使っている限りは「あと2点」にならないからです。しかしカイゼルに求められる貫通は風が持っている。。。カイゼルの下5枚となった時に強いカードであることはあるのですが、道中と噛み合わない、といった感じ。
1番わかりやすく噛み合うのは、やはり「相手の盾を削りつつ、カイゼルになれるテイマーを即時用意してくれる」エンシェントグレイモンということになるでしょう。

→これつまり、
「カイゼルグレイモンのためにトラッシュからカードを5枚入れるために~」とか、「3色オプションのために色を確保して~」とか、「スサノオモンとオプションを~」までそもそもたどり着いていない問題があるということで……ここをクリアするためのデッキ構築を考えていく必要があります。
逆に言えば、クリアできればいよいよオプションやスサノオを検討…となるのでしょう。
この記事を踏み蹴って強い赤青緑のカイゼルデッキが現れることを願っています。

デッキ紹介❶赤ハイ型

デッキレシピ

闇は炎に大地は剣に

ご覧の通り、テイマーは拓也のみに絞って従来の赤ハイを改良したような形にしています。
貫通はフレイモンが担当。
ここにカイゼルグレイモンと5拓也のギミックを使うための変化を織り交ぜた形です。いくつか目立つところを紹介します。

グロットモン・ギガスモン

共闘はアツい

5拓也の効果で一気に別名称を下に入れるために、散らして1枚ずつの採用をしています。
グロットモンは小粒を消滅させ、ギガスモンはエンシェントグレイモン→アナログの少年の動きから、出てきた5拓也から進化することで速攻でプレイヤーに進撃することができます。
また、2枚とも後述するライヒモンと同時に進化元に入ることで7000以下のデジモンを消滅させることができ、カウンタータイミング前にレベル5を消滅させるところまで仕事が期待できます。

ライヒモン

相性が良すぎる

紫のハイブリッドから3進化なら、アグニ・ヴリトラから進化できるという寸法。
ヴリトラモンアタック→2コストでライヒモンへ進化、テイマー登場。アタックはDP10000を超えるため拓也効果が発揮、おまけにジャミングという相性の良さ。
極めつけは進化元効果。5拓也に入れるとDPー4000という超汎用便利効果が使えます。小粒の除去にいちいち突進する必要のあるこのデッキにはありがたい効果です。
ただし、登場するテイマーはトラッシュからであることと、自壊しないlv:6が時に強くないことに注意。

アグニモン

一回使ってみて欲しい。とんでもない便利さ。それ以上言うことはありません。

戦い方

序盤は従来の赤ハイ(エングレ主体のもの)と一緒。アナログの少年でパーツを集めて、エンシェントグレイモン進化・ターン終了時消滅を駆使して敵のセキュリティを削りつつ、こちらには神原拓也を登場させていきます。
BT12の神原拓也を早期から使い、メモリー+2を狙いながら攻められるのが良いです。中盤までに、5拓也は1枚登場させられれば良いと思います。

アナログの少年や拓也が並んでしまえば、あとは進化元効果を携えた5拓也を使ってよりパワーアップした攻撃をしていきます。この際、カイゼルをわざわざ使わなくてもエングレが強いならエングレを使っていきましょう。

カイゼルグレイモンは敵セキュリティ2枚からのトドメや、厄介な進化元効果を除去するために利用していくことになります。

回す際のテクニック

BT17ヴリトラモン→5拓也ターン終了時アタック

少し前に話題になっていたやつです。正確には裁定待ちなのかも知れませんが、理論上はワープ進化したエンシェントグレイモンを場に残すことができます。

【方法】
ターンが相手に渡るようにして5拓也をヴリトラモンに進化→
5拓也の効果でターン終了時にプレイヤーにアタック(※)→
ヴリトラモンアタック時効果でアグニモンに→
アグニモン進化時効果でエンシェントグレイモンに→
ターン終了時の効果は※時点で発揮するため、消滅するタイミングがない

これ、裁定で×といわれたら修正します。ただ、実際のところはエンシェントグレイモンにはきっちり消滅して貰った方が良い場面が多いです。

5拓也の進化元に入れることで便利なカード達

○BT17フレイモン
その後エングレになるルートをたどると、登場させられる拓也が1枚増える。シンプルだが強力。

○BT17ヴリトラモン
進化元にいるだけで、5拓也からアグニモンに進化するとエングレになれる。手札にヴリトラがない時に使える技。ただし、コストを超過して5拓也効果でターン終了時アタックしようとすると、アタックの処理前にアグニモンの「ターン終了時消滅する」が入るので注意。

○Pアグニモン
進化元にいると、エングレへのワープ進化が1コストで可能になる。序盤で育成エリアからPアグニ→エングレのルートが決まった後に使っていきたい効果。

ディノビーモンの運用

赤ハイ最強のジョグレス体。その名もディノビーモン。
ウッコモンを蘇生しながら追加打点になるだけでなく、パーティションで場持ちを良くする。
そして何より凶悪なのが、神原拓也の持つ強力進化元効果を使い回す点。

あとこの子ヴリトラモン→アグニモンみたいな赤ハイでよく起こるレベ4重ねについてもパーティション適用内ということで、素直に進化しても強いときがあります。
ただし場持ちが良いからといって良いことがあまりないデッキでもあるため、過信は禁物です。余裕かましてると退化されたり、パーティション素材込みで滅多打ちにされたりします。

おまけ:エングレだけでよくね??

ここまでエングレをメインに使っていくデッキを回しながら、誰でもこれは思うことと思います。

確かにこれは5拓也を使って様々な進化元効果をエングレに付与していくことができるエングレデッキ、なのかもしれません。
しかしカイゼルグレイモンが担う中盤からの貫通ダイレクトアタックは、エングレが担ってくれている序盤の猛攻からの良い継ぎ手となります。役割というか、活躍の機会が別々なのでそれで良いと思っています。
裏を返せば、カイゼルのアタックはエングレとは別の役割を敢えて持たせていきたいところです。ここがグロットやライヒを進化元に入れることによる効果除去性能とか、そういう話になってくるといいのかなと。

そう思っていました。

7/2大幅追記:180°の構築変化


ここ1週間でカイゼルグレイモンと向き合い続けた結果、紹介した構築とは全く別のものが生まれたためその経緯を記す必要が出てきました。

7/2以前に買っていただいた方はそのまま読むことができますが、それ以降に購入される方の有料部分はここからに変更させていただきます。

簡単に言うと、
「新ギミックは揃わないから赤ハイ型にする」
「結局カイゼルにはエングレギミックが必須」

という話をひっくり返しています。

どういう話になったのか

それからというもの、結局私は「風は炎に氷牙は剣に(以下、オプションと表記)」を諦めきれずにいました。3コストで突如現れるカイゼルは悪くない性能、というか5コストで進化するカイゼルが弱い。となれば、やはりオプション前提でカイゼルを運用しなければカイゼルを使う意味がないと(それこそエングレだけで良いと)。

やっぱりキーカード

頭の中ではまだ「泉・友樹で色を確保するのはコストが高い/揃わない」というイメージが強かったので、ひとまず拓也ベース+青緑の確保を考えました。
カードプールから考えたところ、「エングレ→BT8大輔&賢」「赤ベビドモンからドラコモン」を発見。
0コストで青緑を確保できるドラコモン入りの赤ハイを作ってみました。

発想力には自信があるが強いとは言ってない

決まると気持ちいい!
しかし安定性に欠けるというか、動きがぎこちない。「ドラコモンとオプションが引けていて、拓也がいて、育成が開いている。」を達成するのが難しい。手札の条件に加えて育成のタイミングまで難しくしてどうするんだ。
「エングレ→大輔賢」も少し試しましたが、「エングレ爆発時、大輔賢おいてたら拓也置けないけど大丈夫?」って感じでした。そもそもあまり枠を割けない。

なんというか、オプションを使うために「別枠」が必要なのが弱いと感じる。もっとなめらかに、基本的な動きの中で3色を生み出す必要がある。

こうして悩みながら、一旦、新弾カードの泉・友樹に戻ることになりましたが、ここで諸々に気づきながらデッキ構築としてはひとまず納得いくところまで到達することになります。

結論、

「泉/友樹の採用をしてもある程度事故回避は可能」
※これに関しては私の決めつけが強すぎた

であり、

「エンシェントグレイモンは構築から抜ける」

ということになります。

デッキ紹介❷赤緑中心型

まとまりきってはいない

フェアリモンがデッキの核となる構築に変化。各カード紹介は省略して、この記事の最初から何度も話している欠点の解消について話をします。

〇「揃わない」「メモリが足らない」を対策

冒頭で「1番わかりやすくて1番難しい」と書いた問題。噛み砕くと、
「拓也/泉/友樹」
「アグニ/フェアリ/チャック」
「ヴリトラ/シューツ/ブリザー」
がうまく揃わないと、滑らかにメモリを使えずに隙を生むという話。
これは「アグニ/ヴリトラ」の先に「エングレ進化」を見越す関係上、BT17の2種を使用することが事態を大きくしていました。
というわけでいったんエングレをデッキから外すことを決断。
代わりに、「BT7ヴリトラモン」「BT12アグニモン」を採用しました。

フェアリモンの進化先がシューツモンの他、BT8ヴリトラモンとレベル5の枚数分増えて揃わなさが軽減。
またBT12アグニモンは育成と拓也から2コスト進化、ヴリトラからも進化可能とこまめなメモリの消費に役立ち、拓也を登場させる効果もエングレの穴を気持ちばかりカバーしています。

ここまでくると、BT18ウッコモンのサーチが効いてくる。事故がかなり減った実感があります。

〇「噛み合わない」?

プロキシ時点では本当に4枚なんて
要らないと確信してたんです。おろか

あれほど「風」はカイゼルに合わないとかほざいていた人間が何をフェアリモン4枚で山作ってるんだ?と思われた方もいるかと思いますが…

風は風で貫通打点飛ばしながらテイマー貼れるんですよね。すべては「うまく揃わない構築」が悪かったんです。今からスクロールして上の文章訂正したい。。相性は悪くないです。

そしてフェアリを軸にデッキが回ってくると、エングレのためのアグニ/ヴリトラを使うタイミングがなくなってきます。フェアリ効果でアグニがコスト-1で進化してそのままエングレになっても、追加で3コスト払いますし、大抵アタックまでいきません。結果、エングレは抜ける、という寸法です。

これで完全に赤ハイというデッキタイプから「3色カイゼル」のデッキに変化しました。

ここからは実際の動き方や強みの解説になります。

〇3色カイゼルで抑えておくポイント

主に2つあります。

①序盤のフェアリモン始動
ちょっとでも今弾のハイブリ触ったことある人はわかる話ですが、この山も相手の1返しに対してこちらが動けるように立ち回らないと戦えません。

 ・ペンモン+泉から1コストでフェアリモン、
 ・BT17拓也でメモリ2確保
 ・Pウッコモン採用でメモリ2確保

このあたりを初動は狙っていきます。育成をBT12アグニモンに進化させて細かく返していき、拓也の無償登場を狙うのもいいと思います。
5拓也は手張りしません。初動で5渡すリスクが高すぎる+リターンがあるのはかなり後なので、初動の手札には要らないくらいの意識で良いと思います。

泉+フェアリモンで相手のウッコモンを叩いてこちらのテイマーを増やすのが理想です。
それを嫌ってウッコモンがセキュリティを小突いてくるのは、テイマー登場の裏目を期待できるのでヨシ!

②3色確保とカイゼルの使い方

夏が始まった合図がした

オプションのための色はペンモン+泉で確保します。ペンモンは序盤中盤終盤隙なく活躍してえらいですね。頭わしゃわしゃしたい。

カイゼルグレイモンは、オプションでの進化を優先で狙っていくため泉効果で積極的にトラッシュに落としていきます。
トラッシュからも進化可能、カイゼル自身も1種類になること、基本手札に溜まりやすいことから安心して破棄していきましょう。
(カイゼル4枚はさすがに変えてもいいのかなと思ってはいますが)

〇入れ替え候補

3色デッキだけあってめちゃくちゃある気がします。

気が向いたら書きます。

終わりに

「カイゼルグレイモンのデッキ」としてしっくりき始めているので、さて現環境で戦えるのか?に向き合っていく必要がありそうですね。頑張ります。

いかがでしたでしょうか?
実績があるわけでもないため、デジカプロ(?)の方々には少々物足りない記事だったかもしれません。
カイゼルグレイモンの構築のスタートラインを幾分か既に進んでいるところから皆様が組むことによって、研究がより速く進んでくれることを願っています。なんか強いデッキできたら教えてください。
それでは!

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