あっという間にマイナス1億円!セルフエステ開業~閉店までの経験全てを語る
はじめに
こんにちは!エステマシンレンタル事業の責任者の後藤と申します。
マシンレンタルを行う前、当社は池袋でセルフエステと施術サロンを2年間運営してまいりました。開業からなかなか黒字にならず、なんと1億円もの負債を抱え閉店したプロジェクトとなりました。
セルフエステ開業はFC展開などで気軽に始められる手放れのよいビジネスとうたわれることが多いですが、経験した私たちとしてはとんでもない!資金回収には綿密なビジネスモデルの構築が必要であったと強く思っています。
現在も、マシンレンタルサービスに問合せを頂くお客様の三分の一がセルフエステ開業を検討されています。
その際に質問で頂いたことや、知りたいと思われている事はできるだけお話をしてまいりました。しかし、詳しいデータや当社の内部情報となっていることに関してはお伝えし難い部分でありましたので、この度有料で情報を販売するという形でまとめさせていただきました。
ここにありますのは
「開業するなら絶対に知るべきこと」
です。
セルフエステの開業を少しでもご検討されている方には「やる」「やらない」を決める助けとなる情報をご用意しました。「やる」と決めた方にはこの情報によりコストカットに繋がる判断ができると思います!
それでは!セルフエステ開業!
一億円分の失敗談を全てお話しします!!
【新事業としてセルフエステを選んだ背景】
株式会社ララフェイスは関東に58店舗の美容室を展開しております。
当社の美容室は立地とプライス勝負のファミリーヘアサロン。
良い条件の店舗物件を獲得し、カジュアルプライス&予約なしで来店できる美容室。
宣伝広告費をほとんどかけずにお客様を蓄積していくことで、売上を伸ばして参りました。
しかし、昨今では美容師の採用が年々厳しくなっており、出店スピードに美容師の人数が追い付かない状況が続いております。
今後ビジネス拡大を狙うにあたり、もう一本の柱としての事業を検討することになりました。
検討する中で、カラー専門店や、飲食店、マッサージ経営というアイディアが候補に。
しかしながら、管理業務改善のコンサルを担当していた大手コンサル会社からのススメ(=営業)を受けて、エステ業界へ進出を検討することとなりました。
当時、セルフエステが流行りだした頃で、セルフエステ業界大手の出店が相次いでおりました。
マシンを用意して、お客様が自分で操作するサービスはエステ業界初心者の私たちにとって非常に魅力でした。
また、美容室出店時の課題がそもそも人材を集めることに苦しんでおりましたので、セルフエステのオペレーションスタッフなら、資格いらずで採用ターゲットが広がるのも魅力的でした。
そして、さっそくセルフエステの市場調査に乗り出しました。
当時、大手セルフエステ企業にマシン調達を担当していたディーラーより聞いたところ、大手のセルフエステは、(当時)お試しで体験する人の60%が契約し、ユーザーとは半年間縛りの契約を結んでいるという話でした。
担当のコンサル会社のアドバイスを受け、当社では新規の40%が契約し、3カ月の契約の縛りを作り、契約した人の50%以上が半年は継続し、1年継続者も全体の30%という予想を立てて、1年で黒字、2年で回収(遅くても5年で回収)のモデルを作り、出店に取り掛かりました。
こちらはあくまでも予想の数値であったので、セルフエステがうまく軌道に乗らないことも想定して、施術もセルフエステも両方提供するサロンを企画しました。
場所は別事業で賃貸していた池袋の物件を改装することになりました。
セルフブース15部屋、施術ルーム3部屋のスペース全てにマシンを用意できるように、OEMで自社のオリジナルマシン30台を発注しました。
■オリジナルマシン30台
■賃貸物件の改装
ここまで2500万近くの費用がかかります。
■コンサルフィー
■担当者の人件費
■オープン前の家賃
■オープン前のスタッフ人件費(研修なども含む)
■セルフエステのHOWTO動画とタブレット
■エステ備品全般
■システム導入費
■HP制作、広告宣伝費
など!
初期費用は最終的に4000万程度となりました。
4000万の初期費用の回収は2年間であれば毎月167万以上、5年間であれば毎月67万以上
の利益が出ていないと叶いません。
当時はオープンして半年たてば会員が増え、
毎月最大300万の売上、低くとも250万の売上を予想していました。
数字上の予想では上記の目標は悠々にクリアできる予定でした。
斯くして、2019年3月、ミセルボ池袋店として当社のセルフ&施術エステはオープンします。
しかし、、、、
半年後の結果は売上が100万を超えることもできませんでした。
スタッフは5名。施術メニューもできるようにと、毎日3名で回していたので、人件費もそれなりにかかる状態です。
マイナスが続き、4000万の初期費用に毎月の負債が溜まっていきます。
それから試行錯誤をし、ようやく勝ちパターンも見えてきたところに、コロナがスタートしまして、まったく目標の売上に到達しないまま閉店を決意いたしました。
いったい何が予想と違ったのか
このセルフエステ開業ノウハウでは、
失敗の原因となったオススメできない秘策と、
その学びからオススメできる秘策を
紹介して参ります。
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