2016年神奈川県の障碍者施設で実際に起きた事件を題材に描かれた辺見庸の小説の映画化。
「コミュニケーションの取れない障がい者は生産性もなく、生きる価値がない」と決めるのは誰なのか?
障がい者も健常者も同じ一つの命
命の重みは本当に皆、同じなのか?
殺人も状況によっては、罪を問われない。
人間が決めた線引き、
人として生まれてきた以上どんなに酷い障害があろうとそれは人。
戦争で人を殺しても殺人罪に問われない。
招かれない妊娠で胎児は殺せても、動けない話せない障害者を殺したら殺人。
なぜならばそれが人間のルールだから。
切なくて深く悲しいモヤモヤした負の感情が湧き出でてくる映画だった。
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