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スゥルタイポイズン~2024年決定版~

私がスタンダードでこよなく愛用しているスゥルタイポイズンの現環境の決定版が仕上がったので記録兼布教のために私の知る知見をここに記す。

1.デッキの概要

毒デッキはバントかディミーアが一般的だが、私はスゥルタイこそ最強だと確信している。
毒関連で最強なのは《敬慕される腐敗僧》で間違いない。これに関しては全人類共通の認識であろう。入れない手は無い。
そして私は常々言っているのだが、毒デッキに関しては白が弱すぎる。《スクレルヴの巣》だけが強かったのだが、《叫ぶ宿敵》の登場により絆魂の価値が激減した。
デッキとしてはディミーア増殖が優秀なので、そこに腐敗僧を足したアグロ+コントロールの型に落ち着いた。
そこにファウンデーションで再録された《牙持ち、フィン》を加えて《多汁質の頭蓋住まい》の火力の底上げに成功した。
2体が並んだ状態で《多汁質の頭蓋住まい》の攻撃が通ると一気に毒が3つ与えて堕落状態になる。実際強い。

上がデッキレシピになる。除去したり、ドローしながら毒を増やす動きがクセになる。《血清の罠》は《敬慕される腐敗僧》との組み合わせが一番強いことは覚えておいて欲しい。相手の除去回避しながら毒を2つ増やせる。

2.サイドボード

① VS赤単バーンや赤系アグロ

このデッキの天敵。メインは相手が余程の事故を起こさない限りはまず勝てない。サイド後にお祈りしながら除去を連打しよう。

out 4 血清の罠 4 歪められた好奇心 3 牙持ち、フィン 1 敬慕される腐敗僧
in    4 声も出せない 4 証人保護 4 喉首狙い

まずは凌ぐことを最優先にして、嵐が去ってから毒を溜めていこう。そうしないとあっさり負ける。
《多汁質の頭蓋住まい》と《敬慕される腐敗僧》は殴らずにブロッカーと割り切れ。


② VSディミーアミッデレンジ

現環境のトップメタ。これまた分が悪いが相手が少しもたつくとそのまま毒で押し切れる。客観的には五分五分なのかもしれない。

out 4 血清の罠 4 歪められた好奇心 3 牙持ち、フィン
in   4 声も出せない 4 喉首狙い 3 ヴラスカの堕落

ランドグシャがいるため《歪められた好奇心》は抜く。可能ならば《声も出せない》は《永劫の好奇心》に貼りたい。
こちらが先手の場合は打ち消されない様に、2ターン目のメインに《ファイレクシア病の前触れ》を唱えることがかなりの頻度である。毒を1つでも入れないと試合にならないのだ。


③ VSアゾリウス眼魔

メイン、サイド共に有利。1・2ターン目は割と好き勝手出来るので、そこで試合の流れを作ってしまおう。

out 3 切り崩し 1 血清の罠 3 牙持ち、フィン(後手)
in   4 喉首狙い 3 ヴラスカの堕落(後手)

丁寧に試合送りをすれば自然に勝つ。


④ VSゴルガリミッドレンジ

体感は五分五分。除去の的がわんさかあるので、自然に毒が溜まるだろう。メインでは《ドロスの魔神》と《黙示録、シェオルドレッド》は《苦痛ある選定》でしか対処できないので、余裕があるなら温存しておきたい。

out 3 牙持ち、フィン 4 血清の罠
in   3 ヴラスカの堕落 4 喉首狙い

ラノエルを見かけたら最速で殺せ。


⑤ VSランプ

お客様。圧倒的に有利。《永遠の策謀家、ズアー》の処理だけきちんとすれば大丈夫。

out 3 切り崩し
in    3 喉首狙い

兆候持ち達はカウンターが乗っている内はただのエンチャントなので《永遠の策謀家、ズアー》の起動スタックで《血清の罠》で手札に戻そう。サイズが馬鹿にならないので、出し直されるほうが数倍マシ。


⑥ VS緑単

有利だと思うが、ちょっと除去が間に合わないと簡単に負けることもあるので油断は禁物。ラノエルは許すな。

out 4 敬慕される腐敗僧 4 多汁質の頭蓋住まい 3 牙持ち、フィン
in   4 喉首狙い 3 ヴラスカの堕落 4 声も出せない

生物の殴り合いでは話にならないので、生物は全抜きしてディミーア増殖として戦う。


3.終わりに

2023年2月に"ファイレクシア:完全なる統一"が発売されてからずっと使い続けてきたので、毒に関しては誰にも負けない自信がある。
環境によって毒デッキの生存権が無くなる時代があるのはご愛敬。
次の環境でどうなるかわからないが、少なくとも今の環境は相対的に有利なマッチが多い。

強い上に安く組める利点もあるので、これを読んだ人は是非使ってみて欲しい。

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