流行語大賞ノミネート30個で振り返る会2019
ども、寒さで体調が最近不調のミッシュランです。
今回は11月6日に発表された「ユーキャン 新語・流行語大賞2019」のノミネート単語をジャンルごとに解説しながら2019年のこれまでを振り返っていこうと思います。
なお今年のトップ10、年間大賞の発表は12月2日の予定です。
では行きましょう。
エンタメ
・あな番(あなたの番です)
日テレ系日曜ドラマ「あなたの番です」のこと。2クール(半年、4月~9月まで)ノンストップで続くミステリーに視聴者はくぎ付けとなった。
・ドラクエウォーク
ドラゴンクエストの「スマホ位置情報RPG」。大ヒット作品のスマホ版とあってもちろん人気に。しかしアカウント取引などスマホゲー特有の問題対応に追われているという話もあり。
・翔んで埼玉
二階堂ふみさん、GACKT様主演の映画。「ダサい」と言われる埼玉県のイメージを逆手に取った自虐系コメディストーリーが好評を呼んだ。大漁旗の様に掲げられるTHE ALFEE高見沢さん。
・闇営業
明るみになってしまった「事務所を通さず、芸能人本人が交渉して行う仕事」のこと。ヤが付く所やマル暴が関わる会社の余興に出てしまったが故に多くの芸人が謹慎・解雇となった。イリエ・コネクション。
自然災害
・命を守る行動を
特別警戒レベル4以上の警報が出た際に気象庁やNHKなどが発した言葉の事。今年の非常に強い台風19号による豪雨の際に発せられた。
・計画運休
事前に危険が推測される場合にJRなど電車運行会社が事前に運休を発表すること。2011年の東日本大震災の時よりマニュアルが製作され、今回の台風19号により発効された。なお何故か何も知らず駅に来る人もいた。
政治
・キャッシュレス/ポイント還元
10月1日より施行された消費税10%の対策として現金を使わず、電子マネーやスマホでの決済をした場合に一定の割合を還元するという制度。
効果は9か月、来年の6月頃まで適用される。
・軽減税率
消費税10%への上昇時に消費者への負担を軽減する為食品などには現行の8%のままで行うという制度。しかし持ち帰りをして近場のイートインスペースで食べるといった「イートイン脱税」という問題も出ておりまだまだ混乱が続きそうである。
・ハンディファン(携帯扇風機)
来年開催される東京五輪への暑さ対策として提案されたもの。元々は電池やパソコンのUSB接続を使用して少しでも風と涼しさを得ようという商品のため、現在の様な猛暑だとそれほど効果は発揮されないのではないか?と心配されている。
・ポエム/セクシー発言
大体進次郎のせい。
・・・で片付けると悪いので解説すると、小泉進次郎環境大臣が海外の環境対策会議に出席した際に「よりセクシーに対策をおこなわなければならない」と発したのが物議を醸しだしたということ。
セクシー:(性的な)魅力のあるさま。
・ホワイト国
国と国の交友関係が良く、関税などの論議を平和に行える対象国のこと。
日本は韓国をホワイト国指定していたが、今年関係が悪化しホワイト国指定を解除したことから話題となった。
・令和
今年5月より発効された新元号のこと。日本一速い令和の歌争いや令和初の○○が多く報道された。
・れいわ新撰組/れいわ旋風
参議院選挙で議席を獲得した山本太郎さんが党首の政党。
送り込んだ議員さんが重度の障害を患っており、今後の通常国会に出れるのか心配されている。
スポーツ
・後悔などあろうはずがありません
今年3月に現役を引退したイチローさんの引退会見で発した言葉の事。
偉大なレジェンド、その戦いに未練なし。お疲れ様でした。
・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)
東京五輪・マラソン部門の日本代表選手が内定するレースの事。
実際の五輪で使われるコースで行ったが、そのコース自体が札幌に移動することとなり大混乱となっている。
・スマイリングシンデレラ/しぶこ
今年8月に行われた「AIG全英女子オープンゴルフ」において海外ツアー初参戦・初優勝という快挙を達成した女子プロゴルファー、渋野日向子選手のこと。
まさにシンデレラの様な初優勝に現地英紙は「スマイリング・シンデレラ(笑顔のシンデレラ)」と称賛した。
なおしぶこは渋野選手の愛称である。
・ONE TEAM(ワンチーム)
ラグビーワールドカップ、日本代表のスローガン。
「どんなことがあってもみんなで1つのチームである」という気持ちを込めたとのこと。
ただしこれは約1年に渡る厳しい合宿を経てきた日本代表だからこそ言えることであり、軽率に使う言葉ではない。
・4年に一度じゃない。一生に一度だ。
ラグビーワールドカップ2019日本での宣伝キャッチコピー。
ワールドカップは例年国技とされるオーストラリアやニュージーランド、発祥の地イングランドが存在するヨーロッパで開催される中でアジア初の開催地として選ばれたのが今回の日本である。
例年の流れなら次いつ日本開催となるかわからないため、まさに一生に一度体感できるかどうかわからない経験である。
・ジャッカル
ラグビー日本代表ナンバー8、姫野和樹選手が得意とするプレーのこと。
相手がタックルを受け、後続へボールを離す際に突っ込みボールを奪おうとするプレーである。
うまくいけばボール奪取、そうでなくとも相手の「ノットリリースザボール(ボールを離せなかった反則)」を誘うことができるが、その分防御の枚数が減り侵攻を許す可能性が高くなるため仕掛けるタイミングも重要なことである。
・笑わない男
ラグビー日本代表、稲垣啓太選手のこと。
真顔の際の顔に迫力があり、鋭いタックルもあることから恐れられている。
またバラエティ番組でもこの真顔がいじられ、とにかく笑わない男として紹介されることが多い。
・にわかファン
ラグビーワールドカップを多くの人が見てくれたことに対して「にわかファンでも増えてくれて嬉しい」とツイートされたことが話題となった。
メジャーとは言われていない競技ほど、観てくれる人が増えることは非常に嬉しい事である。
ニュース
・おむすびころりんクレーター
人工衛星はやぶさ2が人工的に作成したクレーターの名称のこと。
元はもちろん日本の昔話から。
・上級国民
エリートだった高齢者が重大な交通事故を起こした際、即逮捕・起訴されなかったことに関して報道が使用したワード。
優秀な国民だから丁重に扱われているのでは?と疑念を生んでいるが、真実は拘留期間や起訴可能期間をすぎて不起訴処分にさせないためにやっていることとのこと。
・免許返納
高齢者による車での交通事故が多発していることを受け、車の免許を返納することでサービスを受けられるといった事例が拡散されている。
しかし公共交通機関が少ない地方では車がないと厳しく返納できない問題もある。
・○○ペイ
上述のキャッシュレス還元に関して、様々な機関からスマホで電子決済ができるようなアプリが配信されたこと。
ゆうちょ、PayPay、メルカリ、ファミリーマートなどジャンルを超えた戦いが起きているが、セブンイレブンの様なシステムがボロボロになってしまった例もあり、しっかりセキュリティ管理をしていくことが重要になると推測される。
・パプリカ
ピーマンの一種・・・ではなくこの場合は来年開催される東京五輪のNHK応援ソング。
ネット・若者に人気である米津玄師さんが関わっており、NHKを中心に曲を拡げていきたい思いがある。
ネット
・サブスク(サブスクリプション)
主に登録の意味を表す言葉。Twitchでは有料チャンネル会員になる際に用いられる言葉であるが、Youtubeでもチャンネルメンバーシップ登録を行うと放送でサブスクライブ通知が出る(放送による)のでフレーズとして発生・浸透した。
・タピる
今年流行した「タピオカミルクティー」を飲む略語。
大体タピオカ飲みに行く?→タピオカ行く?→タピる?という進化形態。
・#KuToo
女性の勤労環境問題「#MeToo(2018年ノミネート)」運動の派生系。
仕事をする際、ハイヒールやバンプスで行わなければいけない→足が痛くなるということから靴(KuTu)・#MeToo・苦痛(KuTuu)のトリプルミーニングを込めて作られたハッシュタグである。
その他
・肉肉しい
とにかく肉がいっぱいあることや、肉の密度が凄い、(体型に対する言い方)などとにかく肉の量が凄いという意味。
ネットや日常会話でも使うことが多いため、分類が難しく今回はその他とした。
さてこの中からトップテン、年間大賞になるのはどの言葉でしょうか?
それはまた来月の話。
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