デッキ紹介:風門冴えカノについて
まずは、「記事を書きます。」と言ってから1ヶ月以上も経過してしまった事をお詫び申し上げます。
ここ1ヶ月デュエルマスターズプレイスにかかりきりの状態でした。本当に申し訳ございません。
今年のWGPも終了し、オフシーズンに入ってしまいましたが、忘れない内に戒めの解説記事を投稿させて頂きます。
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本題
さて、今回は東京地区0-2してしまった戒めとして、そして広島地区でデッキを忘れたという戒めも込めて、アンケートの結果、改めて風門冴えカノについての記事を書くことにしました。
このデッキタイプは、冴えカノ初弾から今現在に至るまで使い続けていたとても縁の深いデッキです。
昨年は二回入賞と上振れの極みでしたが、前期は振るわなかったものの、今季は金沢地区で一回柵越えの所まで連れていってくれました。
今年の10月に冴えカノの追加が来た今はもう使う必要はないのでは?、等と結構突っ込まれているのでその辺りも絡めて解説していきたいと思います。
注:こちらの記事ですが、初心者向けの物ではなく、ある程度ヴァイスシュヴァルツについて理解しているプレイヤー向けの物となります。
その為、互換名での記述や、カード効果についての記載を省略している部分があります。御了承ください。
1,基本のデッキコンセプト
2,今に至るまでのレシピの変遷
3,採用カード解説
4,あとがき
1,基本のデッキコンセプト
まず、風門冴えカノというデッキについて
冴えカノの構築段階で考えていたデッキコンセプトはすごくシンプルです。
デッキの全てのカードをタイトル屈指のパワーカード、もしくはそれらと相性の良いカードだけで50枚構成する。
僕が真面目なデッキを組む時は、基本的にこの考えからデッキ構築がスタートします。
そしてデッキの構築を決める際、まず主軸となるカードを決めておく必要があります。
一先ず、採用するCXとその対応カードを決める所から始まり、そこで僕が注目したCXコンボのカードががレベル1の風対応である「乙女な本質 英梨々」とレベル3門対応の「icy tail美智留」です。
レベル1の英梨々は、CXコンボで相手キャラをリバースさせた場合、相手のターンの終わりまで「フロントアタックされた際、自身と他のキャラを手札に戻す」効果を持っています。
この効果を使って、登場時に効果のあるカードや、前列のキャラを戻したりする事で、相手にサイドアタックを強要させたりと、擬似的なアドバンテージを取りつつ相手への択かけを行う事が可能です。
また、この自身と他のキャラを戻すという効果が、同じリバース要求持ちのカードに対してのメタとなっているのもポイントですね。
レベル3のみちるに関しては、CXコンボで相手の山札の下から四枚を控え室に置き、見えたCXの枚数相手にダメージを与えることができます。
相手の山を問答無用で破壊しつつダメージを飛ばす事が可能で、ランダム要素こそあるものの、取り敢えずCXコンボを三面投げるだけでかなりの圧をかける事が可能です。
そしてCXアイコンの片方が門アイコンである為、比較的対応が握りやすいと言うのもこの組み合わせの特徴です。
極力毎ターンえりりのCXコンボを狙い、相手の面を踏み続けて稼いだアドバンテージをレベル3の確保に使い、みちるのCXコンボで山を破壊してそのまま押し切る。
と言った流れを軸に据えることにしました。
ただ、問題が一つあり、このレベル1のえりりですが、リバース要求を回避できるとはいえ、ただカードを戻すだけではたいした圧力がありません。
しかし、「blessing software 英梨々」と言うカードとの組み合わせで評価が大きく変わります。
山札の上を二枚見ると言う効果は、もちろん道中で適当に出すだけでもあらゆるタイミングで仕事をしてくれます。
ただ、このカードを後列に設置することで、1の風対応の英梨々の「このカードと他のカードを戻す」というテキストが完全に別物と化し、連動成功時のリターンが大幅に増加します。
この三つのカードを主軸に据え、後は極力汎用性が高く、カードパワーの高いカードとそれらと相性の良いカードで構築した結果完成したのが、風門冴えカノと言うデッキになります。
基本的なゲームプランについては先ほど記述した通りです。
デッキに入っているカードすべてを有効活用し、道中なるべく「blessing software英梨々」の登場時効果で山札の上二枚を確認しつつ事故らないようにゲームを進行。
レベル1の「乙女な本質 英梨々」でそれらを再利用しつつレベル2までを上手く流して、最後はレベル3の「icy tail美智留」で山を破壊してそのまま押し切る。
といった、割とテクニカル要素の強い攻撃的なデッキです。
この「blessing software 英梨々」による、登場時に山札の上を二枚見るという行為が非常に強力で、その情報アドバンテージをフルに使用する独特なゲームメイクを行う事が可能な所がこのデッキの魅力と言えるでしょう。
ただ、特殊なゲームメイクが狙えると言っても、そのギミックに固執している訳でもなく。
冴えカノと言うタイトルにおけるパワーカードと、相性の良いカードだけで構築すると言う事を徹底している為、割と素のデッキパワーが高いです。
そして極端な話、何らかの要因で上記の理想のゲームメイクができなかった場合でも「icy tail美智留」を取り敢えず三面構えてぶっぱなせば、不利な試合展開もコロっと捲れてしまったりするので、ここぞという時の荒らし性能も非常に高いデッキとなっています。
2,今に至るまでのデッキの変遷
まず、この風門冴えカノというデッキですが、今に至るまで四回程大きな変更があったので、その時のレシピについて順に解説していきます。
まず、これが冴えカノ発売当初の構築となります。
「乙女な本質 英梨々」の連動を決める事を重視していたので、パワーの上がらない初風を抜いてTDの新婚が多目に積まれてます。
後は、詳細は後述しますが、実質六枚集中と言われるコンボを決める為に「ねんどろいどぷらす 美智留」がフル搭載されていましたね。
次、こちらが仙台入賞時のレシピです。
細かな枚数比が変わっていますが、目立つ点は「魔法少女現る」の互換イベントの投入と初風をピン差しした所でしょうか。
手札の質が上がりづらいという欠点の補強と、特定タイトルに対して有利を取る為の改良を施した所、見事にぶっ刺さって結果を残す事が出来ました。
ちなみに、この後の名古屋タイカプではいつハルを一枚増やした形で入賞しています。
こちらが冴えカノ初弾における、風門冴えカノの完成形となります。
煮詰まった結果、大体47枚程が固定枠で、後は環境に合わせて枚数比率を変更する程度でした。
後、椎名が追加されたのは地区の途中からなので、それまでは赤の早出し恵ヒールを採用していました。
ここまでが、昨年使用していたレシピとなります。
今年の前期BCFでも主にトリオ参加がメインとなっていた為、引き続き少しだけ枚数比を変えた風門冴えカノを使用していましたが、結果は振るいませんでした。
もう今となっては後の祭りですが、レシピをアグロに対応出来るようにマイナーチェンジした所、実際は電源環境であった為、完全に環境の読み違えをしていたんですよね。
改めて振り返ってみると、案の定負けた相手の殆どが電源でした。
そして、いよいよ10月25日に冴えカノの追加が来た訳なのですが、ここで、風門冴えカノと言うデッキタイプは2つの型に大きく分けられる事となりました。
まだ要調整ですが、既存の構築をベースとし、強化した赤型と、新弾で強化された緑のカードを加えた緑型の風門冴えカノです。
正直なところ共通して入っているカードは枚数比率等もほぼ同じとなっています。
今季地区で使用したのは後者の緑型の構築なので、そちらのレシピについて解説していきます。
少し見辛いかもしれませんが御容赦ください。
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3,デッキ紹介
ではまずは、採用されているカード達について解説していきたいと思います。
レベル0
「blessing software 英梨々」 4枚
登場時に山札の上を二枚見る事の出来る2レストの山集中で、風門と言う歪なCX構成であるこのデッキを使う理由でありメインエンジンです。
このカードをゲーム中に何回出して、どれだけ有効活用出来たのかが勝敗に大きく影響してくるので、四枚です。それ以外ありえません
「意外な贈り物 出海」4枚
起動で1コスト払って自身が思い出に行き、四枚まで見てゲームのキャラを回収出来ると言う効果を持った拳移動です。
起動効果で思い出に行く為、圧縮を崩さずに山札を削る事が出来るのが強力で、さらに拳移動持ちのパンチャーである事からリバース要求回避にも一役買ったりと用途の多い一枚。
2ルックとの相性もよく、こちらも四枚採用。
「ねんどろいどぷらす 美智留」3枚
登場時山札の上から二枚を控え室に置き、落ちたキャラの枚数x1000上昇のアタッカーです。
2ルック集中と非常に噛み合っており、2ルックで山確認→CXが無ければ出して二落下→そのまま集中で当てる確率を増やす、通称「6枚集中」と言うコンボが可能です。
そして貴重な青発生要員のアタッカーで、尚且つこの二枚削るという効果が、山の遅い風門冴えカノにとって、細かい山の微調整に役立ちます。
とはいえ、そこまで枚数が必要な訳ではないので、三枚採用で収まっています。
「剥き出しの敵意 出海」3枚
アラーム効果で、自ターン中盤面にキャラが四枚以上で自キャラに2000パンプかつ、リバースした時山札の1番上を公開し、レベル0のキャラであれば手札に加える効果を持つシステムカードです。
クロックに叩けばパワーパンプ、場に出せばワンチャンノーコストで手札が増える事もある、非常に汎用性の高いカードです。
今回の追加で1番嬉しかったカードと言っても過言ではないのですが、いかんせんレベル0の枠が喧嘩している為三投に収まっています。
「懐かしい記憶 英梨々」2枚
通称オルソラ互換に登場時他のキャラに2000パンプと言う効果をくっつけたやばいカード。
単体性能はぶっ壊れもいい所なのですが、大体このカードを出す=面を放棄する事になる為、意外と登場頻度が少な目な為二枚採用。
あくまで僕の所感ですが、基本的に2000パンプがメインで、オルソラテキストはあんまり使いません。
「裏切りと別れ 詩羽」2枚
自身が思い出に飛ぶ、中学生互換のアタッカーです。
効果を起動すると、リバース要求回避手段として超優秀+手札が減らない為、序盤の多パンのお供として活躍します。
最後に殴るとパワーが2500出るのも強みです。
二枚の理由は、
・他のレベル0も優秀な為、単純に枠がない。
・パワー上昇が他キャラのアタック時である為、複数枚展開に向いていない。
・実は風門冴えカノと言うデッキにおいて、噛み合いがそこまで良くはない。
・レベル0で一回、レベル3でリバース回避用に一回と合計二回使えればよい想定
僕個人の意見ですが、上記の理由が上げられます。
決してデッキの費用をケチった訳ではないです。
「隠れオタク 英梨々」2枚
クライマックスを打った際に好きな所に1000パンプ
を振れる、ただの新婚互換です。
正直いらないのでは?と言う意見が最も多いカードなのですが、このカード一枚で面取りを重視しているデッキへの有利不利が大きく変わってくるので、二枚採用です。
「ゲーム制作合宿 美智留」1枚
登場時、山札の上から二枚見て好きな順番に入れ替える事の出来るフィレスになります。
主な採用理由は青の発生源と、手札に来たCXの処理手段を増やす為です。
コストを支払う必要はありますが、ここぞと言う時に必要札をピンポイントで持ってきつつ、事故防止にも役立つテキストがついている為、ピン差しで凄くいい仕事をしてくれる事が多いです。
増やせるなら増やしたい所ではありますが、枠が無い為一枚のみの採用。
「ムッとした表情 恵」1枚
登場時、手札を一枚ストックに置くことが出来ます。それ以外の何者でもありません。
ストックが不足しがちな風門冴えカノにとって、かなり重要なカードです。
特殊な効果によってストックを増やすカードがない場合、基本1ターンにストックは最大三枚までしか溜める事ができません。
一枚ストックがあるかどうかで勝敗を分ける事がある為、このカードがデッキに一枚存在するのはとても大きいです。
また、このカードの効果でCXをストックに置き、何らかの効果でそのままコストを払うことで擬似的に手札のCXを処理する事も可能です。
とはいえ頻繁に使用するカードでもないので一枚のみの採用。
「祭りの後 恵」1枚
ヒットした際に控えのキャラを回収する立ち集中になります。
主な役割は弱い山の削り切り手段と、余剰ストックを手の質に還元する事ですね。
このカードの追加により、風門冴えカノが前弾で苦しんでいた、どうしようもなくなった山へのケア手段を手に入れた事はとても大きいです。
また、唯一の控え回収手段であると言う点が重宝する場面も多いです。
枠がない為1枚のみの採用。1番枚数を増やしたいカードだと感じてはいます。
レベル1
「乙女な本質 英梨々」4枚
CXコンボ成功時に「他のキャラとこのカードを手札に戻す」効果を得る事の出来るレベル1のメインアタッカーです。
擬似的なアドバンテージを得る事が出来、このカードがフロントアタックされた場合、登場時に~するcip持ち効果を持つキャラの使い回しも狙える偉いカード。
アタック時に最大パワー6500、CX込みでパワーが7500あると言うのはリバース要求を達成すると言う点において非常に優秀で、今現在でもこちらの対応を使用している理由は、この高パワーにあると言っても過言ではないです。
流石にフル投入しないとお話にならないので四枚です。
「ほとばしる才能 出海」2枚
通称いつハル互換。
相手キャラをリバースさせる事で思い出に飛び、自ターンになると帰ってくる、実質対応無しノーコストでアドバンテージを確保できるカードです。
自身が思い出に飛ぶ為、風対応の英梨々の弱点である、相殺持ちのカードを処理するのにとても有用です。
このカードで相手のキャラを踏んづけているだけで手札が枯れない為、実はかなり重要度の高いカードです。
思い出飛びの効果は被ダメージの都合上基本一面しか使用しないとはいえ、出来ればゲーム中一枚は握っておきたい為、二枚採用しています。
「敗北を糧に 英梨々」1枚
記憶条件を達成するとアタック時パワー6500、レベル2のキャラに対してはさらにパワー上昇し、合計12500で殴りかかる事の出来る、レベル2メタと呼ばれているカードになります。
このデッキは基本的に毎ターン3面触りに行く事が基本となる為、電源や早出し等で湧いてきたレベル2を容易に踏み抜く事が可能なこのカードを今は採用しています。
とはいえ、使う相手がかなり限られている為、一枚のみの採用となっています。
「柏木エリのリトラブ色紙」1枚
使用した際山札からキャラをサーチし、自身が思い出に行き、自身のメインフェイズの始めに手札のCXを切って思い出から手札に加える事の出来るイベントカードです。
一度使用すると、盤面を圧迫せずに毎ターンCXを処理する事が出来ると言う点が強いです。
一枚採用の理由については、打てればここぞと言う時に役に立つとはいえ、度重なる試行の結果、CX切った再利用の効果を使用していた頻度はかなり少なかった為、枚数を減らしていった結果最終的に一枚になりました。
レベル2
「オタクの王子様 倫也」1枚
前のキャラにパワー500上昇とソウル+1を付与する応援です。
主にこのソウル+1と言う効果が非常に強力で、CXを使用せずとも打点を伸ばす事が出来、ダメージを押し込みたい時に使用したり、またソウル減効果に対するメタとして機能します。
2ルック集中とこのカードだけで細かい打点調整をすることが出来る等、用途は多岐に渡ります。
とはいえ毎試合必ず必要というわけでもない為、一枚だけの採用。
「一年前の思い出 詩羽」1枚
攻撃時、思い出に二枚以上カードがあると他のキャラの枚数×1500パワー上昇するレベル2のアタッカーになります。
条件達成で最大で13500と言う非常に高いパワーが出る為、相手のレベル2~3のキャラに容易に触れる事が出来る為、メタとしての一枚採用になります。
実は、前弾に同条件でパワーの出るアタッカーであるカード「凝視する英梨々」が存在していて、元はそちらを採用していたのですが、パンプ条件が変わった事によりこちらの方が最大パワーが1000高い為入れ替わりとなりました。
今までお世話になっていたので少し悲しい気持ちになりました。
「存在感のアピール 美智留」1枚
登場時山札の1番上を捲ってレベル0ならストブ、かつアタック時に盤面の他のキャラの枚数×1000のパワーを他キャラに振る事の出来る、パワー補助のアタッカーになります。
盤面が全面埋まっていた際には他キャラに4000上昇を振る事が出来る為、非常に汎用性の高いカードです。
後は、そもそも風門冴えカノ自体が構築上レベル0がかなりの枚数(最低でも20枚)採用される事が多い上、2ルック集中で山上を見る頻度も多い為、ストックブーストもかなりの確率で成功します。
ここぞと言う時に使用できれば良いので現段階では一枚ですが、環境によっては採用枚数を増やす可能性もあるカードです。
「ステルスクラスメイト 恵」1枚
追加で2コスト払う事で疑似リフを行う、椎名拳のの互換カードです。
主な用途は山札の状態が悪い時の緊急時の防御札で、一応同効果で色違いのカードが存在しています。
使用する頻度は決して多くはないのですが、このカードがあるかないかで確定負けを回避することが可能なケースが存在する為、一枚だけ採用しています。
レベル3
「icy tail 美智留」4枚
このデッキを未だに使い続ける理由その3
CXコンボで、アタック時に相手の山札の下から4枚捲り、見えたCXの枚数分のダメージを与えることが可能なヒール持ちのレベル3になります。
バーンのダメージが飛ぶかどうかが不確定である為人によって評価が別れるカードです。
僕個人の意見としては、「登場時ヒール持ち」かつ「ノーコスト」で「相手の山札を破壊」しつつ「ダメージを与える事が出来る可能性がある」と言う点が非常に強力で、このタイトルを使う理由そのものになりうるスペックがあると考えています。
ただ、やはりこういった不確定要素のあるカードは施行回数が物を言う為、最低二面、基本三面並べて対応を打たなければ正直弱みの部分が目立ってしまいます。
という事で、勿論多面想定なので四枚フル採用。
「ご褒美のシーン 恵」2枚
登場時に山札の上を公開してキャラだったらクロックシュートが付与され、尚且つ自身リバース時に手札を控え室に置くことで手札に帰ってくるレベル3のカードになります。
このデッキのサブの詰め手段です。
登場時のトップ公開で失敗するとクロシュー効果が付与されないと言うデメリットもありますが、そもそもこのデッキはトップ確認の手段にかなり恵まれている為成功率は高いです。
さらに詰め手段がノーコストであり、かつクロックシュート持ちなのに、倒されても手札一枚の消費でまた手札に帰ってくるという点が非常に使い勝手が良いです。
再利用も狙える上、そこまで多面するカードでもないので二枚採用。
「水辺の幼なじみ 美智留」1枚
登場時、自分の山札を三枚見て好きな順番に入れ替えることの可能なバウンス持ちのレベル3のキャラです。
打点調整が容易になる他、相手の邪魔なキャラを手札に戻すことが可能なので、青ブタの大活躍や相手の防御札を封じるなどの役割もあり、現環境において一枚は採用せざるを得ないカードです。
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以上が、各カードの採用理由になります。
緑を主軸にした事により、デッキパワー自体がかなり向上し、色の発生が安定しやすくなった事が主な強みとなります。
但し赤を抜いた事により、「待ちぼうけ」と「詩羽」が入らなくなってしまった為、手の質が整えづらくなったり、レベル3の詰めの「ワンチャン力」は落ちてしまった形ですね。
4,あとがき
そもそも風門冴えカノと言うデッキ自体が初弾の時点で九割以上完成しており、それを順当に強化した型が最初に上げた赤型風門になります。
元々完成度の高かったデッキであった為、新弾を混ぜた構築で何か違うアプローチは出来ないものかと必死に考えた結果、生まれた新たな構築が緑型の風門冴えカノになります。
変化点の長所をいくつか上げてみると
・色の発生が安定するようになった。
・アラーム出海の存在で、手札維持能力と行きのパワーラインが底上げされた。
・相手のレベル2のカードへの対処法が増えた。
・クロシュー恵の追加によりレベル3での行動の選択肢が増えた。
・バウンスカードの追加。
・非常時の山ケア手段が増えた。
等々が上げられます。
従来の型よりも道中のデッキパワーが上がり、安定感や対応力の方も向上しました。
が、緑に寄せてしまった事により、連パンによるワンショットキルが狙いづらくなったり、優秀な手札入れ替えカードであった「待ちぼうけ」が採用できなくなってしまいました。
その為、従来の赤の入った風門冴えカノよりも、ワンチャン力の低下や、さらに手札の質が上がりづらくなってしまったと言う点に関しては影響は大きいです。
手札の質を上げる事に、より高度なプレイングが要求されるようになってしまい、前以上に万人向けの構築ではなくなってしまいました。
ただ、ある程度デッキについて理解が深まると、コンスタントに勝つことが出来て、プレイングも詰める所が多く、搭載されているギミックが非常に面白いデッキではあるので、気になった方は是非回してみてください。
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最後に、これとは別に有料記事にしようとしていたマリガン基準や細かい回し方については細々と執筆中です。
これといったプレイングが未だに確立できておらず、研究段階の為文章に興す事が難しく作業が難航しているので気長にお待ち下さい。
その代わりと言ってはなんですが、このデッキに関して、何か疑問点等ありましたらツイッターのリプライ、もしくはDMで頂ければ返答致しますので、お気軽に相談しにきてください。
それでは今回はこれにて。読んで頂きありがとうございました。
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