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魂が震える、仕事をしよう。
フリーライターになって、1ヶ月。
たった1ヶ月と思うか、されど1ヶ月と思うか。
アルバイトをしつつもすっからかんになりそうな口座にそわそわしながら、自分が何者なのかわからない不安定さに押し潰されそうになりながらなんとか毎日布団をはぎとり生きてきた。
未来に種を撒きながら、今目の前を大切に。
焦りと不安とやりたいことに、ココロとカラダがちぐはぐになってなかなかバランスが取れない。「がんばれない......」と魂が抜けたように何もする気が起きず、好きな音楽と映画に包まれて小説を読む日もあった。
それでもどんな日も、
「文字」を追い、「言葉」が愛おしかった。
どうがんばってもPCを開けない日もあったけれど、その代わりにノートを開き、noteを開き伝えたいことを綴った。誰かへ、自分へ送るエールのようなそっと飾る花のような言葉たちを。
人の生き方の選択肢を広げたいと言いながら、わたしだってまだまだ自分の人生がわからない。おそらく、死ぬまでわからないしわからなくていいのだと思う。いつだって不安でいつだって前を見てときには後ろを振り返り、考える。
何かを成し遂げているかどうか、なんて死ぬまでわからない。今この瞬間も人は生き続けているのだから、人生はまだ途中なのだから。
そんな正解のない終わりのない人間らしい生き様を、今月は7名の方に伺った。素敵な方々に取材をして、人生におけて大事にされていることにいくつかの共通点があることに気づいた。
挫折をした経験がある方は、「自分にとっての幸せは何か?」を見つめなおして定期的に見返したり修正する習慣を持っている。自分にとっての幸せが明確になっているから人と比べることも少ないし選択をするときのぶれが生じにくい。もう一人の自分をつくって対話をしたり紙に書き出したりやり方は人それぞれだけれど半分くらいの方が共通してされていたことだった。
そして、「いつか」ではなく「今」やりたいことをやる尊さを知っている。時間は有限であり、人の意見に流されて大切なことを後回しにして生きている暇はないと真剣な瞳で話してくださった。
そんな自分の挑戦や失敗、人に笑われるようなことすべては、いつか誰かの酒の肴になればいいと思っている。後世の人にとって何かの参考になればいい。勇気や安心の材料になればいい。だから踏み出すその一歩がとても軽やかで、自分のことなのに語るその視線はいつも誰かへの愛が滲みでていた。
だからこそ、他人を理解した気にならない。自分のことでさえ理解することが難しいのに、他人を理解するなんてできるはずがない。
どんなに親しい相手でも、自分が見て感じて触れているところは、あくまでその人のほんの一面でしかないことを忘れずにいること。
それは自分のことを伝えるときも同じで、「なんでわかってくれないの!?」なんて傲慢でしかない。
わからなくて当然なのだ。だからこそ、理解しようとしてくれていることに目を向けて感謝をする。うんうん。と話を聴いてくれるきみに。そうなんだね。とやさしさを手のひらいっぱいに差し出してくれるきみに、"ありがとう"を伝えられているだろうか。
相手を尊重することは、大事に箱に入れて守ることじゃない。理解できない者同士だといことを忘れずに、フラットに、対等に接するということ。それが相手を尊重するということなのではないだろうか。
学びが多い、ことは言うまでもない。
取材をすることは、わたしの魂を震わせる
それがわかっただけでも、この仕事を選んで良かったと思う。生涯し続けたいと思える仕事に出逢えて、幸せだ。
自分がしたいことをし続けよう。
自分のペースで。夢中になるままに。