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夕暮れ、宛名のない手紙

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「同じ」テーマで「ちがう」風景を、綴る。共通のお題を決め、それに沿った文章を自由に展開していく形式で更新する共同マガジンです。運営者はライター・編集アシスタント貝津美里と、ライフ…
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#気持ち

夜更かしは悪いもんじゃない

夜更かしは悪いもんじゃない

もうこんな時間だ…

時計の針を少し睨みながらも、針の音が聞こえる静けさに、心の中で少し小躍りしている自分がいる。

日中は太陽の光が眩しい。「活動的でないといけない」という罪悪感に襲われて、強がってしまう。スピード感だって、周りに合わせなきゃいけない気がしてくる。

そんな心を慰めてくれるのが、夜の時間。

メッセージ通知でチカチカしていたスマートフォンが大人しくなる。
静けさと暗がりが、「自分

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夏はすごいけど僕には眩しすぎた

夏はすごいけど僕には眩しすぎた

夏はすごいよな

そう言葉を漏らしてしまうほど、
夏の幕引きはしぶとかった。

9月に入り、秋の始まりを知らせる涼しい風が吹いたかと思えば、次の日は何事もなかったかのように、大きな入道雲を空に浮かべてる。

「まだ夏は終わってない」

という気持ちを誇示するかのように、太陽を高々と昇らせる。

夏はまだこの暑さを終わらせる気はないらしい。

夏は明るい時間が長い。
照らして欲しくない部分もぴかぴか

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好きだと思う瞬間はいつも

好きだと思う瞬間はいつも

朝起きて、こころにポッカリと穴が空いてることに気づいた。

いつもより乱雑になった布団を見て、
うっすらと残っていた悪夢がちらっと顔を見せる。

その穴はどんどん大きくなって、夢の中にまで侵食していたようだ。

数日前から心にあったしあわせな痛みは、唐突に大きな傷跡に変わった。

***

好きだと思う瞬間は、いつも唐突に訪れる。

喉に少しの痛みを感じて「風邪かな?」と気付く風邪のひき始めのよう

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