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貝津 美里|生き方を伝えるライター
2019年9月24日 00:09
スマホの液晶を見ると、深夜3時。なんとなく観はじめた泣ける映画に枕を濡らしていたら、すっかりこんな時間になってしまった。三日月がじりじりと満ち、満月になるように。どうしたものか、不安にこころ埋め尽くされてしまった。夜は良くない。もくもくと雨雲が頭に浮かび、あれやこれやと無駄に考えてしまう。映画に感情移入し過ぎてしまったからかな...どうしよう、困ったな。こんなときは、彼に連絡をしよう。
はっしー
2019年8月13日 18:35
朝起きて、こころにポッカリと穴が空いてることに気づいた。いつもより乱雑になった布団を見て、うっすらと残っていた悪夢がちらっと顔を見せる。その穴はどんどん大きくなって、夢の中にまで侵食していたようだ。数日前から心にあったしあわせな痛みは、唐突に大きな傷跡に変わった。***好きだと思う瞬間は、いつも唐突に訪れる。喉に少しの痛みを感じて「風邪かな?」と気付く風邪のひき始めのよう
2019年8月11日 23:16
「そうだよね、えへへっ」浮かべたつくり笑いは、嫌われたくないがゆえに差し出した魂のカケラだった。「おまえ、ほんとバカだからな」「ネガティブになると面倒くさい」「おまえって、ほんとさ」心にチクン刺さる言葉にさえ、笑って誤魔化した。好きな人が言うのだからそうなのだろう。この場が嫌な空気にならなきゃいいや。いじられて笑いに変わるなら、なんてことない、わたしはこういうキャラだから。好か