ふつかづき

伸びすぎた白い爪を

もう切ることもなく

夜が明けてゆく

抱え込んでいたモンダイテンが

画面いっぱいに映し出されていて

外は雪

そろそろ時間なのだけど

いまさら

何のために時をしるすのかと

その人が呟く

あなたの眠りは続いていて

窓ガラスには結露の静寂

温めていたミルクが吹きこぼれ

やっと気づくのだ

わたしも

外は雪


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