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世界は広くうつくしい。夫婦で海外ワーホリに行く醍醐味

カナダに渡航をした当時、私は28歳、夫は31歳でした。

ワーキングホリデービザが申請、取得できるのは、ほとんどの国で30歳まで。取得してから1年以内に渡航すれば、その渡航日から最大1年間は、好きなところで働きながら遊びながら暮らすことができます。

アラサー夫婦のワーホリ申請はまさにギリギリだったわけですね(特に夫が)。のんびりしていて、夏にその年の募集枠がすでに埋まりそうなことに氣がついて、「アイヌモシリ一万年祭」に参加すべく乗っていた北海道行きのフェリーの上であせって申請を始めたことはいい思い出です。

渡航した2016年8月は、結婚式から約一年後のことでした。

ワーホリに行く!と決めていたので、ハネムーンには行かず、ワーホリがハネムーンみたいなもの。

結婚してから夫婦でワーホリに行くなんて、今の日本ではあまりないかもしれませんね。ちなみにこどもがいなければ、配偶者ありでもワーホリビザには申請できます。(※当時のカナダでは。他の国はわかりません)

だからと言って、私たちにお金があったとかそういうことではまったくなく、ただ単純に、行きたかったから行きました。

カナダに行くって決めていたのに、私が長年関わっていた町家再生事業で仲間と一緒に起業するタイミングも重なったものだから(半年間無給(T ^ T))、夫だけの収入はほとんど生活費に消えて、笑えるくらい貯金もなし。

けど、自分の心のなかには「行く」しか選択肢がなかったから、なけなしのお金で二人分の行きの航空券だけ買って行きました。

今思うと、かなりのバンジージャンプでしかないですね笑。

行けばなんとかなる。根拠のない自信がありました。

行く直前まで仕事の引き継ぎなどで忙しすぎて、荷物の整理やアパートの引き払いもギリギリ、しばらく会えなくなる両親との別れをゆっくり惜しむ間もなく、バタバタと徹夜で荷造りをして関空へ。

無事に飛行機に乗って上空を飛び、窓から小さくみえる下界の景色をみた時、すごく自由な氣持ちになりました。


地球はとってもうつくしい。

世界はなんて広いんだろう。


私たちのことをまったく知らない人々ばかりが暮らす国での生活がこれから始まるなんて、まるでもう一度産まれ直すみたいだ。

とてもとても、ワクワクしました。

そしてバンクーバーに到着。

実際、カナダに着いてから、私たちはお金の面ではとても苦労しました笑。

頼みの綱だったワークエクスチェンジでのステイ先もなかなか思っていたようには見つからず、この広いカナダで住む街だってはっきりと決めていなかったものだから、住む場所と仕事と目的地を求めてネットサーフィン&右往左往。

もうびっくりするくらいに、無計画だったのです笑。

本来の私の性格は石橋をたたいて渡るような用意周到さがあるのですが、自由人の夫と一緒となると、なんとかなる!って不思議と思っちゃって、私も一緒に行き当たりバッタリになっちゃうんですよね。

そんなドタバタ劇から始まった夫婦でのワーホリコメディー。

よく、海外旅行で夫婦ゲンカしたとかいう話も聞きますが、一年以上も朝から晩まで夫婦で一緒に同じ時間を過ごしたこの経験は、私たちにとってはかけがえのない時間になりました。

日本だと、結婚しても夫は朝早く仕事に行って夜遅くに帰ってきたりして、なかなか夫婦一緒にゆっくり過ごす時間もないのではないかなと思います。

言葉も思うように通じない海外だと、やはり一番に頼れるのは互いの存在になり、日本にいた頃よりも深い絆が自然と結ばれていきます。

夫婦でワーホリという選択は互いの理解がないと難しいかもしれませんが、エイ!と夫婦そろって新しい人生に方向転換したい方にはとてもオススメです。

こんなにもTHE. 無計画だった私たちでもこうして素晴らしい経験ができて、皆様神様仏様キリスト様ガネーシャ様両親様お陰様々で生きて帰ってこれましたから、少しでも興味があるのだったらぜひ諦めずに飛んでください!

さて、バンジージャンプさながらだった私たちのカナダでの暮らしはその後どうなっていったのでしょうか?

次回へと続きます。

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Misato  Uzume
だれもがより自由に、自然界の多様な生命と一緒に本当に豊かにすこやかに暮らしていけるあたらしい文明の渦を、今いる場所からみんなで創造していくための生き方のヒントをお伝えしています。『宇豆米VILLAGE』が創っていく今と未来にご共感いただけましたらぜひ応援サポートをお願いします✨