「母」を楽しむ。そして自分らしい「私」を生きていく。愛美さんがライターとしての道を拓いた理由
結婚・妊娠・出産、さらには寿退社。
ライフステージの変化が著しいのは、女性ならではの悩みなのかもしれません。
大前提ではありますが、
幸せの形は、さまざまです。
母になり、愛する我が子がいる幸せ、
自分の時間を、自分のためだけに使える幸せ……。
どちらも比べるに値しない幸せですが、
「母」になった場合、「自分」の人生は諦めなければいけないのでしょうか?
答えはNOです。
今回は「母」になっても「自分」の人生と向き合い、新たな一歩を踏み出した愛美さんにインタビューしました。
「子育てという今しかない時間を存分に味わいながら、自分らしく、生きていく」。
そう強く決意した愛美さんのストーリーをご紹介します。
勇気を持って踏み出した、新たな道
ーー大手航空会社でのキャリアをお持ちの愛美さんですが、なぜライターを目指そうと思われたのですか?
出産を機に退社し、その後は専業主婦をしていましたが、今年の4月から次女が幼稚園に入園したんです。
前々からこのタイミングがきたら仕事を始めたいと思っていて。
仕事を探す際には、自分の好きなことや得意なことを仕事にしたいと考えていました。
前職での経験を踏まえて、得意としていた資料作成や執筆が活かせる事務系の仕事を選ぼうと……。
そんな矢先、幼稚園の父母会の代表に選ばれてしまい、これから始めようとしている仕事と家事・育児が両立できるか、不安を感じていました。
このタイミングで出会ったのが、ライターの中村綾乃さんという方です。
SNS上で見る綾乃さんは、いつも背中を押してくれる言葉を発信していて、私も挑戦していいんだと思わせてくれます。
綾乃さんの発信を見て、私も好きな場所・好きな時間に、自分の好きなことを仕事にするという働き方がしたいなと思うようになりました。
ーー綾乃さんとの出会いが、ライターを目指すきっかけになったのですね!
では、具体的にライターのどのようなところに魅力を感じますか?
自分の好きなときに・好きな所で、やりたい仕事を選んで働けるところ、そして今しかない子育ての時間も楽しめるところです。
実際に働けるのは子どもが幼稚園に行っている間だけですし、父母の会や行事でなかなか時間を確保できないこともあります。
ですがライターの仕事は隙間時間を活用でき、自分で仕事の量を調整することも可能です。
今しかない子どもたちとの日々を大切に、できることをできる範囲でやるのが今の自分には合っています。
それを実現できるところが、ライターの魅力だと感じますね。
本心に従うと、迷いや不安は乗り越えられる
ーー航空業界でのお勤めから出産を経て、ライターとして踏みだすときに迷いはありませんでしたか?
航空会社を退職してからブランクもあったため、不安と迷いだらけでした。
会社勤めしかしたことのない私が、在宅でフリーのライター……?って、特に夫は心配していました(笑)
周りにフリーで働いている知り合いもおらず、イメージも全くわきませんでした。
ーーそれでも挑戦できたのは、凄いことですね!
元々飽き性なところがあり、好きなことでないと続けられないタイプなんです。
子どもがまだ赤ちゃんだった頃に何かしらスキルを身につけようと思い、とある資格を取りましたが、早々に離脱しました。
全くテンションが上がらなかったんです(笑)
ライティングは自分でも分かるほど楽しめているし、書き上げた後の達成感にいつもテンションが上がっています!
やはりライターの仕事は、自分の好きなことなんだなと感じますね。
まだまだ不安もありますが、新しい道に進んだ自分を認められるように、少しずつ実績を積んでいきたいです。
自分らしい、理想のライフスタイルを叶えるために
ーー理想は「好きな仕事をしながら、子どもたちを笑顔で迎えられるようなメリハリをつけた生活」と伺いました!
ライターになった後の理想の姿について、さらに詳しくお聞きしたいです。
今は子どもたちとの時間が最優先で、大切にしたいことです。
ライターの仕事は子どもたちがいない間に集中して行い、幼稚園から帰宅する時間になったら、しっかり子どもたちと向き合う時間を確保したいですね。
子育ての気分転換にカフェでコーヒーを飲みながら仕事をし、子どもたちが帰ってきたら一緒におやつを食べたり、今日はどんなことがあったのかゆっくり話したり。
自分らしい生活を送りながら、子どもとの時間も大切にできたら嬉しいです。
ーー「自分らしい生活を送りながら」自分自身の生活も諦めない姿勢、素敵です!
愛美さんが考える「自分らしさ」とはどんなところですか?
出産してからの数年は自分のことはすべて後回し、子どもが最優先でした。
子育ては幸せなことですが、ふとしたときに孤独を感じたり、毎日同じことを繰り返す生活に物足りなさを感じてしまったり。
母親になったからといって、子どもを理由に好きなことややりたいことを諦めたくないと思うようになったんです。
今は子どもが小さいので制限もありますが、子育てに追われるだけでなく、自分自身もやりたいことにチャレンジする、というのが「自分らしさ」なのかなと思います。
子どもが小学生になれば執筆できる時間も増えるだろうし、仕事の幅も広がると思います。
子どもの成長に合わせて仕事の仕方も変えていけるところも、自分らしく仕事をするということなのかなと思っています。
言葉の魔法に「想い」を乗せて
ーー今後、どのようなジャンルのライティングをしてみたいですか?その理由もお聞かせください。
インタビュー記事です!
もともと人とお話することが好きなのですが、普段から自分のことを話すより、相手の話を聞くことの方が多いんです。
航空会社に入社した当時を振り返ってみても、お客様の話を聞くことを純粋に楽しんでいたなと思います。
実際に取材をしたり、インタビュー記事を執筆したりしてみると大変なことも多いのですが、それ以上にやりがいや楽しさを感じます。
ライターとしての一歩を踏み出したので、これからたくさんの方と出会い、その方の考えや思いを伝えていくお手伝いができたら嬉しいです!
ーーこれからライターという新たな道を切り拓いていく愛美さんですが、ズバリ、どんなライターになりたいですか?
クライアントさんが求めるものにプラスアルファを提供できるライターになりたいです。
誰にでも書ける記事ではなく、自分の経験を含めた、自分だからこそ書ける記事にこだわりたいです。
尊敬する綾乃さんのようになりたいというのは恐れ多いですが、私も読者さんの背中を押すことができ、人の気持ちに寄り添えるライターになりたいと思っています。
言葉には温かい気持ちになったり、励まされたり、逆に心ない言葉に傷付いたり……魔法があるなと思っています。
どんなお仕事であっても、読んでくれた方が前向きな気持ちになれる言葉を紡いでいきたいです!
そう笑顔で語る愛美さんから、「母」として、そして「ひとりの女性」としての強い想いを受け取りました。
子育てという限りある時間を楽しみながら、自分のやりたいことにも挑戦する。
新しい一歩を踏み出した愛美さんの、さらなる飛躍が楽しみでなりません。
東尾愛美さんのnoteはこちら↓
https://note.com/mana_higashio