会いたい人に会うことにした理由。
こんにちは、misatoです。
最近お気に入りの本は、
くどうれいんさんの、
「コーヒーにミルクを入れるような愛」という本。
このタイトル通り、人と人だから成り立つ化学反応ともいうべき「愛」を覗かせてくれる。
私は今36歳で、二児の母。
いつの間にか、親もしっかりと高齢者という感じに見えてきた。
もう、一人だけとなってしまった、離島暮らしの祖母は、
あちこちが痛いと言い、普通に生活を送ることが難しくなってきている。
今の生活が、当たり前にずっと続くことは無いことに、
秋の夕暮れなんかは切なくなってしまう。
自然と、さよならを考えてしまう。
だから、会える時に、会いたい人に会っておくことにした。
大事なのは、会いたい人だということ。
これは、考える隙を与えず、
直感で会いたいと頭に浮かんだ人だ。
普段、自分から予定を立てることがない私にとって、
これは大きな進歩。
歳をとるとは、こういう感情へと気付きを重ねることのような気がしている。
そして、その気付きに素直に従うことで、
日々が新鮮な空気に纏われ、幸せな人生の欠片となっていく。
さっそく、来月、離島の祖母に会う日程調整と、
美容師をしている従姉妹のお店に予約をした。
ついでに、叔母さんに家にもお邪魔することにした。
会うまでの時間に、その人たちのことを思うと、
暖かなコーヒーが体を通るような湿度で、
心が満たされていく。