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(6)アヤメ染め

梅はだいぶ黄熟してきたので今夜あたり漬けられそう。途中熟しすぎそうな実を冷蔵庫へ入れてみたのはよい判断だった。

夜の雨は止んでいて、今朝はテラスの脇の笹などをとる。野良化したジャスミンも咲くと雰囲気があるから刈り込んでおいた。梅の木の前に咲く紫露草がやけに勢いがいいので観察していたが、日が良く当たるクロネコ谷では貴重なポイントだとわかる。抜こうとしたけどアヤメとヒオウギスイセンと絡まって解けないので土が乾いてからにしよう。

桑の実染めは、染液の作り方に迷いがあって色を濁らせてしまったけども、これを生かして来年の染めはもっとうまく行くといい。綿や麻の方が染まるとレポートしてるのを読んでいたが、その通り白い木綿糸に淡い薄紫の色に染まった。白絹スカーフは渋めのピンク、古いインドシルクスカーフは全然色が入らない。インテリア屋の片隅にあった雑貨コーナーにあったからシルク100%ではないのかもしれない。

春のヨモギ染めと昨日の桑の実染めで2回草木染めをしたことでの経験知がたまり、アヤメ染めは重量などもいちいち計ってしているので順調に進んでいる。冷凍アヤメを凍ったまま手でくずすと冷たくて気持ちいい。今日も30度超え。酢を加えると鮮やかな濃い紫色が出てきた。紫色に染まった布を媒染液に浸すと美しい青色に変わった。

キッチンにいる蚊を一発で叩いて思い出した。喫茶店にいた蚊を、友人はいつまでたっても仕留められなかった。ミサちゃんは、女らしく見えるけど(髪が長いからね)サッパリしてるよねとよく言われて、そうだね、と返事をして自分でも納得してたけども、あれはミサちゃんは男っぽいの遠慮がちな表現だったんだなと今なら分かる。

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