(189)9月の染め オオバベニカシワ
染め教室から持ち帰った藍染の残りで染めるのが楽しすぎた。藍染は熱を加えなくてもあれよあれよと染まって、なんて魔法のようだわスバラシイ!!と感激。実は自分で藍染をすることに対して関心がなかったのに実際に触れてみたら、その瞬間から可能性がすごい勢いで広がっていくものだった。直ぐにでもどんどんやりたいのに藍建ての教室は来年まで待たねばならなく、藍染への勢いのまま、時期の来ていたオオバベニカシワ染めをスタート。
画像は刈り取った後の残り。段取りで頭がいっぱいで採取作業は写真がない。今年は沢山葉が採れたので硬い茎を除いてみたところ、赤味が例年より弱く緑味よりになってしまいせっかくのオオバベニカシワらしさが薄れてしまい、しまった!と思うもすでに遅し。来年気をつけましょう。
オオバベニカシワは明礬媒染で黄色、消石灰のアルカリ媒染で薄茶色、おはぐろの鉄媒染で紫味のグレーに染まる。黄色のは昨年染めた座布団カバーの染め直し。プリントトートは明礬、消石灰、おはぐろ媒染すべてを掛け合わせ、手拭いも3種媒染の組み合わせ。これだけでもかなりカラーバリエーションが出来て面白い。絞り染めがもっと出来ると楽しそうだけども、手に力があまり入らないから厳しいか。
右端は桑の保存液で試したもの。一年前の常温保存瓶詰めだとやっぱりあまり染まらない。こんなに長期保存するつもりはなかったのだけどよく腐らなかったなと感心しつつムダな保存はやめようと反省。地球と私のエネルギーの無駄使いだった。
9月は苦手で毎年フラフラと生きているけども今年は暑いのに頑張れた。始まっていきなり腰を痛めて2日ほど予定が吹っ飛んでダラダラと寝てたのが逆に良かったのかも。行けなかった予定などは申し訳ありませんでした。