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誕生日会からはじまった、新たな私

私事ですが。先月、30歳になりました。当日は誕生日会を主催し、45名の大切な人たちと過ごしました。

正直、当日を迎えるまでは「自分のために集まってもらうなんて、恐縮すぎ…」とへっぴり腰でした。(これまでの人生、なにかにつけ“恐れ多いな”と思う癖があって、よく「あんまり自信ないよね」と言われてきました)

そんな私がなぜ、多くの人を呼んで誕生日会を開いたのか。準備期間、どんな心の変化があったのか。当日なにを見たのか。一緒に過ごしてくれたみんなと、その場にはいなくてもこの30年に関わってくれた方々に向けて、綴ろうと思います。心からの愛と感謝を込めて。

(以下、長文に見えるかもしれませんが、写真を多く使っているので以外にサクッと読めると思います。ご安心を。)


私が30歳になるなんて…マジ?(不安と焦り)


20歳で愛の偉大さを知り、21歳の世界一周の旅で「平和な世界をつくりたい」と大きな夢を抱いた。そのためにウェディング業界に入り、20代のほとんどをこの仕事に注ぎ込んできた。

そんな20代も残り1年となった、昨年の誕生日。“あと1年で30代か”と考えていた時。湧き上がってきたのは不安と焦り。“もっと成熟した人間が理想だった。このままの私じゃ、自信を持って30歳って言えない”

29歳の誕生日に書いた、30歳の自分への手紙

“自信がないならば、自信に繋がる成果を出そう”

そう決めてスタートした29歳。結婚式のプロデューサーを務める傍ら、とにかく挑戦を選んだ。まずは、約400名動員の周年イベントをプロデュース。続けてマーケティングチームにもジョイン。プロジェクトリーダーとして、あらゆる企画・イベントをつくってきた。
でも人生に挑戦が増えると、失敗経験も増えて。うまくできないことにぶつかる度、自信が弱まっていく感覚がした。
それでも、“成長しなきゃ”と自分を奮い立たせ、頑張って笑う。そんな日々。

30代も、挑戦で始めたい(不安と勇気)


近づいてくる、30歳の誕生日。“当日は、元お客さま(現、友達のような関係)と家族と仲間と恋人と、職場で盛大に飲みたい”という小さな夢を叶えるべく、会場を予約していた。
“でも、集まってもらうの恐縮すぎ…”とか、“仕事だけで忙しいのに、準備できる…?”という内側から聞こえる恐れの声も、“それでも、挑戦しようよ”という大きな声でかき消して。

でもでもやっぱり、“どうしたら楽しんでもらえるか”と考えては不安が大きくなりそう。そんなある日、会に招待する元お客さまに会いに行き、相談してみた。

返ってきた言葉は、「あなたが楽しめばいい」

「あなた自身がやりたいことをして笑ってる姿を見れるだけで、参加してよかったって思えるよ」と。
“嘘でしょ?”と感じるほど、大きな愛で想ってくれていることを知り、“嘘でしょ!”と流さず、愛を素直に受け入れた時、勇気が湧いてきた。

同時に、たくさんの夢に挑んできた20代の日々と、その中で与えてきてもらった勇気と愛を思い出した。
大学の休学、上京、芸能オーディション、世界一周の旅、留学、CRAZYへの入社、沢山の結婚式のプロデュース。描いてきた数々の夢。

挑戦の始まりに不安を感じる時、「大丈夫。あなたならできる」って、優しく強く、背中を押してくれる人がいた。
苦戦して回り道をしていた時は「人生に無駄なことなんてないもんね」と笑って、悩みを吹き飛ばしてくれる人がいた。
辛さを隠して作り笑顔をしていたら「ちゃんと弱音吐いてよ」って抱きしめて、泣かせてくれる人がいた。
全力を注いで人の人生に向き合ったら「あなたのお陰で」と涙滲ませて笑ってくれる、原動力になる人がいた。

みんながいたから、私は夢を諦めずにいられたし、沢山の絶景を見ることができた。そう思い出した時、覚悟が決まった。

「ありがとう」って、本気で伝えたい(愛と勇気)


迎えた、誕生日当日。夢と共に生きてきた私に、愛と勇気を与えてくれた人たちへ感謝を伝え、ある宣言をする日に。

入り口のギャラリー。テーマは「live with dream ~ みてきた夢と、その道で出会えた宝物 ~」

まずは、これまでの夢への挑戦の軌跡と、その過程で出会えたみんなが私に与えてくれたものを展示。そして、それらに対する感謝をお手紙で伝えた。

展示品の一部
1人ずつ、感謝を綴ったお手紙。ポストには、どんな愛をくれた人か、どんな存在かを表現

そして、もう1つの展示へ。

2つめのギャラリー。テーマは「live with dream ~ みている夢と、その道で愛したい宝物 ~」

これからの未来で、叶えていきたい夢を掲示。その未来に、ゲストのみんなの存在も想像しながらつくった。

そして、パーティーへ。

会場入り口でみんなをお出迎え。満面の笑顔で入ってきてくれて、緊張が一気に吹き飛んだ。
大好きな家族・恋人・元お客様(現友達)・親友(であり仲間)、みんなでの乾杯。夢にみてた景色。
みんなで同じ釜の飯を食って、喋って、笑う。それだけで、幸せ。

コンテンツは1つ。私ではなく次はみんなが、それぞれの夢を描き、語り合う。

みんなの夢に、愛がみえた。

そして、パーティーのクロージングメッセージ。
「沢山の愛を与えてきてくれて、私の人生を幸せにしてくれて、ありがとう」と感謝を心から伝え、「これからはみんなの人生が幸せであり続けるように、みんなの夢が叶うように、愛と勇気を届けていく」と意志を宣言。

その時溢れた気持ちを、そのまま伝えた。
みんなの眼差しが、ずっと温かい。

そして、「みんなの夢が叶うことが、私の夢」と伝え、私の未来の夢のギャラリーに、みんなの夢を重ねてもらった。

これでギャラリーは完成。テーマは「live with dream ~ みている夢と、その道で愛したい宝物 ~」


会を結ぶ瞬間。その日一番の絶景をみた。
視界全てを埋め尽くす、大好きな人たちの優しい笑顔。耳を疑うほどの、盛大な止まない拍手。そこに言葉はないんだけど、「おめでとう」とか、「ありがとう」「よかったね」「大好きだよ」とか。沢山の愛を心で受け取った感覚。

“あぁ、この思い出だけで、この先何があっても生きていける”
そう確信できる、永久的なお守りをもらった。

みんなをお見送りした後。1人で、集まった夢を眺めた。とても尊い、美しい時間だった。

もらった気付きからの、決意(愛と自信)


帰宅後。深夜のベッドの上で、泣き続けた。みんなからのお手紙を読んで、無条件の愛を感じたから。

「生まれてきてくれて、ありがとう」の意味

今回だけではない、過去の誕生日にも貰ってきたこの言葉。これまで、「ありがとう」とは返すものの、心底では、受け取れてなかったことに気付いた。自分の命を価値を疑って生きていたから。

“自分にはできないことばかり。もっと頑張って早く成長しなきゃ”と、自分に対して、ずっとこんな姿勢で向き合ってきた。“相手にとって価値あるものを提供しなきゃ、ありのままの私の命に価値はない”と言わんばかりに。

でも、この日。「生まれてきてくれてありがとう」の言葉が、心の奥底にスッと入ってきた。
生きているだけで、喜んでくれる人がいる』
それが事実だと感じざるを得なくて。
“未熟でも、私の命にも、ちゃんと価値があるんだ”と、生まれて初めて心底信じられた。

自信をつけたくて、成果を出そうと必死。頑張るものの、うまくいかないとその自信が揺らぎ、人の目や新たな挑戦が怖くなる。そんな、これまでの生き方を卒業しようと思う。

「自信がないから(不安を抱えて)頑張る」じゃなくて「自信があるから(愛100%で)頑張る」。そんな生き方を始める。

自分の命の価値を信じて揺るがない、

30歳を迎えました。胸を張って。


大切な皆さまへ。


私の人生に出会ってくださった皆さま。これまでの私を見守ってくださった皆さま。勇気をくれた皆さま。愛を与えてくれた皆さま。沢山の時間をかけて、大切なことに気付かせてくれた皆さま。
心から、ありがとうございます。

ゲストのみんな(写真には写っていない、おふたりも)
準備と当日運営を手伝ってくれた仲間(写真に写っていない、沢山のメンバーも)

& あなたに。感謝を込めて。

2024.11

『(番外編)誕生日会の写真集「人は温かい。人が愛おしい」』はこちらから


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