後ろ姿
どんどん、どんどん取り残される。
同志に置いて行かれ、友達に置いて行かれ、自分以外の全てに取り残されて行く気がする。
どこで道を間違えた?これからどうなる?
後悔はしていないのに、不安になる。
子供の頃、大人数で遊んだ時を思い出す。
仲間外れにされていたわけではないのに、皆が前を歩いていく様子を、随分と遠くからついて行く記憶。
追いつかなきゃというより、後から行くと自ら告げ遅れた状況を把握しながらも、あんなに遠くに居る皆んなを見て、今自分の位置がとても寂しく静かでいるのを感じる。遠くの祭り状態なのだ。