”ちょっと寄り道してみる?”ウルトラマンが生まれた平和の町、沖縄県南風原町の3つの魅力
どうも、みさぞうです。
今日のテーマは、私の地元、沖縄県「南風原町」。
なんと沖縄の中で唯一「海がない市町村」なんです。
周りを他市町村に囲まれているため、どこに行くにもアクセス抜群!
観光しながら誰もが一度は訪れたことがあると思います。そして、止まることなくそのままどこかへ・・
そう、アクセス良すぎてスルーされがちな町・・笑
どうせ通るなら、寄り道してって欲しい〜
ということで、今日はそんな南風原町の魅力をお伝えします。
①そもそも皆さん、読めました?
南風原、読めました?
こちら答えは「はえばる」です。
「南風の吹く豊かな土地」という意味があります。
その名の通り、海がなくとも豊かな大地の恵みを受け、美味しい野菜が沢山あります。
特に、ヘチマ(方言名:ナーベーラー)は日本の中で生産量1位!
もちろんこのヘチマは食用。
本土では「ヘチマ=垢すりするもの」ということを知った時は衝撃でした・・
あの美味しさを知らないのか?ブヨブヨしたヘチマでどうやって身体を洗うんだ・・?と。笑(乾燥させることを後から知った)
ぜひ、皆さんも先入観をすて、ヘチマを食べてみましょう。
食感としては、トロトロツブツブ。ナスより味が染み込みやすいのですが、大粒の種の食感がたまらない。
ぜひ、沖縄に行った際にトライしてみてください♪
②匂いまで復元!戦争の追体験で平和を願う
日米合わせて約20万人が亡くなった沖縄戦。
南風原には、その負傷兵たちが運ばれる陸軍病院壕がありました。
壕内は、血や汗、糞尿が垂れ流しの劣悪な環境。物資不足のため、手術は麻酔なし。そして看護補助には、あのひめゆり学徒隊が動員され、負傷兵の介抱や砲弾が飛び交う中で命がけの炊事などをしていました。
そのような歴史を風化させてはいけない。
南風原町は県内の市町村の中でもいち早く「非核宣言」を実施。
陸軍病院壕を戦争遺跡=戦跡とし、1990年には全国で初めて戦跡を町の文化財として指定します。
また、文化センターでは常設で病院壕の再現展示をしています。小学生の社会科見学の時には、中に入るのが怖くて泣き出す友達もいたほど。大人になって久しぶりに訪れても、最初の一歩がちょっと怖いほどリアル。
そして2007年からは、陸軍病院壕の見学がスタート。
ここでは、よりリアルに戦争を追体験をして欲しいという思いから、なんと当時の壕の中の匂いを嗅ぐことができます。
視覚だけではなく、嗅覚でも戦争を感じて欲しい。平和を希求する南風原町民の思い。
そしてこれが沖縄のリアル。
ぜひ、寄り道して体験してみてください。
③ウルトラマン、本籍地、沖縄。
金城哲夫さんを知っていますか?
この方は「ウルトラマン」「ウルトラセブン」などのメインライターとして、数多くのエピソードや怪獣たちを生み出し、今に続くウルトラマンシリーズの礎を築いた人です。
実は金城さんは、南風原町出身。そして、ここ南風原で沖縄戦を体験者しています。
あの壮絶な経験をした金城さんだからこそ、平和を求めるヒーロ、ウルトラマンを創り上げることができたのかもしれません。
ちなみに金城さんの両親は高級料亭「松風苑」の創業者。今年で70周年を迎えたこちらのお店には、金城哲夫資料館が併設されており、金城さんの書斎や貴重な資料を見学することができます。
さらに松風苑は地元では超有名店。特別なお食事会でよく使われます。ここの代表料理「沖縄風すき焼き」はまさに絶品。
ぜひ創業70周年を迎えた松風苑の美味しい料理を食べながら、資料館にも足を運んでみてください♪
那覇の隣り町で通じる悔しさ・・・
本土の方に沖縄のどこ出身?と聞かれた時「南風原町」というと、だいたい戸惑われます。「那覇の隣り町です」と伝えるとみんな「あ〜!」って言うあの感じ。
南風原にだってこんなに良いところがあるのに、なんだか悔しい・・
知名度は、まだまだ伸び代があると思います。
そして、最後になりますが「南風原」もう読めます・・よね・・?笑
その地名をすんなり読めなら、きっと南風原はあなたのすぐそこに。
少しでも南風原のことを知ってくれただけで嬉しいです。
どうか、ちょいと寄り道したくなる人が増えますように。
読んでくださりありがとうございました♪