ダンジョン飯 感想(ネタバレあり)


はじめに

まだ発売してまも無い頃に、2巻まで読んでそれっきりでした。最近地元のGEOに14巻揃っていることに気付き、毎週5巻ずつ読むことにしました。
事前知識は、
・なんか知らんがライオスは王様になる
・ファリンはキメラになる
 以上2点です。よろしくお願いします。


1巻―5巻


1巻
 魔物を食べるという主題だけで十分面白いのだが、例えばコカトリスの本体は蛇部分で鶏部分が尻尾だとか、動く鎧は内部に軟体生物がいるとか、生態に関する設定がいろいろあって楽しい。生態は食味に直結するからだろうか。マルシル含めそれぞれの役割についての言及・確認もあり、旅の始まりといった感。

2巻
 以前読んだのここまでかも。センシが可愛がっていた魔物にしてやられるの説得力あって良かった。魔物は何を考えているのか判らないは、ライオスの冒険者としての経験から得た感覚なのだろう。1巻ではセンシが教える側だったが、センシが教わる側に回る機会があったのが良かった。

3巻
 大カエルのスーツとテンタルクスの料理を同時に作ってるシーン、笑ってしまった。何なんだあの唐突なコメディ。そしてアニサキス、あるよね……。ナマリとの再会を機に、冒険者たちの暮らしぶりが垣間見得たの良い。金にうるさいという評判、今後のこと……難しそうな職業だ。自由業だしね。

4巻
 あれ?ファリン生き返った?早くない?取り敢えずおめでとう。レッドドラゴンとの戦いは、工夫を凝らして進めるもので、何だかぽんこつクエストを思い出す。そしてラスト、絵の中にいた不審な奴が現れ次巻へ。スケールが大きくなりそうだ。

5巻
 ファリン、ファリンの記憶と人格を持っているが龍でもある?狂乱の魔術師(仮)の支配下にあるようだ。だよね、さもなくば主人公にとってのゲームクリアで、物語終わりになるとこだった。シュローとやらとの再会もあり、さてどうなることやら。

6巻―10巻

6巻
 シュローと殴り合いの喧嘩!おもしろ!ライオスの他人に興味なさ過ぎるあたり面白い。現代日本なら何らかの障害を当て嵌められてしまいそうな気もする。やだ生きづらい。カブルーの底が見えない感、いいね。チルチャックと似ているが、現時点でカブルーは味方側でないのがまたうまい。

7巻
 イヅツミが何故ついてきてるのか忘れてた。センシの過去が明かされる巻だったし、デルガルの孫が出てきたあたり、なるほど全14巻のうちの7巻目だな!
 外の世界で動きがあるのが気になる。カブルーの目的も。

8巻
 ダンプリングをフェアリーリングでチェンジリング!
 カブルーとカブルーが巻き込んだエルフが気になります!なにあの二人!!!

9巻
 ミスルンって名前なのかあのエルフ。そして野郎だとは思わなかった。翼獅子はカナリアに気を付けろというし、カブルーは翼獅子について嫌な予感がするというし、さてどちらがライオスに良いのだろうか?
 というか、ミスルンの話を考えると、翼獅子こそ「悪魔」ではないか?

10巻
 シスルが家に戻ってきて遂に直接対決。本から顔だけ出してる翼獅子可愛い。カレーを作ってしまうライオスたちも、それを平らげちゃうファリンもなんだか長閑だ。そうだよね、これ、ダンジョンでご飯食べる話だもんね!

11巻―14巻


11巻
 おー!一旦マルシルが迷宮の主になったか。
 てかやっぱりあの翼獅子が悪魔ってかダンジョンの発端じゃないか。ライオスの他人への興味の無さ、カブルーとの出会いで多少変わるんだろうか。

12巻
 あー、ライオスがマルシルを説得したー。そんなことだろうと思った。ライオスが迷宮の主になって暴走して仲間の説得で我に返るか、仲間の誰かが主になってその暴走をライオスが止めるか。
 ただ、「作ろう!」は良かった。センシらしいし、ダンジョン飯らしい。

13巻
 ライオスが翼獅子を食ったー!
 なるほどダンジョン飯ですな。生きるために喰らう、そして飢えるために生きているとは確かにその一面があるかも。飢えるためにではなくても。

14巻
 作中世界の出来事としては、悪魔が喰われ大円団なのに、それから先のひと段落が丁寧に描かれてよかった。そうだよ最初からファリンを助けるために冒険してたんだし!カブルーは生き生きしてるし、ミスルンも気力を取り戻したし、シスルもデルガルと再会できてよかった。ライオスへの「呪い」は笑ってしまったが。
 ごちそうさまでした!


いいなと思ったら応援しよう!