
結局何してたん? スイスコンサルプロジェクト ~概要編~
スイス留学の一番の目的であったコンサルティングプロジェクト。
結局何してたん?というお話について振り返りがてらまとめてみました。
コンサルティングプロジェクトとは
ひとことでまとめると、
「学生6人とコーチのチームでスイスの企業に対してコンサルティングを行う」
というプロジェクト。
企業は7,000 CHF (約100万円)をもとに、この学生チームに課題解決を依頼します。
残念ながら、実際のお金は私たち学生には一銭も巡ってきません、、(泣)
大学に対して支払われます。その分、大学の複数の教授陣による、講義やコーチングを通した手厚いサポートがあります。このサポートをもとに、実存企業のリアルな課題解決に取り組むことで、今まで勉強してきたビジネスの知識を実践してみようというプロジェクトです。
つまりこんな感じ。

クライアント企業
で、その肝心なクライアントとは。
私たちのクライアントはFLAWAという主にコットン製品を取扱う衛生用品会社でした。

そんなFLAWAからの課題は
”グローバルかつサステナブルな市場において、自社商品である、スニーカーのインソール(中敷き)を売り出すための戦略とは”
新しくインソール商品を作り出したものの、市場がニッチで情報収集に苦戦しているとのこと。
この課題解決のために求められた業務は、
スニーカー、およびインソール業界の市場調査、およびFLAWAの商品の現在地の把握
スニーカー、およびインソール業界におけるサステナビリティに関するトレンドや需要の調査・分析
上記の調査結果を根拠に、下記の2つの提案を行うというもの。
パートナーにすべき*アッセンブラー(組立工)
FLAWAにとって必要不可欠なネクストステップ
#スニーカー #インソール #コットン #サステナビリティ 、、、。
全く馴染みがなく、絶望。
*アッセンブラー(組立工):各部品を組み合わせて、一つのまとまった機械に作り上げる工員。
つまりここでは、インソールやアウトソール、つま先やかかとなど、全てのパーツをまとめてスニーカーに仕上げる人たちのこと。
チームメンバー
そして何より大事なのが一緒に取り組むチームメンバー。今回は私を含め4カ国からなる多国籍チームが出来上がった。
スイス人3名とスペイン人、オランダ人、日本人。
誰も英語ネイティブがいない状態で全員英語でのコミュニケーション。
考え方もコミュニケーション方法もタスクの進め方もまぁ違う違う。詳細はまた別のnoteで書くとして、とにかくこんな多様性に溢れたチームで取り組んだのでした。

もうちょい詳しく
アウトプットとして求められていたのは大きく2つ。
1つは60ページ以上の提案書の作成。2つ目は企業の社員の方々に向けて、1時間のプレゼンテーション。
つまり、書面と口頭の両方で最終提案を行うということ。
このゴールに向かって半年間、合計週3回、1時間の定例ミーティング
- 週1回のチームとのミーティング
- 週1回のコーチとのミーティング
- 週1回のクライアントとのミーティング
それに加え、市場調査や統計学、プレゼンのスキルに関する週1回の講義。
さらに、異文化間コーチによるチームごとのチームビルディングに関するコーチングを半年間で全3回。
とまぁざっとこんな感じ。いくら経営学専攻とはいえ、大学で学ぶことができる内容なんてほんの一部。
ろくにビジネスも知らないのに、いきなりコンサルティングを、しかも異国で!英語で!多国籍のチームで!
それはそれはひぃひぃしっぱなしでした。
そんな、はちゃめちゃチャレンジの詳細は別のnoteで。チャオ!