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診断士試験の思い出|一次試験編

こんにちは。かきもとみさです。

バックアップ用のファイルサーバーを整理していたら、昔書いていたブログのデータが出てきました。

もう5年前くらいなのですが、中小企業診断士試験に合格したときの思い出話です。

けっこう壮絶(笑)だったので、少し整えてこのnoteにも公開したいと思います!


人生で初めてこんなに勉強した経験

診断士受験は、これまでまともに勉強をしたことがなかった私にとって、自分の人生の中でも貴重な経験となりました。

診断士試験の勉強の尊さ自体はここでは語りつくせませんが、特に忘れられない試験当日について残すために書き残してみました。

ちなみに中小企業診断士試験というのは、1次試験がマークシート方式で7科目あり、すべて40点未満ではなく(40点未満は足切り)7科目平均で6割以上を得点できて合格です(60点×7科目=420点以上)。

診断士試験の思い出 前編|1次試験編

2015年8月 真夏ながら少し涼しめの東京外国語大学。

2014年秋から仕事もまともにせずすべての時間を勉強に費やし、絶対に1次試験は一発でパスすると意気込んでいました。

■1科目目:経済

その前年の経済の試験は前代未聞のカンタンさだったため、この年の経済はとにかく「荒れる」と脅されていました。

ただ7科目中経済は一番好きで、模試でも上位に入るくらい得意だったためなんとかなるだろうと思っていました。

そして試験開始。

頭には「今年は経済が難しい年なんだ」という考えしかありませんでした。

何問か解いて、どの解答にもしっくり来ず、「あ、やっぱり難しい年なんだ」と、途中で集中がオフ

■2科目目:財務会計

7科目で1番苦手意識が強い科目。

学習当初から自分の手計算が全く信用できない状態でスタートし、

自信をつけるために他の科目の3倍くらい時間を費やして勉強してきたが、

結局本番まで苦手意識が払拭できないまま。

経済の「なんか難しいかもモード」から脱出できず、撃沈。

「やばい、足切りだ(40点未満)」

1日目午前中にして死を悟る。

完全に本番のプレッシャーに敗北。

お昼休憩中に、お世話になった方々へ「ダメでした」と早速ご連絡申し上げる始末(早すぎw)。

実はこの午前中の2科目が前代未聞の超カンタンな出題だったというのは、後々知ることになる。

当日は「一応もしこの2科目が足切りじゃなかった場合に、残りの科目も受けておかないともったいないな…」と思い、なんとか気合いを入れなおして午後再開。

■3科目目:企業経営理論

午前の傷を負っていたが、少し集中力が回復。

しかしこの科目は7科目でも一番出来具合の実感がない科目のため、とりあえずよくわからないまま終了。

■4科目目:運営管理

この科目は暗記科目なので、ここで点数が挽回できなければ、確実に試合終了。

この日1番の集中力で何とか乗り切ったが、午前中の傷を癒すに至らずに終えました。

1日目が終わり、心はとにかく撃沈しすぎて、這い上がれない状態。

帰り道は放心状態。

この数ヶ月、この日のためにお酒も飲まずに頑張ってきたのに、すべてが水の泡。

短期決戦向きな私にとっては1次試験を2回以上受けるなんてありえない(1年に1回しかない試験です)。

1日目の夜は、全く生きた心地がせず、もう次の日試験会場に行こうかどうか悩むレベルでした

一応、会場には行こうかな~と思い、朝、家で何かに祈りをささげて出発。アーメン。


完全に敗北観にかられながらも、2日目に臨むにあたり、戦略を考える。

もし経済・財務が足切り(40点未満)じゃなかったとしたら、2日目の科目であと何点取らなきゃいけないのか…?

ざっと計算し、すべて80点以上取らないといけないという結論に。

それ以下だときっとダメ。

80点以上とるには、

1科目5問(1問4点計算)以上間違えてはならない……!

という窮地に至ります。

まさに 背水の陣 !!!!!!!

このあたりで、死を覚悟した武士のような心が現れ始めます。

■5科目目:経営法務

「昨日の財務経済が大変難しかったので、きっと今日の法務は超カンタンのはずだ。」
「間違えていいのは5問までだ。」

と自分に何度も言い聞かせ、意気込んで、さぁ試験開始。

すると法務では出題者の遊び心満載の設問に思わず笑ってしまう。(当時はやっていた「ふなっしー」をパロったゆるキャラがでてきて、「エビ汁ぶしゃーー!」と叫ぶエビのキャラがでてきたのです)


私の心の中↓

「あ、やっぱり今日はカンタンな日なんだ!!!! それなら今日はめちゃくちゃ点が取れるはずだー!やっほーう!!」

■6科目目:経営情報システム

「もちろん80点以上とらないといけない。でも今日の科目は絶対にカンタンのハズだし、余裕だ!」

この時間は、今振り返ってもまさに"ゾーン"に入った状態でした。

「私のシャーペンは、正解を知っている…!」

みたいな感じ。

後日、この情報システムが前代未聞の難化していたことを知る

解いているときは、難しいだなんて全く気付かなかった…!

■7科目目:中小経営・政策

泣いても笑っても最終科目。

この科目で合計点が確定し、合否が決定する。

この時の心情はまさに、切腹前の武士。完全に白装束状態。

イメージ的には、こんな感じ。

切腹前

90分間、これ以上ない程に集中し切り、お腹がキュルキュル唸ってました。

「いいのか?私……? この解答で本当に死ねるのか……??」

この科目は時間が余るため、最後の20分くらいはこの自問自答ばっかり。

切腹の手続きも、すこしずつ進み始めていました。


そして、もう最後の15分なんて頭というよりも全身が蒸発しそうなくらいになっており、試験終了の号令がなったときには完全に切腹完了していました。


■採点結果

さて、1日目に勝手に自爆死し、2日は神に祈りなが会場へ向かい、そして最終的には武士としての生涯を終えた私ですが、結果やいかに。

土日に試験があり、翌月曜10時に回答が発表され、自己採点をするのでした。

この年の各科目の平均点は、下記の感じだったようです。

一般平均

御覧の通り、テンパって自爆した経済学、財務は平均点が高かった!!!

そして「簡単な年なんだ」と信じていた2日目の法務・情報あたりの平均点が低い!!!

つまり、自分が感じていた感覚とは全くの逆でした(笑)

実際に私の結果も、この平均点のグラフとは全く異なるものとなりました。。

私の得点の仕方

そして、自己採点の結果、

なんとかギリギリ合格ラインをパスしていたのです。。。!!

後半の持ち返しをした自分は、まさに「ゾーン」が生み出した奇跡としか言いようがありません。

人間、窮地に至ると自分でも知らない自分の力が発揮されるようです・・・・恐ろしや。

ちなみに一番助けられたのは、1日目の試験終了後、お世話になっていた先生に「1日目ダメでした」と落胆して連絡した際に、1日目の経済・財務が簡単だったことは私には決してひとことも言わず「明日はおつりがくるほど得点がくるはずよ!」と声を掛けてくれたことです。

仮に1日目の科目が簡単だったという事実を知らされていたら、絶対にあの2日目の「ゾーン」は引き出せませんでした(笑)。


そんな感じで、なんとか必死に1次試験をクリアしたのでした・・・・・・。


疲れ切っていたけど、今となっては良い想い出です。

ほんとに受かっていてよかった・・・・(二度と受けたくない笑)

挑戦するって、素晴らしいですね!!

2次試験についてはまた次回♪


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