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常識の変遷|世の中の価値観は、ただの「旬」でしかない

こんにちは。かきもとみさです。

桜が満開の季節なのに、雨の日が続き憂鬱な気分になってしまいますね。

そんな日でも筋トレをしながら、仕事をほどほどにし、そして暇を持て余しています。

常識は疑ってかかるべし

昨日の記事で紹介した成田悠輔さんのスピーチの余韻でいろいろと考えていたのですが、「常識」って本当に脆いモノだなと思ったりします。

これは、どんな分野にも言えると思います。

常識とは、18歳までに集めた偏見のコレクションと言ったのはアインシュタインですが、まさにその通り。

そして、一個人に限らず、その時代にはその時代の「常識」とされることがたくさんあって、なんとなくの同調圧力でみんなそれを信じてしまっている気がします。

ビジネスでの常識

ほんの数年前までは、「営業は足で稼ぐものだ」とか、「1日に1件でも多くのお客さんのところにアポを入れるべきだ」と言われたものですが、新型コロナでリモートワークが当たり前になり、世の中が大きく変わったおかげで、働き方の常識というのは大きく変わりました。

いま、「それって昭和の考え方だよね」「老害っぽい」といわれるような事柄と、おそらく大差なく「営業は1件でも多く外回りすべし」という古い常識は大きく覆されるようになっていると感じます。

さらにデータ活用が当たり前になって、MA(マーケティングオートメーション)が進めば、人間が営業をして役に立つ領域というのがすごく限られていくし、逆にそれでも人間が介在する価値というのはより高いものが求められていくと思います。

健康の常識

ガラっとテーマが変わりますが、「健康には〇〇が良い」という常識もどんどん移り変わっています。

いまでこそ、「タバコは良くない」「酒は飲み過ぎては良くない」「揚げ物の摂りすぎは良くない」「白砂糖はよくない」「グルテンはとりすぎると良くない」と半ば当たり前にどんなYoutuberも同じようなことを言うようになりました。

ですが、こういう常識だって、ほんのここ10年か20年くらいで創り出されたものなのではないでしょうか。

昔はタバコの健康被害なんて打ち出されることなく、カッコいい広告が世の中に広められていて、肺への悪影響なんて考えずにガンガン吸っていたわけだし、私の親世代は揚げ物なんて当たり前のように毎日夕飯に出していたというし、そもそも砂糖は(健康に良いものとしては扱われていなかったと思いますが)高級品として重宝されていました。もっと昔で言えば、妊婦さんだってお酒を普通に飲んでいた時代だってありますよね。ほんの数十年の間での話なのに、いまの常識では考えられないことばかりです。

美容の常識

美容の世界なんて、もっと常識が短期間のうちにどんどん移り変わっていくものです。

男性にはわかりにくいかもしれませんが、例えばほんの10年前くらいは「毛穴パック」みたいなものが流行っていたり、スクラブで表皮をそぎ落とすような美容が流行っていたと思います。「あぶらとり紙」も流行っていたように、顔から皮脂を取り除くことが良いこととされていたような気がします。

ですがそれがいまは逆で「皮脂はとりのぞいてはいけない。顔は擦ってはいけない。摩擦レスが理想。」と主張が以前とは真逆だし、最近の主流は「日焼け止めを365日塗るように」「水を一日2リットル飲もう」とか、これまた同じようなことをどんなYoutuberも言っています。

私にとっての身近なネタを少し挙げてみましたが、どんなテーマでも「常識」というのは、ただの「旬」みたいなもので、「正しい」「事実」ということとは全く違うのではないかと思うのです。

だから、「いまの常識」を信じすぎてはいけないと思う

だからどんな分野においても、周りが大きな声で堂々と掲げる「常識」みたいな事柄を、そのまま「それが真実なんだ」と鵜呑みにしすぎるのは危険なのではないかと思っています。

ビジネスでいえば「デジタルトランスフォーメーション」とか「マーケティングオートメーション」とか「AI」とか、いまアツいテーマがあり、その時流に乗っかって学習することは良いことかもしれませんが、そういう「旬」にばかりとらわれていて、自分のビジネスの方向性を見失ってはいけないし、いま騒がれていることというのは、絶対に永遠には続かないということを知っておかなければいけないと思います。

また「旬」が変わったときに、時流が変わってもブレない自分の強みや軸を持っておかないといけないなと思います。

健康や美容だって、「旬」っぽい説がたくさんあるけれど、どうせ10年も経てばまた全然違う説が必ず主流になってとってかわります。

私の予想では、喫煙者がこの20-30年で一気に肩身が狭くなっていったのと同じように、飲酒をする人がこれから先20-30年でかなり「不健康な生活をする人」扱いをされるのではないかと思っています(私もお酒が好きなので困ったものですが…)。

美容の世界では、広告宣伝費の闘いのようなものなので、まだまだ「旬」は資本力のある企業が創ることになりそうで全く予想ができません。ただ、Youtubeのように恣意性の低い人も発言力を高める場所が増えてきたので、「商品PRはおいといて、本当のことは何なのか」を突き詰めようとする人は増えるのではないかと思います。

未来予測には限界がありますが、大事なのは「いまの常識」なんてものはめちゃくちゃちっぽけなものであり、信じても何の役にも立たないことであるということを認識することなのではないでしょうか。

社会人として現役の20~40代くらいに身に着けた常識というのは定着しやすいものだと思いますが、この自分の常識にいつまでも固執してしまうと「老害」の出来上がりです。

いまでも「営業は足で稼ぐんだぞ」と堂々と若者に言ってしまえる古いオジサンになってしまいます。

価値観というのは偏見であって、世の中の全員にとって正しいものというのは存在しません。必ず偏りがあるもの。その時代、その場所にはびこる価値観≒常識となりやすいですが、それも非常に偏ったものであり、不変の真理なんてものはありえません。

そのことを知ったうえで物事を学習し続ける姿勢が重要だし、「旬」が移り変わっていく中でも「変わらない大事なもの」を見つけることが大事なのではないかなと思います。そして、「旬」が変わったとしてもブレない自分軸を持っておくことが強く生きるためには必要なのではないかなと思いました。

と、いろいろ書いてみた上で、個人的には、「旬」が移り変わっていくのを寝ながら横目で眺め、自分は自分のペースで、自分の好きなことを突き詰め、勉強したいことをし続け、やりたいことに熱を注ぎ続ける。そういう自分であることに専念したいなと思いました。

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