子どもにかける言葉
今朝駅に向かう途中のできごと。
3歳くらいの女の子を連れたお母さんが知り合いのお母さんに出会って
「おはようございます」
と挨拶をしていました。
すると一緒にいた女の子も
「おはようございます。」と。
とてもかわいらしいご挨拶だったのですが、お母さんはハハっと笑い
「おまえ、声ちっちゃ。」と言ったのです。ニコニコしているので、娘のかわいいご挨拶を嬉しく思っていたのは間違いありません。
でも、娘にかけた言葉が
「おまえ、声ちっちゃ。」
小さな女の子はこのお母さんの言葉をどのように受け止めるのだろうか。
自分ならどう言っただろうか。
どう言う言葉をかけるのがベストなのか。
駅までの道、色々考えてしまいました。
うちはお菓子教室なので子どもたちやお母さんと接するのですが、「つい怒っちゃうんですよね」というお母さんの声や、「お母さんはすぐ怒る」という子どもの声を聞くことがあります。
まぁ、わたしは振り返るとほんとによく怒っていたのでまったくもって母の気持ちがわかるし、やり直したいくらい反省しておりまして、
だからこそ、子どもにかける言葉がとても気になります。
子どもたちは、お母さんは褒めてくれないのによく怒ると考えています。
今朝の女の子。ご挨拶をしたことは褒めてもらえず声が小さいと注意をされたと受け止め、嬉しい気持ちにはならなかっただろうなぁ。
お母さんはお小言を言っている自覚はなかったろうなぁ。
こんな不幸なミスマッチが日本中で毎日起きています。
その小さな積み重ねが生きづらい思いをする子を生み出しているのかも。
子どもの人格形成に大きな影響を持つ母の言葉。上手な声がけができるお母さんってすごいことなんだなと思います。
「ご挨拶できてえらいね。」
「ご挨拶できたね。」
「ご挨拶すると気持ちがいいね。」
あなたがあのお母さんなら、なんて言いますか。
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